あれ……ここどこ……
俺は起き上がりながら状況を整理する。
たしか…死んで…バケモンに追いかけられて…それで…
「あ!起きた!」
「……ぇ」
こんな声出しても呪われるなんて事はないだろう、だって目の前にツギハギ顔がいるんだもん。
「なぁ!お前、何で魂の形が無いの?」
「は??」
たま、タマシイ???
「え、あ、あ~死んでるからじゃねぇの?」
「え?呪いなの?」
「…さっきからそのタマシイの形?とか呪い?って何だよ」
「うっそーマヂで〜??」
「…マヂ」
「…ふふっ、おもしれーー!!お前名前は?」
「…人に名前聞くならまず自分から名乗れや」
「へー、ニンゲンってそういうルールがあるんだね〜まぁいいよ、俺真人!」
「…三途春千夜」
「ふーん、三途なんて演技わりー」
「でも、俺は好きだよ?♡」
「うっわ鳥肌立った二度と喋んな」
「えー?いきなり辛辣じゃん」
「…それで、お前何者だよ」
「え?真人だけど?」
「いやそうじゃねぇよ、俺死んだはずなのに目ぇ開いたら森の中だしキモい指持ってるし黒スライムに追いかけられるし起きたら目の前にツギハギ顔だし」
「ツギハギ顔て、ひどいじゃんサンズ♡」
「っ、」
「?サンズ〜?」
…彼奴に似てる
「…おーいはるちー」
「はるちっちー」
「…何でもねぇよ、」
「…あ、!そーえば指って言ったよねハルチヨ!」
「これか?」
俺は胸元からキモい指を出す
「あー!それそれ!何でハルチヨ持ってんの?」
「いや、起きた時から持ってたから知らね」
「じゃあそれ頂戴?」
「…いいけど、何に使うんだよ」
「いいからいいから」
「おぉ…」
パシッと、真人が指を受け取るとそれをジーーっと見始めた
「…おもしレェの」
「うん!これね、特級呪物って言うやつらしくて、俺らが取り込んだらめっちゃ強くなれるらしいよ」
「特級…取り込む………意味わからん」
「…ホントに知らないんだね」
「?おう」
「…じゃあこの世界の事も知らない?」
「は?ここあの世じゃねぇの?」
「ハハハハ!!魂の形がない時点で生きても死んでも無いからねー、」
「…じゃあここは地球か?」
「うん、ニンゲンがうじゃうじゃいるよ」
「へー、言ってらお前が人じゃないみたいな言いぐさだな」
「え?おれ呪いだからニンゲンじゃねぇよ?」
「…ん?」
「ん?」
「あー、要するにここはあの世じゃなくて人間がいる地球で、お前は人間じゃなくて俺は生きてても死んでもなくて??ん???」
「…オマエ本当何も分かんねぇの?」
「…あぁ」
「…じゃあ俺が教えてあげる!付いてきて!」
「…おう」
三途春千夜
起きたら人間じゃないやついるしいや生きても死んでも無いってドユコト。何て考えながら真人に____と似ていると思ってしまった。容姿もカラダも似てないのに。真人が呪霊なのに気づかないしいいやつ(仮)か?って思ってる。
真人
何か一級くらいの呪霊に宿儺の指ごと取り込まれてる奴がいたから指だけ掻っ攫って人間は玩具にしよ思ってたけどまさかのそのニンゲンが魂の形がなくて遊べない事が分かったよ。魂の形がないやつなんて初めてで興味が湧いてる。一回殺そうとしたけど何故か殺せない。傷を付けてもすぐ回復しちゃう、起きたと思ったら呪術の事もなにも知らないときたのでますます興味が湧きお気に入りにした。このあと何してやろうかとワクワクしてる。
黒いスライム
本 日 の 被 害 者
宿儺の指持ってるピンクがいたからどっちも一緒にもぐもぐした。そしたらツギハギパイセンにドーーンと殺られ>>>>>>死<<<<<<理不尽だね。そこがいいね!!!!!!
コメント
8件
あ…ここで終わりっすか⁉︎
うーん、適当だけど、春千夜が真人と仲良くなって、未登録等級呪霊とも会うってやつですかね。
アイディア………くれ………(死)