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「 あ゙ ~ … 疲れた … 」
何とか らん を 起こさず に 風呂 に 入れ 終わった 。
こいつ … ほんと 呑気 に 寝て やがる 。
「 … 久しぶり だ な 、 お前 の そんな 顔 見る の なんか 」
最近 は 、 こんな 穏やか な 顔 を しなく なって いた 。 ずっと 眉間 に 皺 を 寄せて 、 何で 、 どう して … って 言う ばっかり で さ 。
俺 に 異常 な 迄 の 執着 を 見せて 、 壊れそう な 顔 で 、 心 で 必死 に 俺 を 繋ぎ 止めて … そんな 感じ が した 。
正直 、 怖かった の かも しれない 。 距離 を 取れば 取る 程 、 お前 は おかしく なって いった 。 俺 の 言葉 が 、 行動 が 、 お前 を 傷つけてた ん だ よ な 。
だから … 二度 と お前 が あんな 事 しない よう に 、 躾 を して やる 。 人 の 愛し方 も 、 好き って いう 気持ち も 、 全部 ゞ 、 教えて やる 。
今度 こそ 、 失敗 しない から 。
不意 に らん が 目 を 覚ます 。 俺 は 慌てて 寝た ふり を した 。
「 あれ … いるま … 」
幸い 気 が ついて は いない 様 だった 。
… あいつ の 顔 を 薄ら と 目 を 開けて 見る と 、 何か 嫌 な こと を 考えて いる よう な 、 そんな 顔 だった 。
「 大丈夫 ? 」
「 どう して ? 」
「 … 眉間 に 皺 寄ってる 。 」
… 何か 思い出した … ?
「 じゃあ いるま が メンタル ケア して よ 。 」
らん は 俺 の 手 を 自分 の 頭 に 乗せて 言う 。
仕方 なく 撫でて みる が 、 妙 に 落ち着かない 。 俺 の 事 を 試している か の よう な 、 そんな 顔 。
「 好き 。 」
「 … 知ってる 。 」
「 何で … ? 言った こと あった っけ 。 」
「 … さあ な 。 」
らん は 、 昔 も こんな 風 に 、 唐突 に 『 好き 』 と 言って くる 奴 だった 。
… 少し の きっかけ で 、 思い出す かも しれない 。 用心 深く ならない と 。
… やっぱ 手 も 縛って おく べき か 。
「 いるま 。 」
「 何 。 」
「 俺 いるま と デート 行きたい 。 」
「 … 善処 する 。 」
放し飼い なんて 御免 だ 。 こんな 狂犬 、 散歩 も 一苦労 だった の に 。