この作品はいかがでしたか?
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長いつやのある水色の髪を高い位置で緩く結んでいる。
そうすると何時もの自分。
リクとしての自分が形成される。
文学を愛す、リク。
そして今なぜだか急に他にない作品を書きたくなった。
何時でも新しい自分で居たかった。
此の時中庭近くで俳句を楽しむ反面、
筆を持った手をぎゅっと握って今の感情を確認する
「 主人が新しくなって色々変わるんでしょうかね… 」
不明点がまだあった。
この本館にも何が起きるか分からない。危険が有るかも知れない。
少しの不安と少しの楽しみが頭の中で踊る。
頭に過った言葉を掴んで離さなかった。
徒然草を完成させた兼好法師のように。
その掴んだ言葉を一つ一つ丁寧に並ばせ書き留める。
「 さて、完成です。 」
上出来。この屋敷が幸せで溢れん事を願った詩を書いた。
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