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「バレちゃった、、。ごめんなさい。」
黒毛の髪をボブにした少女 美優が言った。
「しょうがないよ。だって、命を助けられたんだから。命に帰られる者は、無いよ。」
ミディアムロング少女 沙耶が彼女を庇う様に言った。
隣にいた黒髪を一つに束ねた少女 紬も口を開いた。
口を開いた。
「でも、1番最初に飛び出ちゃったのは、私だし、美優が謝る必要なんてないよ。こちらこそ、ごめんなさい。巻き込んじゃってごめん。特に沙耶は、関係ないのに巻き込んじゃってごめんなさい、。」
普段は、いつも冷静な紬も今は、焦っている様だった。でも何故か全員泣いて無かった。怪我もしていたでも、痛く無かった。
長く、重たい沈黙の中紬が口を開いた。
「逃げるよ。」
「「え?」」
2人の声が重なった。
「だって、逃げる時あそこに電話してる人がいた。きっと此処にいたら捕まっちゃう」
紬は、立ち上がりながら行った。コレは、きっと彼女が考えた末出た答えなのだろう。
あそことは、異能力者保護センターだ。センターの人らに捕まれば、何をされるかは、分からない。何が保護だ。あんなのただの人身売買屋じゃないか。
「分かった。センターに捕まるよりは、いいと思う。美優も行くでしょ?」
先に立ち上がったのは沙耶だった。彼女は、こうゆう決断に弱い彼女に気を使ったのだろう。
「うん。私と行く、、!」
彼女は、少し控えめにも笑った。
その笑顔は、とても美しかった。
そして私達は、歩き出した。