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「……」
鑪「紡くん…?」
「んぇ、どうしたんですか?」
鑪「なんか僕の事ずっと見とるけんなにかあったかんかなーって」
「へあっ!?いや、その…」
鑪「?」
「鑪さんイケメンだな〜って…」
恥ずい恥ずい恥ずい恥ずい恥ずい
鑪さんの事をずっと見てるのがバレた
でも見惚れてしまうのも無理はないはずだ
鑪さんは背が高く、美形、それに声も良い
正直な事を言うと僕好みの声優声だ
鑪「…」
鑪さんは目を見開いた
鑪「え〜紡くん僕の事べっぴんさんって思てくれたん!?」
鑪「おおきに〜嬉しいわぁ」
鑪「でも紡くんも見た感じ可愛い顔してそうやで?」
「いえっ!そんなことは…」
正直自分の顔には自信がない
虐められてきたせいで毎日が憂鬱で
笑うことが出来なくて
そのせいで口角は下がってしまっているし
目は恐らくだけどストレスのせいで三白眼になっている
鑪「無理に顔を見ようとしたりせぇへんよ」
鑪「僕は纏魔眼つこうてしまったからな」
「はい…」
錦「おーい!お前ら帰んぞ!」
鑪「へーい!」
鑪「紡くん、行こ」
「はいっ!」
霾「紡」
「はいっ」
霾「ちょっとおいで」
「わかりました…」
僕に与えられた部屋でゆっくりしていると
霾伍さんに呼ばれた
長い廊下を通って階段を上り
少し目立つような扉の前に来た
その扉は不思議な、
とても不思議なオーラのようなものを纏っていた
感じるわけでは無い
見える、それが
霾「ここは、呪力が見えるんじゃない?」
「は、い…」
霾伍さんが扉の取手に手をかけて扉を開けると
そこには大量の本があった
霾「ここは陰陽文庫」
霾「簡単に言うと陰陽師達専用の教科書とか参考書がここにはあるんだ」
「陰陽師…」
霾「中に入りな」
「はい」
中に入ってみると思ったよりも広く奥に進むと机と座布団が置かれてあった
霾「え〜っと、あ、これこれ」
霾伍さんは僕が部屋を見渡している間に本を何冊かとっていた
霾「これは著者、安倍晴明の簠簋内伝」
霾「でもこれは略した言い方、簠簋内伝はもっと名前が長いんだ」
「あ、これ知ってます!」
霾「そうなんだ、内容は、知ってる?」
「内容はあまり…」
霾「内容はあまりわからないのが当たり前だよ、大丈夫」
霾「これが陰陽師になるための基本が書いている陰陽集」
霾「これを使って明日から勉強をするよ」
「はい!」
ガタっ
その時後ろから物音がした
霾「あれ、月影じゃないか」
月「おや、霾伍さん、こんばんは」
月「この時間にくるなんて珍しいですね、」
霾「未来の陰陽師への教育さ 」
月「なるほど」
?「あれれれれ?凶将くんじゃ〜ん」
月「雨月、やめろ」
月「六合らしくない 」
雨「グエッ」
月影さんは雨月さんの首根っこを掴み
持ち上げていた
勿論雨月さんは足がつかずぷらーんと
ペーパークラフトの人形のようになっていた
月「雨月が失礼しました」
霾「大丈夫だよ」
霾「後、雨月くん、君は言葉使いに気をつけてね?」
雨「チッ」
霾「さ、紡」
霾「僕達は寮に戻ろう」
「は、い…」
寮に戻ると庵さんがいなかった
「あれ、庵さんは…」
錦「庵は穢討伐に向かった」
霾「懲りないねぇ…」
霾「紡、君はもう眠るといい、呪力を少しだけでも溜めておきたいしね」
「わかりました…」
霾伍さんに連れられ僕は自分の部屋に行った