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「おじいちゃんまじで祓い屋だったんだなぁ」
ーかなりいいものが出てきましたね、どれを使っても中級以上の眷属が創造できそうですー
「ほんと!?おじいちゃんありがと!」
ーでは、神域にこれらを持ってきてくださいー
僕は神域、白い空間に移動した。
「この壺はなにか封印されてるの?」
ーされてますね、中級のあやかしが封印されて眠っているみたいですねー
「触らない方がいいね」
ーそうですね。これは吸収してしまいましょう。そこら辺に置いておいてください。起きないように時間をかけて吸収しておきますー
「わかった!」
「じゃあ、この黒い鞘の刀から眷属にして行こう!」
ーでは、黒い鞘に向かって手を向けて眷属になるようイメージして力を注いでくだー
「わかった!」
僕は霞の話を最後まで聞かずに力を注ぎ始めた
ーさい。中級の眷属が生まれると思うので凄まじい量の力を吸われますので覚悟してくださいねー
「え?」
凄まじい勢いで力を吸われ、僕はしばらく吸われて意識を失った。
ー真広、話は最後まで聞いてくださいー
ごめんなさい…ガク
しばらくして目が覚めて、目の前に…
「目覚めましたか神よ。生を授けてくださりありがとうございます。神のため、この身を捧げてお仕え致しまする。」
膝を折り、臣下の礼をする黒甲冑で黒い鞘の刀を携えた眷属がそこにいた
「喋った!!」
ーおめでとうございます。中級の眷属の誕生です。これは残りもかなり期待できそうですー
さすがに残りの眷属の創造は次の日となった。
黒い甲冑の眷属は神域の守護を任せるという体で神域に置いてきた。さすがにずっとそばにいたら落ち着かない。
「次は白鞘の刀にするか」
黒甲冑と同じ時のように力を注ぎこむ。
ぐんぐん力を吸われ立っていられなくなり、膝をつく。それでも吸われて呼吸が荒くなり汗が流れる。
今回は意識を失わずに済んだ。
白い鞘の刀が形を変え、四つの尾を持つ真っ白な着物をきた着て、腰に白い鞘の刀を携えた美男子に生まれ変わった。
「神よ、命に換えてもあなた様をお守りいたします。」
妖狐が膝を折り、臣下の礼をとった。
「はぁはぁ、あぁ、よろしく頼むよ。」
二人には安直だがクロとシロという名前をつけた。わかりやすくて呼びやすいしいいと思うだ。
最後に、紫の法衣を眷属化する。
シロとクロと同じようにどんどん力を吸われていく。
白の時と同じように膝を突き呼吸が荒くなる。汗がとめどなく流れる。しばらく吸われて、法衣の姿が変わっていく。
姿を表したのは紫の法衣を身にまとった美しい髪を肩まで切り揃えた女性だった。顔をみると口以外何もない。
「命ある限りあなた様にお仕えいたします。」
美しい声でそう言ったのはのっぺらぼうだった。
「あぁ、よろしく!」
のっぺらぼうには紫の法衣を着ているので、紫と名付けた。
やっぱ安直すぎ?まぁいいか!
ー素晴らしいです。三体もの中級を従えるなんて。もはや弱小の土地神ではありませんねー
「みんな、これからよろしくね」
こうして僕には黒い甲冑のクロ、妖狐のシロ、のっぺらぼうの紫が眷属に加わった。