テラーノベル
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「若井、ごめんね」
「え、何が」
「今日厳しく言いすぎたと思って」
「今更気にする必要ないよ」
「気にしてないの?」
「うん別に。」
「もう慣れた?」
「うん」
「僕に対して不満ある?あったら言って」
「どしたの……」
「若井達の方が努力してるし、その分技量も僕よりずっと上回ってるのは自覚してる。その上で指摘されたらムカつくでしょ。」
「ごめん、浅いことしか言えないかもしれないけど」
「みんな努力してるよ。俺だってしてる。けど元貴もでしょ、」
「きっと、努力の仕方が違うというか……」
「演奏者はがむしゃらに練習するしかなくて、その姿見たら誰だって頑張ってるな、努力してるな、ってすぐ分かる。」
「元貴は思考して裏で動くことが多いから、直接頑張ってるね、とか言われにくいんじゃない?」
「それはそうかも」
「俺は頑張ってると思うよ」
「じゃあもっと直接言って」
「確かに」
📞・・・
『え、何』
『元貴、偉いね、頑張り屋さんだね、明日会ったらヨシヨシしてあげる!』
『きも……』
『ひど……』
『ごめん、明日会ったらちゃんと直接謝る。』
『気にしてないっての……』
『元貴らしくないよ。いつも恥ずかしがってそういうこと言わないくせにさ。』
『だからこそ言おうとしてる』
『そういうところも頑張ってるじゃん』
『子供みたいで嫌かも』
『笑笑謝らなくていいよ。元貴がどんな気持ちでいつもアドバイスくれてるのかはちゃんと分かってるつもり』
『ならもっと、…、、、』
『ん?』
『なんでもない。』
『もっと上手くなれって?』
『いや違うから……』
『言われなくてもその気ですーーーー』
『元貴の圧になんか負けませーーん』
ブチッ
切られた。
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