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わあ、第1話からもうドキドキが止まらなかったです…!幼馴染で犬猿の仲の満くんとの再会、そして酒にやられた主人公の大失敗が全部笑えて、でも最後の満くんの「内緒」という締めくくりがすごく気になります。裸で隣で寝てた真相が「ただの酔っ払いのお世話」だったっていうオチも可愛くて、これからどう転がっていくのか、続きが本当に楽しみです!🌷
「んっ⋯///」
「んんっ…///ぷはっ…ちょまっ///」
「んんっ⋯!?///」
(長すぎっ⋯)
なんで、こんなことになったんだっけ?
なんで俺は、こいつとキスなんかっ⋯!
「なあ、まだ出来てないん?」
「うっせえ、ほっとけ!」
「お前が終わらんと俺も出せないんだけど。お前の資料とセットなんやけん」
「じゃあ手伝え」
「は?無理だし、喋ってる暇あるなら早くしろ」
「くそっ⋯」
昔からこいつ、成田満とは喧嘩してばっかりだった。幼稚園から中学校まで一緒だったけど高校は別々になり、連絡もほとんど取っていなかった。大学を卒業し、就職先でたまたま再開した。新しい環境で知り合いがいたのは幸いだったけど、声をかけてきたと思ったら「相変わらず小さい」だの「眼鏡が似合ってない」だのぐだぐだ文句を行ってくる始末。「お前だって子供のままだな」って言い返したら「負け犬の遠吠え」とか言われて頭にきたのでそのまま言い争いになり、入社一日目から課長に叱られた。
課長に叱られた後もなにかと突っかかってきたけど、とりあえず無視していた。が、あまりにもしつこいのでそろそろ限界を迎えそう。言い返してもバカにされるだけ、分かっているけどマジでムカつく。今まで満に口喧嘩で勝てたことはない。悔しい⋯。
それからも、たまに言い返すことはあるけどこれ以上課長に目をつけられないように穏便に済ましていた。
入社して数週間、今週の金曜日に新入社員の歓迎会をやるらしい。楽しみだ。入社したのは俺を入れて七人。他五人とは初対面だ。満と喧嘩ばっかやってたから五人とはまともに話したことなかったし、話せるといいな。と思った矢先。満がずっと絡んでくるせいで五人とは全然話せない。なんだこいつ!このままだと友達ができなくなる!貴重な同僚なのに!
こうなったら⋯酒の力に頼る!!!この時の俺は友達を作るために必死だった。故に飲んだこともないのに酒をがぶ飲みしてしまった。
次に目が覚めたのは、見知らぬベッドの上だった。カーテンが開いていて、部屋は薄明るい。
(あれ、もう朝じゃん。ていうかここどこや?)なんだか温もりを感じたので寝返りを打って反対方向を向いた。するとそこにいたのは⋯
(は、え⋯満?なんでおるん?)
ガバッと勢いよく起き上がる。見知らぬベッド、見知らぬ部屋、もしかしてここ満の家か!?だとしたらなんで満の家に?ていうかなんで俺も満も裸なんだ⋯!?
必死に昨日の記憶に手を伸ばして、昨日何が起こったのか思考を巡らせる。だめだ、酒を飲んだあたりから何一つ覚えてない。まさか、そんなことが有り得るのか?酒を飲んで酔った勢いで、ヤッたのか⋯?寝起きで働かない頭を必死に働かせる。焦っていてさらに頭が働かない。「ん〜⋯」
隣で眠っている満が起きてきた。
「⋯あ、み、みちる」
「あー?起きてたのか⋯よく眠れたか?」
「お、おう⋯ 」
こいつなんでこんなに平気な顔してるんだ⋯?はっ⋯もしかして、今回が初めてじゃない!?※彼は寝ぼけています
「どうしたさっきから、キモい」
「昨日、俺ら⋯ナニしてたん⋯?」
「あ?別に⋯⋯⋯」
満はひらめいた。こいつ絶対なにか勘違いしてるな、と。
「あー、すっげー色々やったけど⋯何番から聞きたい?特別に選ばしたる」
(おいおい嘘だろ、なんだよ色々ヤッたって⋯)
(というかなんでお前はそんな余裕そうなんだよ、俺らヤッたんだろ?そういうもんなん?)(ていうか、なんで俺ヤッたこと受け入れてるん?別にヤッてない可能性だってあるやんな?)
「おーい、何番から聞きたい?」
「えーっと、最後⋯?」
「わかった最初から最後までな」
「は!?何が選ばせるだよ!!」
「まず1番、酔って俺に家まで連れてけって命令、断ってもしつこくて結局送ることになった」
(まじかよ⋯)
「2番目、お前ん家に案内してもらったけど家の鍵をなくしてた」
(鍵失くしたの俺!?)
「3番目、仕方ないから俺ん家に行くことにしたけど行ってる途中でキャパオーバーして吐かれた。ついでに俺の服にも付いた」
(俺最低最悪なやつじゃん⋯! )
「4番目、敷布団出してやったら一緒じゃなきゃ怖いとか意味わからんこと言ってくっつかれてねた。寝る時は服着ないとか言ってたな」
「着るわ!!」
「お前が言ってたんだろ」
「⋯⋯ぐっ」
「最後、今こうやって俺が悪い扱い」
(これは完全に俺が悪いーー!)
「⋯⋯どうもすみませんでした」
「誠意がねぇなあ、誠意が」
「⋯⋯⋯」
「こんだけのことされたのに、その誠意のない謝罪なんて⋯俺とてつもなく可哀想〜」
「⋯⋯⋯」
「あ〜あ、あの服高かったのになー」
「⋯⋯ぐっ」
「あ〜俺可哀想〜」
「くそっ、誠意のこもった謝罪すればいいんだろ!?」
「できんの〜?俺に誠意のこもった謝罪〜笑」
「お前は一体俺に何を求めてんだよっ⋯!」
「⋯⋯さあ、それは内緒」
「どーしたらいいんだよ、俺に高い服の弁償なんてできねーぞ⋯」
「あ、だいじょぶそれは期待してないから」
「はらたつ⋯!!」
「あ、それと俺ら昨日ナニもヤってないから笑期待させて悪かったな」
「――〜っ!!」
酔い潰れた俺のバカー!!!!
この数日後、俺の人生があんな風に変わってしまうとをこの時の俺は想像もしていなかった。