森羅「オレに稽古をつけてください!」
読んでいた本を閉じ、再び森羅を見る
李袮「なんで?」
森羅「あ、えっと…こ、この前!」
森羅「焔ビトを鎮魂した時、すげぇかっこいいと思ったんです!」
森羅「それに!桜備大隊長が李袮さんに稽古つけてもらえって…」
李袮「へぇ…かっこいい。ね…」
李袮「不気味の間違いじゃなくて?」
森羅「…え?」
李袮「ううん。なんでもない」
李袮「いいぜ。その代わり、本気で来いよ」
いつもなら綺麗と感じる李袮の瞳が一瞬にして恐怖に変わった
森羅「あ…」
森羅「ありがとうございますッ!」
ガタッ
ドガッ
ダンッ
森羅「ッ!」
李袮「はい。またオレの勝ち」
森羅「(やべぇ…李袮さんから1本も取れねぇ…この人、かすり傷すらつかねぇぞ!)」
李袮「何弱気になってんだ。お前の力はそれだけか?」
森羅「…そんなこと言ったって!オレの能力じゃ、李袮さんに勝てる可能性が…!」
李袮「可能性がねぇなら、お前がその可能性を作れ」
森羅「…!」
李袮「で?どーすんの?もうやめっか?」
森羅「いや…」
森羅「もう一度、お願いします!!!」
コメント
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続き早く見たいです!