テラーノベル
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【4回目】
kn視点
紙袋を片手に扉を開ける。
kn「ただいまー」
kr『おかえり』
kn「今日は、何の日ですか」
kr『記念日…あ、ぇ?ケーキ!?』
kn「今年も1年ありがとう」
嬉しそうに弾ける笑顔を浮かべた彼はうきうきしながらケーキの箱を開けた。
2人とも甘いものが特別好きではないからショートケーキを二切れ。
kr『俺も今日は張り切ってご飯作るわ』
kn「まじ?楽しみにしとく」
楽しみにしとく、なんて言葉では表せないほど。
本当は今すぐ飛び跳ねたいし叫びたい。
流石にそれはちょっと恥ずかしいから部屋に戻ってガッツポーズをした。
kr視点
綺麗に完食されたお皿を洗っていると、きんときが髪を拭きながら部屋に入ってきた。
kn「ねぇ、残り俺洗っとくからさ、早くお風呂入ってきてよ」
kr『え?…まぁ、ありがたいけど…』
kn「記念日だよ?一緒に寝よ」
kr『あぁ…ぇ?っ…えッ、…え?』
kn「代わるね」
彼は蛇口から水を出すと後ろから抱きしめる形で俺の両手首を掴んだ。
泡だらけの手を洗い流されて、拭かれて。
自分で出来るんだけど?
とりあえず言われた通りに浴室に向かいシャワーを済ませてしまおう。
え、一緒に寝るってなに?
今まで直接的な言葉でのお誘いしか無かった。
あとは突然とか。
ムードもなにもなかった。
一緒に寝よ、って
お誘いだよね。
少しの期待を抱いて不思議な気持ちのままリビングの扉を開ける。
そこに彼の姿は無く、部屋の照明もいつも寝る時につける間接照明に切り替えられていた。
緊張しながらも彼の部屋の扉を開く。
kn「お、きたきた」
彼は自らが腰掛けているベッドを叩いて座るように促す。
素直に従って腰を下ろすと腰と後頭部に手を添えられた。
備えて目を瞑る。
kr『…?』
kn「キス待ち可愛い」
kn「また来年もお祝いしようね」
静かに唇が重なる。
ただ触れるだけのものでも心が満たされた。
kr『…やるの?』
kn「どっちでもいいよ、寝たい?」
kr『きんときは?』
kn「きりやんに任せる」
kr『どっちがいい?』
kn「俺はどっちでも大丈夫だって 」
少し笑みを零しながらも顔を覗き込んで来る。
こういうときばっかり、優しいのずるいだろ。
珍しく俺から更に顔を近づけてちょっと意地悪してみる。
kn「ぇ…、っえ」
kr『俺寝ていいの?』
普段とは違う振る舞いをする俺に戸惑いが隠せないようで、ぴたりと止まって動かない。
そんな姿を見ていると、だんだん自分でも恥ずかしくなってきた。
kn「やっぱ寝ちゃだめ」
もう一度口付けを交わしながら押し倒された。
唇を割って侵入してきた舌をお互いに絡ませ、服を脱がされる。
kn「今日めっちゃ特別感ある」
kn「くっそ嬉しい」
kr『ぉれ、も…』
後孔に指を挿れられる異物感には未だに慣れない。
ただ感度が上がっているのは自分でも分かるほどだった。
kr『ぁッうっ…そこッ…っ♡』
kn「今日我慢 汁すごいけど、そんな興奮してんの?」
kr『だっ、て…~ッんっ、ゃ♡』
そっちだっていつもより興奮してんじゃん。
色気しかない目で俺の顔をじとりと見つめる彼。
それだけでも十分に羞恥心を煽られる。
問いかけておきながらも挿入された指は止まることも無く、同じところを抉るように動かしてくる。
今まで以上に余裕のない表情で攻め立てる彼は妖艶でどこか楽しそうだった。
kn「だって、なに?」
kr『きんと、きがっ…♡』
kr『かっこッいぃ、ッから…っ♡』
kr『ぁッ…うッぁ、いく、っぅッっ♡ 』
そのまま指だけで絶頂を迎えた。
kn「ぁ、えっ…できたじゃん、!」
kr『ぇ…ッ、? 』
kn「ははっ、やった〜…!」
余韻に浸っている中で、笑いながら力いっぱい抱き締めてくる彼に困惑しつつも抱き締め返す。
kr『ぇ、おれ…できた、?』
kn「できたよ!できた!」
kn「は〜っ…もう、…っ!」
kr『よかっ、た…』
kn「あーもうよしよししちゃう」
わしゃわしゃ頭を撫でられて反射で目を瞑る。
きんときがこんなに喜んでるのはなんでかよくわかんない。
ここで一番喜ぶべきなのは俺じゃないの?
ずっと闘ってきた自分のコンプレックス。
克服できて最高の気分、
そんなはずなのに。
心のどこかで別の感情が渦巻いていた。
ちょっと、ちょっとだけ
寂しい。
kn「でもせっかくなら俺の挿れてからが良かったな…なんてね」
kr『…もう1回』
kn「え…?」
kr『最後まで、やってよ…』
kn「…きりやんからそんな言葉聞けるなんてね」
kn「じゃあ、お言葉に甘えて」
せっかくの良さそうなムードは無くなったけど、このくらいが心地よい。
どちらともなく舌を絡ませながら挿入をする。
kn「あー…今日きっつ」
kr『きんとき…っ♡』
上体を起こしてしまったきんときに手を伸ばす。
ゆっくりと倒れてくる胸板に嬉しくなって彼の首に手を回した。
kn「かわいい」
kr『きす…』
彼は嬉しそうに笑顔を浮かべてから唇を重ねた。
ー end ー
◤次回予告◢
最後まで読んで頂きありがとうございました。
お楽しみ頂けたでしょうか。
さて、次の中編は『射精管理』です。
cp募集します。
コメントで集まったcpの中からランダムで選びたいと思います。
ぜひ推しcpをお書きください。
結果は1話が公開された際のサムネ(表紙?)にて発表です。
📍cp募〆切
2025.4.2 (水) 23:59
📍次回作公開
未定
コメント
14件
締め切りました

初コメ失礼します...! 更新を楽しみに今日まで色々と頑張ってました...🤭 キャラ特徴掴むのがお上手でお話がわかりやすく大好きです...!! 宜しければ次回作はsm×krをお願いしたいです...!🙏🏻