テラーノベル
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とある日の午後。
アジトの一室
平穏な昼下がりの光が閉め切られたカーテンの隙間から いたずらに漏れていた
彼の体温を隣に感じながらどれくらいの時間が経ったのだろう
主 「ねえクロロ。」
クロロ 「なに?」
彼は熱心に読んでいる本から目を逸らす事なく彼は返事をした
主 「少し休憩入れたら?」
ずっと読んでると、目が疲れてしまうよなんて意味を込めて言った
クロロ 「…平気だよ。」
クロロ「寂しいの?」
主 「別に?」
そんなこと聞いてくるくせして本からは目を離さない
クロロ 「そう。」
主 「素直じゃないと思う?」
クロロ「そうかもね。」
ふっと彼の口許が緩んだ
主「寂しくないのは本当だよ。」
だって彼が横に居る。
彼の体温が隣越しに伝わる。
それだけで私は満たされてしまうから
笑えてしまう。
クロロ 「可愛げがないくらいに無欲だね」
彼の視線に囚われた。
クロロ 「貸して。」
そして私の手は彼の膝へと乗せられた。
ページを捲る他の時間、存在を片隅に留めるように彼は私の手の輪郭を確かめ続けた。
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