いつも通り点滴を変えてもらうばすだった
女性の看護師さんが何時も朝早くから
来て変えてくれる
__なのに今日は違った
愛衣 「 … シルキー …… 裙 …? 」
長い紫色の髪、四角いメガネ、胡散臭い笑顔
見に覚えがある __いや、身に覚えしかない
小、中、そして高と同じ学校だったのだ
シルキー 「 … 愛衣 さん … でしたっけ ? 」
でしたっけ……でしたっけって何!?
確かに 私 小 , 中 , 高 で 友達 は !!
出来たこと 無かった けど !!
愛衣「 … そうだよ , … もう職場体験の時期か ,
…… 良いな ~ … 私 見て の通り 入院中
だ か ら , 行けないんだよね 」
泣きたくなるのを隠す為に笑いながら言った
ほんとは私も職場体験とか修学旅行に行きたい
そしてまたピアノも__
シルキー「 此処に いるという事は ~ …
何処か悪いんですか ? 学校も休んでますし… 」
愛衣「私さ~ … 何か結構重い病気?
に掛かっちゃって~ … もう治らないんだよね 」
彼は悲しそうな , 同情する目で見てきた
……お願いだから , そんな目で見てこないで
シルキー「そうだったんですね … だったら
死ぬまで 毎日 お見舞い に 来ましょうか? 」
… はは、此奴は何を言ってるだ?
お見舞いなんて来なくていい、
どうせ私は死ぬんだから
時間の無駄だと思って後悔するだけだ
愛衣「 … 好きにすれば ? 」
彼はにこっと微笑んで、
シルキー「 素直 じゃない ですね 。
来て 欲しい なら そう言えば 良いのに 」
… なんか腹たって来たかも
病室のドアが開く、扉に視線を向けると、見知らぬ人が不満そうな顔で立っていた
レーネ「ねぇ〜 、 仕事サボって 何 女の子 と イチャついてるの ? ぶっ飛ばすよ 」
…イチャ、イチャついてる…?
こいつと私が!?
一番目に殺るべきだな。此奴は
シルキー「 別に イチャついてませんよ 、 変な 勘違い しないで 下さい 」
レーネ「 … そういう 事 に しとくよ 、
早く 来てね 、 まだ やる事 あるし、」
シルキー「 … はいはい 、 分かって ますよ 」
変な髪色はどこかに行った
シルキー「 … さっきの人 、 覚えてますか? 」
… 何処か 見覚え が ある 思ってたけど、
…… 誰だっけ マジで あの 忘れた 。
シルキー「 その顔 どうやら 覚えてないようですね … ? 」
シルキー「 小学生 の 時 虐められてた … 彼奴ですよ 」
… あ 〜 、 分かった あいつね
愛衣「 思い 出したよ 、 あれ 可哀想 だった よね 、 髪色 とか 言われてて 」
シルキー「 あの時 は 可愛かった ん です けどね 、彼奴 」
… 確かに 小さい 頃 は 皆 可愛かった な 、
今は中身がクソの人間の姿した屑だけどね
シルキー「あ、もう1人覚えてますか?髪色似た様な奴」
… 何か 居た ような 居なかった ような
そんな 時 に また 誰か が 入って くる
J「 … レーネ が 言った 通り だね 、もう
彼女 出来た んだ 、 」
待て待て待て…おい!!レーネ裙、何変な事吹き込んでるの!?
私此奴の彼女じゃない!!こんな胡散臭いやつの彼女とか無理!!
シルキー「…レーネに言っといて下さい。お前マジ覚えとけって」
J「…わかったよ 、 早く 来て よね 仕事 まだ あるし 」
シルキー「分かってますよ 、 では、私はこれで 」
愛衣「うん 、 またね ~ !! 」
シルキー裙 が 出ていった 後 病室 に は 冷たい空気 と 風 の 吹 く 音 が 聞こえた