加賀美視点
そんな中、それは起こった。
その日はろふまおの収録で、夏に関する企画ということでメンバー全員が半袖の服を着て撮影しなければいけなかった。
スタッフから渡された衣装に全員が着替える中、どうしたものかと考えてこんでいるとそれに気付いた不破さんに声をかけられた。
不「あれ?社長着替えんの?」
それに甲斐田さん、剣持さんも気付き声をかけてくれる。
これ以上このままもかえって怪しまれるかもしれない。
包帯は巻いているし,,,猫にひっかかれたとでも言えばなんとかなる,,,はずだ。
加「いえ、考え事を少し。着替えますよ。」
服を脱ぐと案の定、
不「え!社長!!その腕どうしたんですか!?」
と甲斐田さん
剣「えぇ!!痛そ,,,」
不「大丈夫社長!?」
と剣持さん、不破さんも,,,
加「ッ!,,,あ、いえ、猫にひっかかれただけですよ。」
不「ねぇ社長。それいつ?」
加「え,,,あ,,,み、3日前,,,です。」
不「社長嘘でしょ。」
!?なんで,,,嫌われる。それはやだ。何とかしなきゃ。
加「どうしてですかw本当ですよ。」
自然なはず。なんとかなる。
剣「し、しゃちょ、血、でてる。」
はっとした。予想外だった。
今日も朝切ってきたばかりだったから血が,,,。
甲「それに、その範囲,,,猫はいくらなんでも無理が,,,」
瞬間。スーツを羽織直して走り出していた。
後ろから聞こえる静止の声も聞こえないことにした。
ただ今は逃げることに必死だった。
甲斐田視点
「それに、その範囲,,,いくらなんでも無理が,,,」
その瞬間社長は走って行ってしまった。
追いかけなきゃ!と思い駆け出そうとしたところでもちさんに止められた。
剣「甲斐田くん待って!!」
不「今は追いかけても社長パニックやから、」
甲「ッ,,,!そうですね。」
剣「ちょっと収録中止にしてもらってきます!!」
収録は無理だと判断したもちさんがスタッフたちに話しにいってくれる。
不破さんと僕だけが残された部屋でもちさんが帰って来たら一度話し合おう、ということになった。
大体の予測はついている。
恐らく社長は自傷行為をしている。
それは不破さんももちさんも薄々気付いているだろう。
不破さんも悲しそうに顔をしかめている。
しばらくするともちさんが帰って来た。
不破視点
剣「戻りました。」
もちさんが帰って来る。
不「ちょっと話し合お。」
甲斐田がすぐに俺の方へくる。
もちさんもなんとなく察していたみたいで無言でこくり、とうなずいた。
剣「スタッフたちにはうまく言ったけど,,,あの傷って,,,その,,,」
最初に口を開いたのはもちさんだった。
甲「言いたいこと分かりますよ,,,もちさん。」
不「所謂自傷行為、やんな,,,」
少しの間続く沈黙。
甲「甲斐田、もし大切な人が傷ついているなら助けたいです。」
剣「僕もです。」
不「せやな。」
甲斐田の発言を皮切りにみんなでなんとかしなければ、と改めて気を引き締める。
不「でも社長から話してもらわんと何もわからへんしなぁ、」
剣「そうですね」
甲「でも今社長はパニックになってしまっています。そんな状態の社長に面と向かって話を聞くと状況が悪化しかねない,,,。」
そう言われると,,,。と頭を抱え込んでいると、突然もちさんが、「あ、これなら,,,でも,,,。」と何か思い付いた様だがまた黙りこんだ。
甲「もちさん。何か思い付いたならなんでもいいので教えてください。今はどんな意見も大事にしたい。」
そうだ今は一刻も早く社長を,,,。
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