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これからも




















「…申し訳ない……ッ」


初めてなーくんから頭を下げられた



なんで

どうして

ねぇ、6人で頑張るんじゃないの





…あぁ、今なんだ

この人に恩を返せるのは今なんだ








5人でも頑張ろう

みんなを楽しませよう


でもそう簡単にはいかなかった




大切な

俺達にとって凄く重要な

中心のような人が消えて


休みたいと橙の彼




前から聞いてはいた話

「休止をしたい」


正直引き止めたかった



これまで頑張って作ってきたこの場所を今、 この瞬間だからこそメンバー皆で守っていくものだと思っていた



置いていかないでほしい

これ以上、誰もどこにもいかないでほしい

みんなで一緒に走っていこうよ




でもきっと彼が1番思っていたと思うから


沢山悩んで、苦しんでいた姿を見ていたから



止められなかった

止めてはいけなかった


ジェルくんの意見を、選択を尊重しようと決めた


「すとぷりに入ってよかった」

「一緒に…走りたかった」


その気持ちだけで今の俺には十分だった


共に過ごしてきたものは何一つ変わらなくて

これから共に見たいものも何一つ変わらな かったんだ



怖いし不安だけど

寂しいけれど

今は強がってでも前を向こうと決めた



残された俺たち4人に出来ることは頑張ることしかない

ここで立ち止まってはいけない


こんな今だからこそ

新しい挑戦を続けて、頑張るんだ


もっともっと沢山の人に”楽しい”を届けていこう



皆で作ってきた「すとぷり」は変わらずずっとここにあるんだ


俺が守るんだ、とより活動に力を入れようと思った







“44公演アリーナツアー”


“お話会”


“無人島ライブ”


“原宿ジャック”


“いちごマイクラ”


“ファンミーティングツアー”




沢山のことをやってきた

2人を心配させないために

りすなーさんに沢山の”楽しい”を届けるために


自分に大丈夫と思わせるために。




そして、”紅白出場”。


「今年は、紅白の話が……」


本当に、叶ってしまった



簡単には立てない

凄いところ。


全力でやり遂げようと頑張った


練習、打ち合わせ、リハーサル

順調に進んでいた


頑張れば頑張るほど、2人の姿が脳裏をよぎる


“6人で立てたら”


そんなことを考えてしまう

やっぱり6人じゃないすとぷりは寂しい



でも

今は頑張るしかないんだ。

俺が、頑張るんだ。






紅白は大成功と終わった

自分なりに全力で頑張れたと思う



すとぷりという存在が

もっと沢山の人に知ってもらえて、

知ってもらうきっかけになってよかった







「もう…いいんじゃないかな、」

「…戻ってきてほしい」



久々に6人で集まり、話し合った



何よりこの感覚が懐かしくて、

俺が求めていたもので、

俺が大好きなもので。


嬉しくてたまらなかった。





2024 127.

『 大切なお話 』___.















赤「…よかった」

桃「何が?」

赤「……わかんない」

赤「…けど」


赤「………っ」

自然と涙が零れる




あぁ、よかった

本当に


桃「…俺たち頑張ったな」


赤「……うん、ッ」

赤「…頑張ったよ…っ」












これからも。























『いつも応援してくれる君へ。』参考




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