前話を読んでから読むことをおすすめします。
ベトナム「ん〜〜〜・・・、いい湯だった。」
中国「あぁ、いい入浴剤だからな」
ベトナム「へぇ、どこのだ?」
中国「にゃぽんがくれた」
ベトナム「にゃぽんか。彼女はお洒落好きだからな。色々詳しいんだろう。」
中国「ま、そのおかげで韓国とは仲良いのか悪いのかよく分かんねぇけど」
ベトナム「なんやかんや言って仲良しだろ」
中国「確かにw」
クスリとはにかむ彼には充分過ぎるほどの魅力がある。先生(ソ連)が居た頃から、随分と整った顔だと思っていた。先生が居た頃はもっと子供っぽかったんだけど。
ベトナム「(何か・・・、可愛いんだよなぁ)」
中国「?」
ベトナム「何でもない。もう寝るからな」
中国「あ・・・、ちょっと待て」
グイッ
腕を引っ張られる。気付くと彼の腕の中にすっぽり埋まっていた。彼の腕からの洗剤の匂いが鼻の奥をツンと突く。
ベトナム「(皿洗いまでやってくれたのか・・・)」
チュッ
ベトナム「んぁっ・・・ちょっ・・・ストッ・・・♡」
チュッ
ベトナム「んっ・・・ふっ・・・♡」
チュッ
ベトナム「っ♡・・・ちゅ、中国!!」
中国「何だよ」
ベトナム「ストップ!」
中国「いつもの事だろ」
ベトナム「あのな!元はお前のせいだからな!」
中国「?何が?」
ベトナム「酷い乾燥!」
中国「・・・我?」
ベトナム「お前が—–」
カクカクシカジカ・・・
中国「そんな事して・・・。無いぞ?」
ベトナム「してるんだよお前が」
中国「え〜・・・・・・」
悪意のも無い無自覚。これが一番困る。なかなか言いづらいし、そう簡単にも治らない。
ベトナム「とにかく!暫くキスは禁止!」
中国「・・・は」
ベトナム「そりゃそうだろう?じゃないと乾燥治らないし」
中国「・・・ちょっと待て」
ベトナム「どうしt」チュッ
チュッ
ベトナム「っ!?///や、やめ・・・っ」
中国「・・・無理」
チュッ♡
ベトナム「すと、っぷ・・・///」
チュッ♡
一回一回のキスが長い。肺活量には自身がある方なのに、完全に彼の手のひらで転がされている。
ベトナム「んっ・・・はっ・・・///はっ・・・///」
吸ってはいてを繰り返し、呼吸のリズムを整える。彼は私に抱きついていて、顔は見えなかった。
ベトナム「やめろって言ったばっかだろ!?///」
中国「・・・我を殺す気か」
ベトナム「は、はぁ?」
中国「・・・お前だけが癒やしなんだよ・・・///」
中国「だから・・・」
中国「寂しくなるだろ・・・///クソッ・・・///」
ベトナム「・・・///」
いつもはリーダーシップもあって、しっかりしてて、冷静な彼がまるで幼子みたいになっていた。力は強いけど。彼の長い髪が首をかすめてくすぐったい。おまけにどんどん力も強くなっている。
ベトナム「ん・・・///わ、分かったから・・・///。」
中国「・・・」
無言で私の顔を見つめてきた。あの黒曜石より黒くて、水晶の様な瞳に射抜かれる。なんとも言い表せない美しさと、ドス黒い欲望に溢れるあの瞳。
ベトナム「(・・・綺麗)」
チュッ♡
ベトナム「ん゙っ・・・///♡」
チュッ♡
ベトナム「んひぃ・・・・・・///♡」
チュッ♡
ベトナム「・・・・・・はっ・・・///♡」
中国「・・・煽んな」
チュッ♡
ベトナム「んあっ・・・・・・///♡」
チュッ♡
ベトナム「んっ・・・///♡」
ベトナム「(ようやく終わった・・・)」
中国「悪い・・・。つい抑えられなくて・・・」
ベトナム「別に・・・///」
中国「今日はもう早く寝ろ。我もさっさと風呂入ってくる」
ベトナム「・・・」グイッ
中国「わっ」
ベトナム「一緒に寝てもらうからな・・・今日は!///」
中国「・・・へいへい」
禁止令なんて、意味が無かったみたいだな。
コメント
2件
最高です!!!