今日はトラサルディーに常連である学生二人が来た、
「なぁ仗助、今日こそトニオさんの料理を食べてくれよぉ」
その仗助という学生は首を横に振った
「今週はパチ打って-5万だ、グレートにやべぇまた来週な」
「そう先週も言ってたじゃねぇかぁ」
「そこのお二人さん店内では静かにネ」
トニオは優しく注意した
「そいつぁ悪かったよ、それよりも今日はどんな料理出してくれんだよォ?」
(ふむ、この感じ前もあった気が、、、)
「あのぉそこの顔にバッテンがある方」
「え、俺か?」
「あなたの名前は?」
「俺の名前は虹村億泰、雨の後の虹に、村長の、村に、ミリオンのおk」
トニオは話を遮り話し始めた
「やっぱりダ!あなたのお兄様がいつもトラサルディーに来てくれてたヨ!今は元気なのかイ?」
億泰と仗助は顔をしかめた
「億泰の兄ちゃん、形兆は死んだ」
トニオは驚いたあんなに弟思いな兄はいないのに
「誰がそんなことヲ?」
「いつまでムショにいるかは知らないが」
「音石明っていう」
「ッ!」
トニオは思い出した音石明という人間を、残ったのは悲しみと憐れみの沈黙だけだった…
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天才かよ( ˙-˙ )