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確かに規則めんどくさいけどね、、 皆に近付いて欲しい、、!
ーーー生徒会室ーーー
青「黄くん、バナナないー?」
黄「ありません。」
青「えぇー!?」
黄「昨日全部食べてたでしょ!?」
青「そんなぁ…」
紫「2人とも大事な話だからね?」
黄「はい…」
青「すみません」
桃「で、姫ってなんですか」
紫「ここのルールでね。このルールはこの学園に昔からある規則なんだ」
桃「規則…ですか?」
紫「そう、生徒会長に姫と言われたものは騎士に護られるべし」
桃「騎士?」
紫「騎士は生徒会の事ね。このバッチが騎士の印」
桃「それで?」
紫「姫と呼ばれたものは拒否が出来ず、騎士と共に学校生活を送ること……」
桃「…はい?」
橙「やから、桃ちゃんは今、強制的に姫になったってことや」
桃「なんでですか?」
青「紫くんが、桃くんのこと姫って呼んじゃったから……」
桃「…いつですか」
黄「悪男さんを止めるときです」
桃「………………」
紫「………………」
俺達の姫をこんなにしてくれちゃって
桃「……はっ!」
紫「本当にごめんね!!!!」
桃「何言ってくれてるんですか!!!」
もう二度と関わらないって決めたのにっ…
橙「でも姫になったらいい事あるんやで!?」
赤「生徒会と同じ扱いになるし!」
青「学食もただになるんだよ」
黄「あとは……生徒会室も自由に使えますし」
桃「………終わった…」ボソ
俺の人生終わった……最悪だっ…
こんな特別扱い普通じゃない…
紫「本当に…申し訳ありませんでした…」
桃「……………」
橙「あと…姫のルールなんやけど」
桃「……なんですか」
まだあるのかよ…
赤「騎士に学校の送り迎えされること」
青「休み時間は騎士が来るまで教室からでないこと」
黄「姫の制服、バッチを身に付けること」
橙「最後に、騎士にエスコートされること」
桃「……最後の何……」
赤「エスコートだよ」
青「簡単に言えば……お姫様って階段とか降りる時隣に居る男の人の手を借りて降りるでしょ?そんな感じのことだよ」
桃「男ですよ…俺…」
橙「そやな」
桃「エスコートされろと…」
黄「はい」
桃「…ちょっと待ってくださいっ…制服って」
紫「そこは大丈夫。男性用だよ」
桃「……良かった…」
紫「本当にごめんね」
桃「ほんとですよ……」
男にエスコートされるって……しかも送り迎えもあるし、休み時間も一緒……関わらないどころか関わりすぎてる…
紫「うっ…」
青「あ、あともうひとつ!みんなの声援には答えること!」
赤「あれね、大変だよね」
青「僕あれ嫌なんだけど!めんどくさいし、うるさいし!」
桃「………」
黄「これは騎士共に同じルールです」
桃「この学園の規則アホじゃん…ボソ」
めんどくさいっ!すごくめんどくさいっ!!
橙「一通りのこと言ったけど…大丈夫?」
桃「はぁ………まぁ…」
紫「ちゃんと責任取ります…」
青「どうやって?」
紫「た、楽しませるとか?」
桃「変なことしなくていいです。」
紫「は、はい」
桃「取り敢えず、必要最低限の事でしか話しかけないでください。」
赤「え?なんで」
桃「……めんどくさいので…」
黄「めんどくさいって…」
青「ねぇ、敬語やめて、あと姫は様つけなくていいから」
桃「……分かった」
橙「…なんでそんな距離置くん?」
桃「…めんどくさいから」
赤「そんなこと言ってたら友達できないよ?」
桃「いらない」
黄「なんでですか」
桃「もう帰っていいかな」
橙「あ、じゃぁ、送るで」
桃「うん」
紫「明日学校に制服届くと思うから、朝着替えてね」
桃「分かった」
赤「またね」
桃「ん……」(帰る)
青「なんか前より冷たくない?」
黄「なんか、桃くん1人になろうとしてる」
赤「めんどくさいって…人間関係の事なのかな」
紫「多分ね」
赤「なんでそうなったんだろ…」
青「桃くんにしか分からないよ…」
紫「どうしたものかね」