じぇおさんたち

・みあいちゃんでます

・みあいちゃん（mmn）に恋してるじぇお（jnk）がでます

・大事なことなので2回言います。みあいちゃんがでてきます

「はい！えー、ME:Iのリーダー、笠原桃奈です。精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します！」

そう言い、深くお辞儀をする彼女。鎖骨程の綺麗な黒髪、整っている顔、サモエドのような笑顔、22歳とは思えないほど強い責任感と自立している精神。無意識に見つめていたのか、彼女がこちらを見て微笑んだ途端、自分でも顔が赤くなるのが分かる。

「純喜？お前顔赤いけど、大丈夫か？体調悪いなら言えよ？」

「瑠姫…俺、一目惚れしたかもしれん…」

「…は？」

河野純喜、この世に生まれてから27年目にして初めて一目惚れをしました。

自分で言うのもなんやけど、昔からそれなりにモテてきて、自分から好きになるなんて経験があまりなかった。追う恋より追われる恋、そんな恋ばっか経験しとった。けど、今は違う。自分から好きになった。朝起きたときも、通勤中も、食事中も、練習中も、風呂はいっているときも、寝るときも、彼女で脳内を埋め尽くされている。完全に彼女に心を掴まれている。またいつか会えたらええなと思っていた矢先、ラポスタに向けての合同練習があると伝えられた。合同練習、つまりは俺の一目惚れ相手に会えるということ。やばい、ニヤけが止まらん。いや、ニヤけたら瑠姫たちに引かれる未来しか見えへんから堪えたんやけど。合同練習で少しでも距離を縮められたらええなって柄でもないこと思っとった。

合同練習当日、いつものように自慢のパワフルボイスで挨拶しながら練習スタジオに入った。蓮くんには少し怒られてしもうたけど、あの子に会えることしか考えとらんから蓮くんに怒られたことなんてちっぽけなことにすぎひん。荷物を置いて、軽くストレッチしてる最中、ME:Iの子たちが三人で仲良さげに話しながらスタジオへ向かってくるのが見えた。三人の中に俺の片想い相手は居った。綺麗な黒髪を一つに結びメンバーの子と談笑している。スタジオに入った瞬間、よく通る声で挨拶をする彼女たち。俺が見ていることに気づいたのか、こちらを見て軽く会釈をし、微笑んだ。あかん、ほんまにあかん。信じられへんくらい可愛い。＿＿＿でも、所詮は先輩と後輩。俺とあの子が結ばれる未来なんて存在するかも分からへん。俺、叶わない恋してしもうたなぁ……。練習が始まって、曲に合わせて動いても彼女の姿をどうしても追ってしまう。リーダーらしくメンバーを引っ張る姿、メンバーの子と談笑している姿、練習している姿、鏡を見つめ集中している姿を見る度、胸がぎゅっと締め付けられる。届かん距離なのに、勝手に惹かれていく。でも、それでもええ。会えただけで十分や。でも、やっぱりあの子のことを知りたい。練習が終わったら話しかけてみよう。

練習終わり、あの子が自販機へ向かう姿を見て俺もスタジオから出てあの子を追った。

「あの、！えっと、ME:Iの笠原桃奈ちゃん、やんな？ちょっと話したいねんけど、ええかな？」

声をかけたら、目をぱちぱちさせ、こちらを見つめてくる。そらそうよな、関わったこともあらへん先輩に話したいことがあるって急に声かけられてもどうすればええのか分からんよな。「え、あ、笠原桃奈です。今は大丈夫です、けど…」と動揺しながらも返事をしてくれた。その姿さえ愛おしいと思ってしまうのは重症やな。立ちながらもあまりよくないから近くのベンチに座りながら話すことにした。自分から声をかけたのに緊張してしまって話を切り出せない。というか、話す内容を考えてない。いきなり好きですって言うのもあれやし、どうすればええんやろと考えてた瞬間、「あの！」と大きく彼女が声を出した。

「あ、すみません…大きな声出しちゃって…」

「いや、全然大丈夫やで。こっちもごめんな、急に声掛けてしもうて」

「いえ！全然大丈夫です！少し驚きましたが…笑」

「それで、あの、本題なんですけど…えっと、先輩ってJO1の河野純喜さんですよね…？」

「その、私、単刀直入に言うと……えっと、河野さんと同じグループの佐藤景瑚さんがす、好き…というか…」

そう言って頬を赤らめ、「すみません、こんなこと言ってしまって」と俯く彼女。え？今、なんて？景瑚のことが好きって言ったよな？その言葉を理解した途端、頭が真っ白になる。景瑚、景瑚かぁ…まぁ、好きになるのも無理ないわ。あいつ、イケメンやし、歌上手いし、ダンスも上手いし、おもろいし、スタイルええし、綺麗やし、可愛ええし。俺が長い間黙っとったから「…やっぱり今の忘れてください！」と明るく言う彼女。

「ごめんな、ちょっと驚いてもうて！景瑚かぁ…確かにあいつかっこええもんな。俺は応援するで？笠原さんの恋」

ほんまは嘘。そんな簡単に好きな人の恋応援できる訳ないやん。叶わない恋だと分かっとったけどこんなにはやく失恋するなんて誰も想像できへんやろ。そんな気持ちを隠して応援するで、と言ったらほんとうですか？ありがとうございます。と可憐に笑う彼女。あぁ、好きやな。やっぱ。この笑顔を俺だけのもんにしたい。もう叶わへん恋かもしれへんけど俺はそんなんで挫ける男やない。

「あ、今更やねんけど俺、笠原さんのことなんて呼んだらええかな？」

「お好きに呼んでください！私はなんて呼んだらいいですかね…？」

「純喜とか、適当でええよ。ほな、桃奈ちゃんって呼ばせてもらうな」

「いやいや、名前呼びなんて烏滸がましいです…！！河野先輩って呼ばせてもらいます」

多分、桃奈ちゃんはただの先輩後輩の関係なのに名前で呼び合うのを気にしとんのかな。そんなん気にせんでもええのに。なんて考えていたら瑠姫からメッセージが来た。桃奈ちゃんと話しとる途中なんにタイミング悪いなぁと思って見てみたらもう時間があれやからはやく車に乗れと命令形のメッセージ。桃奈ちゃんも同じようなメッセージが来てたらしく時間もあれやしまた明日と言って玄関に向かい車に乗り込んだ。車に乗ったらまぁあいつらやから死ぬほど質問責めされた。なにしてたんとか何考えとるんとかまぁ、半分質問半分怒りやったけど。とにかく、桃奈ちゃんと少しは仲良くなれたと思うしよしやな！！

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出すタイミングおかしいですよねごめんなさい

続きはいつか出したいです‼️‼️‼️需要ないと思いますが…ただ妄想をあげたかっただけですごめんなさい( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )