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ー時は進み、お泊まり会当日ー
🐤side
窓から差し込む一筋の光が眩しくて、まぶたを開ける。
ん…今何時…
といってスマホの画面を開く…。
10時30分か…
って、40分前に先輩から通知きてる!?
🐇『おはよ!今起きたんだけど、まだ寝とる〜?』
やばいやばい、寝すぎた!?
遠足の前日の小学生のように、昨日の夜は全く寝付けなかった。きっと原因はこれだ…。
🐤「ごめん初兎先輩!今起きました!!」
と返信を急ぐ。
わ、既読はや、
って、電話かかってきた!?
1コールで出るのは変かな?と思い、なんとなくわざと3、4コールぐらい置いてみた。
🐤「もしもしっ」
🐇「おはよ、りうちゃん」
わぁぁ幸せ、朝から先輩の声…!
俺今世界一平和な朝過ごしてる気がする
🐤「おはよーございます…」
🐇「声、めっちゃ寝起きやねぇwww」
🐤「ほんと、1分前とかに起きました…w」
🐇「なんか起こしちゃってごめんなw
今日何時にしよっか?お昼一緒に食べる?」
という先輩の一言で秒で眠気覚めた
🐤「え、いいんですか!?」
🐇「もちろんw 」
俺ばっかこんな幸せで大丈夫?
半日初兎先輩のこと独り占めできるってことでしょ…?
冷静に考えて、俺の理性大丈夫かも不安だが…。
🐤「じゃあ俺、初兎先輩の家迎えに行く!」
🐇「え?いいよいいよ、わざわざこっちまで来てもらうのは申し訳ない…」
🐤「お願い!今日くらい…だめ?」
🐇「っ、じゃあ、来てもらおーかな?」
🐤「やったっ! 家出る時連絡する!すぐいく!」
🐇「テンション上がってんなぁ〜w」
🐤「だって、楽しみにしてたんだもんっw」
🐇「ゆっくり来なね?ww」
🐤「うん!」
🐇「じゃ、まってるね〜」
🐤「はーい!!」
といって電話を切る。
やばい楽しみっ
早く用意しなきゃ!
ばっとベッドから飛び起き、クローゼットを開ける。
一日目はこれ着よう、と決めてた服を引っ張り出し、鏡で合わせる。
うん、いいかんじ。
いふくんが教えてくれた情報をもとに、学校とのギャップが出るように髪も少しアレンジして…
初兎先輩、どっちのが好きかな…
前髪おろそっと。
中にちょっとスパイラル入れて、ワックス付けて…
振り下ろして軽めのマッシュ。
黒髪マッシュは正義なんだよ…外れない。
多分…
癒し系の匂いってどんなんだろ。
んー…これにしよ。
ネックレスとリングピアス付けて、
よしっ、おっけー!ないくんの家に泊まる荷物も持ったし。
🐤『今から向かいまーす!』
と一報を入れる。
🐇『了解!いつもばいばいするとこをまっすぐ行ったら信号見えるはずだから、そこを渡って左のすぐにおうちある!』
🐤『はーい!』
意外と家近いんだな、
浮き足立ちながら家を出る。
心臓の動悸をどうやったら止められるだろう、と考えているうちに着いてしまった。
ものの10分ぐらいだった。ほんとに近い。
「有栖」という表札を見て、改めて先輩のおうちにきてしまったんだ、と実感した。
インターホンを鳴らすのに5分ぐらい躊躇ってうろうろしていたことは内緒だよ?
…言っちゃダメだからね??((
ぴんぽーん、と鳴らし、ソワソワしながら玄関前で待っているとすぐ ガチャ とドアが開く。
🐇「りうちゃん!ごめんおまたせ!」
うっわ、私服…!!!!
先輩の私服は、白Tシャツに長めのパーカー、だぼっとしたダメージジーンズ。
一言でまとめるのであれば、
全体的にふわふわした感じ。
パーカーは丈だけじゃなくて袖まで長いが故に、萌え袖。
思わず口元まで右手を持ってきて、
🐤「かわいい…」
と声を漏らしてしまった。
はっとして先輩のことを見ると、
🐇「可愛いやろ、このパーカー!後ろにうさぎ入ってんで!」
といってくるっと振り返り、フードを上げて見せてくれる
うさぎも可愛いけど、そっちじゃないよ。俺が言ったの…!w
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文章ちょこっと増やしてみました…!!
𝐍𝐞𝐱𝐭→♡&💬 しだひっ。
コメント
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くああああって叫びながらいつも見てます👀💗あー今回もほんとに最高でした🫶🏻続き楽しみにしてます!!