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基地から見る夕日は
今にも消えそうな状態だった
でもそんな今にも消えそうな存在が
俺にとっては美しいと思えた
消えそうで手に届かないからこそ
美しいのだと
儚いのだと
レイラ−「……サラ…」
桃源郷とは
syp「……ザッザッ」
まだら「な~お…」
syp「俺…何でアホなこと言うてもうたんやろ…」
syp「言わなければ…良かったのに…ボソ」
まだら「ゴロゴロ…」
syp「どーでもええか…行かんかったらええだけやしな…ナデ」
mb「おいお~いwショッピじゃね~かwガシッ!」
syp「っす…」
mb「元気しとったかぁ?wあれやったr((((」
syp「すんません…いま気分やないんで…スクッ…」
mb「なんだぁ?つれねえなぁ゙w」
mb「さては!女でも出来たのか!www」
syp「ちゃいますよ…w」
こうやって
ダル絡みされるのは好きやない
いつもヘラヘラしときゃどっか行くやろうと
思っていっつも嘘をつく
でも何だか
嘘を突いてやり過ごすのも
悪いことだけど
別に嫌という気分にはならない
syp「ほな…また今度…w」
けれどもしかしたら
本当は疲れているのかも知れない
mb「ほいよ~wまたなぁw」
mb「はぁ…wやっぱアイツ胡散臭ぇぜ…チッ」
mb「まあいいw今日もストレス発散するか~w」
レイラ−「……ギラッ」
その企みに
鋭い黄金色の瞳は逃さない
いつもならば
眠れるのに眠れない
不思議と鼓動がやはり五月蝿い
他二人が眠るなか
俺だけが目を開けていた
何故寝れないのかと
その理由を探そうとしている自分が居る
答えなら
もう明白なはずなのに
syp「ムク…」
散歩をする
そんな理由をつけて
俺は行きたい場所へと向かう
syp「ザッザッ…」
syp「確かここらへんやっけ?キョロキョロ」
syp「……って…何探してるんやろ…ボソ」
syp「アホすぎる…ギュッ」
syp「やっぱ帰ろ…ザッザッ」
「本当に来たの?」
syp「バッ!」
そこには黄金色に光る瞳がこちらを見ていた
血よりも赤く長い髪が彼女の口元を隠す
「冗談半分だったのに」
syp「アンタッ…」
そんな美貌より
何よりも1番目に行ったのは
手に持つ1つの頭だった
syp「それッ…どうしたんすかッ?」
「昨日貴方が言っていた吸血事件とやらの犯人」
「これ以上暴れ回られると…静かに夜も散歩が出来なさそうだったもの」
syp「でもッ…アンタそんな力ッ…」
「えぇ、ないわ」
「だから頑張ったのよ?」
「後ろからゆっくり…スッ」
syp「普通ッ…怖ないんかッ…」
言葉が詰まって
上手く話せない
先程の見惚れる心は
消え失せ
恐怖のどん底に居る
「……怖い…」
「…怖くはないわ、ただ……」
「それで死ねたらいいのにって…」
「思うことはあるわ…サラ」
syp「……死ねたら…?ボソ」
彼女のその
死ねたらいいのにという言葉
俺の抱えきれない頭の中で
唯一引っかかった
syp「そんなッ…グッ…」
syp「そんな軽々とッ!ガシッ!」
「……」
syp「ガキの癖にッ!」
syp「まだ数十年しか生きてないくせにッ!!」
syp「ふっざけんなッ!ガンッ!」
「……!」
「痛い…痛いわ、離してグッ…」
syp「ッ!!」
まるで感情のない人形のようだった
美しい
でも何欠けている
気味が悪い
syp「ッ!俺がッ!」
こんなことを
無責任で言ってはいけないのを知っている
でも俺は彼女にこういった
「……幸せ…?ピカピカ!」
ほんの一瞬だけ
目の奥が
光ったように感じた
syp「せやッ…からッ…ドサッ!」
力が抜けたのか
その後何があったのかは覚えていない
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