※syumb要素軽く有
「「「「かんぱ~い!!」」」」
カラン、と4つのグラスが音を立てる。
店に着いて、いろいろ頼み、雑談をしていたところに飲み物が来たので、乾杯をした。
ふうはやとりもこんがグラスに入ってるお酒を飲んで美味しそうな、満足そうな顔をする。
お座敷個室のところで、俺の隣にはしゅうとが座っている。
さりげなく隣に座ろうと作成を考えていたけど、ふうりもが隣同士で座ったから、そんな作戦要らなかったんだけどね。
rm│ っは~ッ、!うまぁ…
fu│ お前、程々にしなよ?
rm│ はいはい、笑
kz│ そんなこと言ったら、しゅうともだよ?笑
shu│ いや、俺は烏龍茶だからね、!?
kz│ ほんとか~?ウーロンハイだったりして、
shu│ ほんとに烏龍茶だって、!飲む?
意外な返事が返ってきた。
だって、しゅうとのグラスに入っている飲み物を飲む、ってことは、関節キスになる。
俺にとって、得でしかない。
kz│ ぇ、いいの?
shu│ いいよ、?笑 ちゃんと烏龍茶だもん笑
kz│ んじゃ、飲んでみよう、
本当は飲まなくてもいいけど、自分の飲む?
なんて、関節キスしてください、って言ってるようなもんだからね?
お前が好きなんだから、したいに決まってるじゃん。((
グラスを口にゆっくり近づけて、飲む。
あぁ、烏龍茶だ。
kz│ …烏龍茶だね、
shu│ だから言ったじゃん!!
fu│ 2人ともいちゃつきすぎ~!
shu│ いちゃついてるつもりはなかったけど、
shu│ ごめんね、?
rm│ うわ、笑 彼女いないやつが嫉妬してる~笑
fu│ は? してないけど!?
rm│ いやいや笑 明らかにしてるって!笑
fu│ そういうお前だっていないだろー!!笑
昔のようにふうはやとりもこんはちょっとの事で騒いで、そのままエスカレートしていく。
ほんと、あほっぽいのは変わってないけど、それが2人って感じだから、変わってないことに安心する。
shu│ てか、2人、相変わらずじゃない、?笑
fu│ え、?
shu│ 学生時代と変わってない、って感じ
kz│ ね!りもこんが迷うとことか、ふうはやがりもこんに振り回されてるところとか
shu│ そうそう
rm│ そんなことないと思うけどなぁ…
fu│ うん、そんなことないよ
kz│ あるよ
rm│ そういう2人も変わってないよな
fu│ ね、思った!
kz│ ええ、俺らも、?
syu│ 俺らの方がそんなことないと思うけどな
そんな話をかれこれ10分ぐらいしていた頃。
ふうはやが あ、と何かを思い出したような声を出した。
さっきまでうるさかった場が急に静かになって、皆の目線がふうはやに向く。
fu│ そういえばしゅうと、伝えたいことがって言ってたよね?
syu│ あ!そうそう!
rm│ え~、なんか怖いんだけど、何、?
kz│ なんかあったの?
皆の目線がふうはやからしゅうとに移り変わる。
真剣だけど、どこか嬉しそうな表情だ。
ゆっくりと口を開いて、声を発した。
出てきた言葉は____。
syu│ …結婚することになりました、!
kz│ …は?
頭の中が疑問で埋め尽くされる。
今まで出たことないような低い声が出てしまったが、そんな声はふうはやとりもこんの歓喜の声によってかき消された。
結婚、? しゅうとが?
どういうこと?
彼女がいた、ってこと?
ぐるぐるといろんな考えが頭の中を回っている。
そんな俺を差し置いて、ふうはやとりもこんがしゅうとに質問攻めをしている。
fu│ え!!おめでとう!!
rm│ 抜かれちゃったか~、。でもおめでとう!
rm│ え、その人とはいつ付き合ったの?
syu│ 同じ会社の人だったんだけどね、笑
へー、会社で知り合ったんだ。
知り合ったのは俺の方が先だし、長い期間愛しているのも俺なのに。
fu│ どこに惚れたんだよ~!
syu│ ぇ、っと、 すっごく優しくてさ、あの、笑顔がめっちゃ素敵だなあ、って思って
syu│ それで、共通する話題が似てて、会話続けてたらいつの間にか、、笑(照
そういう彼の顔はほんのり紅く染まっていた。
優しいところなんて、俺だってずっっと優しくしてきたのに。
好きな物とか、俺の方が共通する話題多いでしょ?
会話だって、俺との方がずっと長くて____。
____そもそも、俺が男だったからダメだったのかな。
やっぱ、普通に考えればそうだよな。
俺はゲイって訳では無いけど、いつの間にかしゅうとに惹かれてて、しゅうとも同じだったら、なんてことばっか考えてたけど、。
やっぱ、恋愛対象はしゅうとも女だよな…。
泣きそうで、声も聞きたくなくて、絶望した。
話もせず、顔も下に向けてる俺のことを不思議に思ったのか、心配の声が聞こえた。
syu│ かざね?大丈夫、?体調悪くなった?
そんな優しい声に、憎しみを抱いた。
なんで俺じゃないんだ、って。
でも、それと同時に、愛おしさも感じた。
ああ、やっぱり好きなんだ、って。
やっぱり、しゅうとを俺のものにしたい。
そんな、どす黒い感情が心を包んでいってしまった。
___もう、いいか。
ちょっとぐらい俺の好きなようにもさせて。
いいよね、しゅうと。
kz│ ごめん、体調が悪い訳では無い、笑
syu│ そっか、良かった、!
kz│ おめでとう、しゅうと
syu│ ! ありがとう、!
―――
お久しぶりです
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神ですね 好きです