🍱🦖×🥷🔫です。続きです。
1話の注意事項をお読みください。
死、自殺描写があります。お気をつけて。
伏字ありません。ご本人様と一切関係ありません。
よろしくお願いします。少し長いです。
「なあロウ、ほんまにやるんか?」
「ああ」
俺はマナに、小さな袋に包まれた薬を手渡す。
「これ」
「睡眠薬。かなり即効性のあるやつ持ってきた。あと一応、このことは本部に連絡してある」
「…」
マナはまだ迷っているようだった。しかし俺は手段を選んではいられない。可能性は一つずつ、確実に潰していく必要がある。
「で、でも、ほんまにウェンが…?」
「…かもしれねぇ、って話だから。何もなければ、それでいいんだよ」
「そう、よな…」
マナは俯いて、じっと薬の袋を握りしめている。
「…すまん、こんなこと頼んで」
「いや、ええんよ。俺も、ウェン、なんか最近おかしいなって思ってて…」
「…そうか」
「なんかあいつな、よく笑うようになってん。いや、それ自体はおかしくないんやけど、なんか、笑ってんのに目の奥が笑ってなくてな。空笑いって言うか。もうだいぶ長い付き合いやから分かるねん。なんかあいつ、抱えてんとちゃうかなって」
「…」
「それがカゲツのことなんかは、分からんのやけど…」
そう言ってマナは、ウェン用のマグカップにコーヒーを注ぎ、薬を混ぜた。
自分用のマグカップにもコーヒーを淹れ、二つを持ち上げ、こちらを振り返る。
「ウェンの家、見るだけやもんな?何もなかったら、大丈夫よな?」
マナは笑ったが、その表情は苦しそうだ。
すう、すう、と、机に突っ伏したウェンが寝息を立てている。
(ほんまにすぐ効くんや、この薬)
少し不安を覚えつつ、俺はマグカップを片付け、証拠を消し、急いでウェンの個室へ向かった。
部屋の中にあった彼のカバンを開け、鍵を探す。じゃらじゃらとキーホルダーがついていたおかげで、それはあっさりと見つかった。
「これか…」
罪悪感に押し潰されそうになり、カバンから鍵を引き抜く手が止まる。
(いや、大丈夫。きっと何も無い。確かめるだけやから)
(ごめん、ウェン)
「ロウ、あった。多分これ、ウェンの家の鍵や」
俺はロウに鍵を見せた。ロウはまじまじと鍵を見て、意を決したようにそれを手に取る。
「ありがとうマナ、あとは俺がやる」
「…」
「ウェンのこと見ててくれ。もし気付かれたら、俺に連絡してくれればいいから」
ロウが俺に背を向け、支度を始めようとする。俺はロウの腕を掴んでそれを制止した。
「俺も行く」
「……俺だけでいい」
「確かめたいねん、俺も。足、引っ張らんから。頼む」
「…」
ロウは少し黙って、それから俺の目をじっと見つめた。
「お前、何見ても、動揺せずに居られんの」
ロウはそう言って目を伏せた。まるでもう、ウェンが、そうだって決まっているみたいに。確証はまだ無い筈なのに。
ロウはきっと、最悪の事態を想定していて、俺を心配して言ってくれているんだろう。
ロウだってこんなの、やりたく無いに決まっている。大切な人を疑うなんて。
「だい、じょうぶ…」
俺の声は少し震えていた。それを聞いたロウは長い沈黙の後、はあ、と息をついて言った。
「……レイピアだけ、持ってこいよ。何かあった時困るだろ」
ビクッと身体が痙攣し、目が覚める。
「わ、どうしたのウェンくん」
どうやら僕は、テーブルに突っ伏して寝ていたらしい。
急に起きたせいで椅子がガタンと音を出し、近くにいたテツを驚かせたようだ。
「あ…ごめん、テツ」
「おはよう。ベッドかソファに移動させようかと思ったんだけど、ウェンくん気持ちよさそうに寝てて、ゆすっても全然起きないんだから」
テツは少し困ったように笑った。
「あー…、そんなにぐっすりだった?僕…」
「そうだよー。あ、そう言えば今日の任務、延期になったんだって。だから今日は非番になっちゃったよ。ほら、カゲツくんの搜索だったでしょ?今日。あれさ、まだちょっと事前に捜査しないといけない事があったらしくて…」
テツは煙草をふかして、灰を灰皿に落としながら言った。
「延期…?」
「うん、らしいよ?でも、俺としては一刻も早く捜索に出たいな。カゲツくん、何か事件に巻き込まれてるかもしれないのにさ…、あ、そういえば……」
テツの声が、だんだんと聞こえなくなる。
僕の頭の中が、何か嫌な予感で満たされる。
(事前の捜査って、何)
少し考えると、思考回路の中で何かが繋がる。
(僕の匂い、ロウが嗅いでた)
額に冷や汗が滲む。
(…なんでコーヒー飲んで、眠くなっ…)
「テツ」
「どうしたの?」
「僕、どのくらい寝てた?」
「えーっと、わかんない。俺が拠点来た時はもうウェンくん寝てたよ?」
「…マナ居なかった?」
「マナくん?来てたの?俺は見てないけど…靴は誰のも無かったよ?」
「……そっか」
「ど、どうしたのウェンくん、体調悪い?」
テツが心配そうに僕の顔を覗き込む。
「…いや、ごめん、大丈夫。僕、帰らなきゃ」
「なんか用事?」
「…そんなとこ」
僕は自室のカバンを取り、玄関へ向かった。テツが後ろからちょこちょことついてきて、また心配そうに僕に声をかけた。
「カゲツくん、早く見つかるといいね」
「…うん」
(早く、帰らなきゃ)
ガチャ、と、玄関が開いた。
こんな時間に誰?
時計を見るとまだ午前中。赤城は朝早く出掛けたばかりだ。何かあったのかな。
ああ、でもまだ眠い。昨日は赤城が、なかなか寝かせてくれなかったから、眠りについたのが確か明け方で…。
「くしゅっ!」
昨日シたあと、そのまま服を着ずに眠ったせいで、肌寒くてくしゃみが出る。ああでも、裸に布団を被るの、すごく気持ちがいい。
そんなことを考えていると、瞼が重くなって落ちてくる。…もう一眠り、してもいいよね。
「カゲツ!」
名前を呼ばれ、目を開く。
この声は、おおかみ?
「…え?」
バタンと開け放たれた寝室のドア。
そこに立っていたのは、おおかみとマナだった。
「…っ!」
マナが苦しそうな顔をし、こちらに駆け寄ってくる。
「お、お前…、今までなにやっててん…!」
そう言い、マナは僕を抱きしめた。
「な、なん、で、ここが…」
「心配してたんやぞ、皆…」
おおかみは僕と目が合っているのに、ドアの前に立ち尽くしていて動かない。
ただ、今にも泣きそうな顔をしている。
「ほら、はよ、帰るでカゲツ…っ」
マナは急いで僕の腕を引き、ベッドから出そうとした。
「や、っ」
乱暴に起こされ、布団が剥がれる。
その瞬間、マナの顔が引きつった。
カゲツの身体には無数のあざや傷があった。
カゲツの腕を持ったままのマナは、固まって動かない。
「な、なに」
と、沈黙を破るようにカゲツが口を開いた。
マナはハッと意識を取り戻したように、カゲツの身体を両腕で掴んだ。
「お、おま、なんやねん、これ…!」
マナはカゲツの身体を、信じられない、と言わんばかりに隅々まで見まわした。
「お前よく見たら…、顔も…」
マナはカゲツの顔に手をやり、赤く腫れ上がった目元や頬をなぞった。
「…っ」
カゲツがマナの手を振り払い、俺たちをじっと見る。マナはカゲツの身体をもっとよく見ようと近付いて、カゲツの体の下のシーツの、おそらくもう乾いた血の跡に気が付いた。
「なん、なんやこれ、血か…?カゲツ、…お前の血なんか?」
「…」
「おい、何とか言え!」
マナが叫んでも、カゲツは答えなかった。
カゲツが無事だった、という安堵と、何故ウェンがカゲツをここに閉じ込めたか、という疑問が俺の中で渦巻く。
ただ、あまりにもむごく傷付けられたカゲツを見て、俺は怒りを抑えることはできなかった。
ぎり、と歯を食いしばる。握った拳がみしりと音を立てた。
俺は黙ったままカゲツに近寄り、あざを触る。
「おおかみ、な、なに、……痛い!」
あざを少し押すと、カゲツは顔をしかめて痛がった。
「…まだ新しいあざだな。カゲツ、誰にされた」
「…」
カゲツは下唇を噛み、そっぽをむいた。
「……転んだ」
マナが我慢できない、といったように、カゲツの肩を揺する。
「なあ、頼む、嘘つかんでくれ…カゲツ…」
震える声で、涙目でカゲツにそう訴えるマナはきっともう、誰がこんな事をしたのか、気が付いている。
「…ウェン、なのか?」
俺がそう呟くと、カゲツは苦虫を噛み潰したような顔をして、黙りこくった。
黙ったカゲツを見て全てを察した様子のマナは、「はは…」と空笑いした。
「何で……何で、こんな事になんねん…」
マナはきっと、カゲツも大事で、でも同じくらい、ウェンのことも大事なんだ。二人を天秤にかけることは、マナにとっては想像を絶する苦痛だろう。それは、俺も例外ではない。ただ、どんな理由があろうと、大切な仲間をここまで傷つけて良いわけがない。
俺はマナの背中をそっと撫でて、それからカゲツの腕を掴んだ。
「とにかく帰るぞ、ほら」
ぐいっとカゲツを引き寄せると、カゲツが被っていた布団がずれる。
…こいつ、何も着ていない。
よく見ると、あざは顔やお腹だけじゃなくて太ももや脚にも至る所にあった。
その姿は本当に見るに耐えなくて、俺は思わず目を逸らした。
俺が黙っていると、カゲツは俺の腕を振り払い、ベッドに戻った。
「い、嫌」
「…は?」
「嫌やって、だから…」
「か、カゲツ、何言うてんねん、帰ろう?」
「ぼく、帰らん…から…」
マナは困惑して言った。
「はは…、お前、それ、言わされてんやろ…?大丈夫、俺らがおるから…心配すんな」
「違う、ぼく、僕の意思やから、もう、ほっといて…」
「…っ」
俺はあまりにも腹が立って、カゲツのことを抱き抱え、肩に担いだ。
「おいマナ、こいつになんか着せてやって」
「わ、わかった」
「ちょっ…!なに、なにすん!や、やめて!降ろして!」
カゲツが俺の肩の上でジタバタと暴れる。俺はカゲツを掴んだ手にぎゅっと力を込めた。
「…カゲツ」
「…なっ、なに」
「……お前のこと大事に思ってるのは、俺だけじゃねぇんだよ。星導も、ライも、お前の帰りを待ってる。お前がこんなとこで一人で傷付いてんのなんて、お前が許しても、俺達が許さない。だから、帰るぞ」
カゲツはぷるぷると震えている。すん、すん、と、鼻を鳴らす音が聞こえる。
泣いてるのか、こいつ。
「嫌、嫌や…っ、ぼく、ここにおりたい…っ」
マナはその辺りに脱ぎ捨てられていた服を拾って、泣き出したカゲツを心配そうに見つめた。
「あかぎは、僕がおらんと……」
一体何がカゲツをここまで縛り付けている?
カゲツは観念したのか、黙って俺達に服を着せられた。身体を触ると、あざや傷が痛むのか、時々顔をしかめてうめき声を上げた。その間も、カゲツはずっと泣いている。
「う、…っう、あ、あかぎ…」
「…っ、……マナ、早いとこ出るぞ」
「…わかった」
俺はカゲツをまた抱き抱え、寝室を後にした。
ウェンの家を出て路地を進んでいると、カゲツが「あ」と声を出した。
遠く、道の突き当たりに、人影が見える。
その人影は足早にこちらに向かって歩いてくる。俺とマナは足を止め、顔を見合わせた。
よく見ると、背中には、真っ白な大剣。
「ウェン…」
俺がそう呟くと、マナが俺の前に出てこちらを振り返って言った。
「大丈夫、大丈夫やから」
マナはウェンにゆっくり近付いて、彼を刺激しないように話し始めた。
「なあウェン、お前が何でこんな事してんのかは分からんけど、もうやめよ…?な?」
ウェンはマナのことなど見えていないようで、俺とカゲツに視線を向けている。
「カゲツ、返して…」
「お前…っ!カゲツは物ちゃうねんぞ!何でこいつのことそないに傷つけんねん!」
「お願いだから…」
ウェンは歪んだ顔をしてそう言いながら、背中の大剣を持ち、構えた。
「邪魔しないでよ…!」
ウェンが大剣を振り上げた。こいつ、周りが見えてない。住宅街だってこと、わかってんのかよ…!
バゴンという轟音とともに、地面に大剣が突き刺さる。
俺はカゲツを抱えたまま後ろに飛び下がって、地面に手をついた。
マナはちっと舌打ちして、レイピアを構えた。ウェンと戦いたくはない、と、こちらに目で訴える。
ウェンが俺の方ににじり寄ってくる。
それを見てマナがウェンめがけて刺突を繰り出す。
ウェンはひらりとそれを避け、マナの横っ腹に大剣の重い一撃を喰らわせた。
「ぐっ…」
マナが数メートル吹き飛んで地面に倒れ込む。まずい。
俺は片手で剣を抜き、構えた。
「カゲツ…っ」
ウェンがカゲツの名前を呼ぶ。カゲツは俺に抱えられたまま、ジタバタとまた暴れ出した。
「あかぎ、あかぎっ!」
駄目だ。ここでカゲツをウェンに渡すわけにはいかない。いくらカゲツがそれを望んでいたとしても。俺はカゲツを抱えた手に思い切り力を込める。
「ほら、カゲツも、僕のとこに来たいって…」
「……カゲツは渡さない。何でお前がカゲツをここまで傷つけるのか俺には分かんねぇ。だけど、こんな事が、許されると思ってんのか…?なあ…」
ウェンは押し黙って、少しして口を開いた。
「はは、…愛情表現だよ…。カゲツだって、僕を受け入れてんだよ。カゲツの反応見て分かんないかな…」
俺は腹が立って、かっと身体が熱くなるのを感じた。
「んな愛情があってたまるか!!」
「ロウに僕らのことが分かるわけない」
「…分かりたくもねぇよ!」
俺は剣を振り上げた。その瞬間、ウェンも大剣を大きく振り、俺の剣に当たる。
ガキンと音が鳴り、俺の剣が砕ける。
「くっ……!」
俺は諦めるわけにはいかない。
刃先の砕けた剣を構え、こちらに近づいてくるウェンを威嚇する。
「カゲツ、おいで」
「あかぎ、た、たすけて…っ」
ウェンが俺めがけて大剣を振り上げた。
俺はカゲツを抱きしめ、目を瞑った。
ここまでか。
何も衝撃が来ない。俺はゆっくり目を開く。
「はぁっ、はあっ…」
見るとマナのレイピアが、ウェンの喉元に触れそうになるくらいのところで止まっている。
「ウェン、もう終いや…、観念せえよ…っ!」
「……」
ウェンはマナを見つめ、固まっている。
「は、もう、終わりか…」
ウェンがそう呟いて、カゲツの方を見下ろした。
「あ、かぎ」
「ウェン…、これ以上、罪を重ねるな…。お前も一緒に、帰るぞ」
俺がそう言うと、ウェンは乾いた笑いを浮かべた。
「はは…っ、僕に、もう帰るとこなんて無いよ…」
ウェンはマナのレイピアの剣身をぐっと握った。その握られた手に血が滲み、ポタポタと溢れた。
「お、お前っ…!」
マナが叫んでも、ウェンは握った手を離さない。それどころか、笑みを浮かべている。
「これでもう…、カゲツのこと、傷付けずに済むんだ…」
「あかぎ…?」
「…ごめんね」
ウェンはレイピアを思い切り自分の首に突き立てた。
鮮血がぷしゃっと散り、俺の顔に掛かった。
どさりと彼が倒れ、血溜まりがどんどん広がる。
俺は力が抜け、その光景をただ見つめることしか出来なかった。
俺の手からカゲツが抜け出し、ウェンに駆け寄る。
「あ、あかぎ、起きて…っ、お願い……」
マナは地面に座り込み、わなわなと震えている。
「っう、…う、あかぎ、ぼくを、置いてくな……」
カゲツの泣き声だけが、住宅街に響いた。
「カゲツ」
ライが病室に入ってくる。
手には袋を持っていて、こちらに近づいて、袋からリンゴを取り出した。
「食べれる?剥いてあげる」
「うん」
僕は、病室の窓の外を見ながら答えた。窓が少し開いていて、優しい風が入ってくる。
リンゴを剥き終わったライは、僕の方をじっと見て、僕の頬に手を当てた。
「まだ痛む?」
「うん、少し」
「傷は多いけど、そんなに深いのは無いから、直ぐに退院できるって本部の人が言ってたよ」
「そっか…」
ライは少し心配そうに笑った。
「そうだ、今日、リトとイッテツがお見舞いに来てくれるって。俺はこの後任務あるから、二人には会えないんだけど」
「うん」
ライは僕に剥いたリンゴを差し出した。
もう、誰も、赤城のことは口にしない。
まるで、忘れてしまったみたいに。
でも、僕は覚えてる。
僕が居ないとてんで駄目だった赤城。
不器用で生きるのに向いていなかった赤城。
僕のこと、誰よりも愛してくれていた赤城。
だから、会いに行こうと思う。
「カゲツくーん?」
「あれ、カゲツ居ねえじゃん」
リトくんが病室を見回す。ドアの前には間違いなくカゲツくんの名前がある。部屋は間違っていなさそうだ。
「検査にでも行ってるのかな…?」
「そうかもなー、中入って待たせてもらうか」
ベッドのそばの椅子に二人で腰掛ける。
サイドテーブルに、食べかけの剥かれたリンゴが置かれている。
ベッドをよく見ると、点滴の針が落ちている。針の先にはガーゼとテープが付いていて、剥がしてそのままにされているようだった。
こんな風に剥がして置かれてることなんてあるのかな…?
ぶわっと風が入る。見ると、窓は全開になっていた。
「何で開けっぱなしなんだよ、もう直ぐ雨降るぞ」
そう言いながらリトくんは窓を閉めた。
「天気、悪くなってきたね」
「おう」
「カゲツくん、早く戻ってこないかなあ」
窓の直ぐ下には、外向きにスリッパが綺麗に並べられていた。
end
お読みいただきありがとうございます。
とっっても暗くなってしまいましたが今までで一番書いてて楽しかった。
🤣くんは正義感が強くてこういう話では一番映える気がしますね!
🐙の登場がほぼ無かった!
また何か書きます!
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