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わわ、めっちゃ続き気になりますやん…😇😇 のびのび待ってるね👍👍
「グハッ、」
部屋の中に銃声が鳴り響き、男が膝から崩れる。
「、血付いちゃったじゃん。最悪なんだけど、」
先程殺した男の血が自分の頬に付いてしまった。、穢らわしい。銃に付いた血を拭き取り、イライラとしながら、俺はポケットからライターを取り出し、タバコを吸う。
「ふぅ、」
息を吐くとそこら中に広がる煙。これを吸うとなんだが落ち着くんだよなぁ、。
「ッ、ないくん〜!」
息を切らせながら部下である赤髪が駆け寄って来た。
「りうら、遅い」
「ごめんごめん、って、ないくん何?その血?誰か殺したの?」
「ん、こいつの血。、俺らを裏切ったから」
地面に転がっている死体を指差す。その途端さっきまで柔らかい空気を纏ったりうらの表情が一変する。
「裏切り者?何してんだよ。こいつ。俺に恩がある癖に、ないくんに手出しやがったの?」
りうらは地面に転がる死体を踏み付ける。その死体を踏みつける表情は言葉では言い表し難い程怖かった。
「ないくん、タバコ。あんま吸わないでよね」
りうらは俺の手からタバコを奪い取り、口に咥える。
「、りうらだって吸ってるじゃん」
「りうらは良いの〜、ないくんには俺より早死にしてほしくないからね」
煙を吐き出しながらそう言うりうら。
「意味分かんない、」
「意味分かんなくて結構。、それよりないくん今日夜いける?」
俺の腰をいやらしく触りながら俺を見つめ微笑む。
「どうせ、断っても無理矢理ヤる癖に」
「笑、で、どうするの?りうらの家かホテルか?」
「、、俺の家で良いじゃん。お前ん家玩具あり過ぎて怖いし」
「ふーん、珍しく乗り気じゃん。じゃ、夜の10時にね、」
「、分かった、」
俺は部下であるりうらと体の関係がある。週に2回か3回程こうやって誘われてヤる。ただ、それだけ。お互いの間に恋愛感情なんていうものはない。りうらがと約束を交わした後、俺はある所へ出掛けた。
「おじさん居る〜?いつもの花が欲しいんだけど、ってあれ?」
花屋にはシャッターが掛かっており、「閉店」と書かれた紙が貼られていた。
「、、これじゃあ花持っていけないじゃん、」
いつも花を買っていた花屋が閉店してしまっている。これでは入院している弟に花を買う事が出来ない。
「はぁ〜、、どうしよッ、」
「どうされましたか、?」
「えっ、?」
突如後ろから声が聞こえ、其方を振り向く。其処に居たのは青髪に長い睫毛をした男の人だった。
「僕、花屋やってるんですよ。花が必要であれば此方で用意出来ますが、」
「良いんですか、?」
「はい。弟さんへ花を持っていきたいんですよね?」
「はい」
「じゃ、此処で話すのはなんなのでどんな花がいいかはお店で聞きますね。
お店は此方にありますので着いて来てください」
「ありがとうございます」
良かった、、これで花を持っていける、、、、?俺この人に弟が居るって言ったっけ、?、、ま、良いか、。俺はそんな事を考えながらもその人の後を追った。この選択を後々後悔することになるとも知らずに。
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