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 こんにちは。裏歌です!連載リメイクとなります!

テーマは…。

「人狼ゲーム」!

キャラクター崩壊、自己解釈、矛盾などあるかもしれませんがよろしくお願いします!


プロローグ


「ねぇ、次はこういう展開のゲーム見たいんだけど。「駄作」。駄作?聞いてるの?」

と暗闇の中ブルーライトが眩しい部屋で映画を見ながら彼女が後ろで護衛している「駄作」に話しかける。

駄作と呼ばれる彼女は

「あ、はい。すみません。すみませんw推しの配信聞いてましたw大丈夫です。聞いてます。いいですね。どんなストーリーをご所望で?」

といいながらイヤホンを外し眼鏡越しに見えるミルクティー色の目を輝かせて胸ポケットのシャーペンといつも持っている藤色のバックからノートを取り出しメモを始める。護衛にしては弱すぎ、自由な彼女をそばにおいているのはこのためなのだろう。


「そうだなぁ。恋愛要素。恋愛要素が見たいんだ。例えば…人狼ゲームの中での吊り橋効果。あとNTRとか嫉妬とかもあったら面白いかもしれないね。とにかくどろどろなのがいい。それで人狼は….」と語り始める。駄作と呼ばれる彼女はメモをとり

「じゃあここはこうします?本当に面白いことかんがえますね。」

と彼女の斜め後ろに膝をつく

「何してるんですか?」

そんな一言とともに「ウルフ」が入って来る。 

「今、ボスがこの映画みたいなやつが見たいらしいですよ。他…すうっ…ウルフはどうですか?てかタバコ吸い行ってたんですか?」

「おい?urut?今名前言いかけただろ。」と座っていた彼女の襟を掴み立たせる。いつものことながら呼び慣れていない事が丸わかりである。

駄作は

「ウルフさん!?すみません!許してください。てかurutも名前言われてるんですけど!?なんでもしま…なんでもはしないか。すみません!!!」

と謝罪をしながら息を整えようとする。

そして映画のあらすじと話していたシナリオを説明する。

「じゃあここ、こうした方が面白いですよ?駄作くんにしては考えたんだね。」

そういいながらつかんだ襟を離す。

「さすが、編集神すぎる….。それじゃここのシーンは…こうしてみます?けどさぁ。絶対に矛盾するじゃぁぁん。もーやだぁぁぁ。役割は…難しすぎる」

と少しよろけながら話を聞く。暴力的な反面見せる優しさに駄作は彼女を信頼している。

「参加者のリストアップはどうせ駄作くん苦手ですよね。私がしますよ。どうせ。私がやるって思ってなにもやる気ないんでしょ。あーあ。」とウルフがいうと

「まじで苦手なんすよwさーせんw」と謝るしかない。

ボスはクスクスと笑う。

「ボスもわらわんといてくださいよぉ。けどなんて呼びだすんですか?。もういっその事誘拐でもします?」というと

「物騒な事しないの。分かってるよね?この前のやつ攫って能力あげたらバカみたいな駄作になったって。自覚あるから終わったあと病んでたんでしょ?だから君の名前『駄作』なんですからね」

とウルフがため息をつきあきれてる。

「だってさ?僕コミュ障なんすよ?ボスは行けんし、そしたらウルフになるけど….ウルフ使いすぎると色んなところから怒られるんよ?特に…まあこの話はおいておきますけど。それに俺の「駄作」はボスに拾って貰ったときからだもん。元々だもん。」と弱弱しく答える。

「それなら生き残った陣営には山分け7億とかいって招待状だすか」と彼女、いやボスと呼ぶのが正しいだろうか。

「「7億!?」」

驚きの隠せない部下たちにボスは

「その方が同陣営でもつぶしあいとかしそうだし…吊り橋効果でもっと面白くなりそうだし?愛と金どっちを選ぶかみたいし課金しないと面白いもの見ちゃいけない気がするし」

といつもの課金欲にかられるボスに

「まぁたしかに?てか、7億…ほしい。」

と答えるウルフと

「あー。把握。理解しましたWてかボスは課金しすぎて暴れないでくださいね…本当に。もみ消すのも大変なんですから」

と敬礼する駄作。

ボスの含みのある言葉に部下は少し苦笑いをする。

少しして

「リストアップ出来ましたよ」とウルフが手持ちのタブレットを見せながらいう。

「ウルフ!この人!!!」

と指す。

「ん?どの人?」

と覗き込むと

「この人推せるわぁ。敬語だったりしたらムネアツなんやが!!」と紺色の髪色をした男性を指さし、いつも通り駄作のオタクが発動しながらも深呼吸し落ち着かせる。そして

「それにしても珍しいですね。ボス自ら動くなんて。」

と冷静さを保っているふりをする。

「たまには?それにこの前のあれ。なかなか主催者サイドがいうこと聞いてくれなくて大変だったし… w」とあきれながら応えるボスに

「たしかにWけどあの方の能力も【転生】でしたから生きてますし今や死体コレクターですもんね。会いたいなぁw」

と過去のデスゲームを思い出しくすっと笑う。

「skgtには私から連絡しておくから。【駄作】」

「はい」

「【ウルフ】」

「はい」

私を楽しませる為に頑張ってね。期待してるからね」

という言葉に

「はい!!」といって準備をすべく書き込んだノートを手にし走り出す。従順な犬のようにただボスのお願いの為に。

「ボスは人を転がすのが上手ですよね。駄作くんが好きそうなものいっぱいじゃないですか」

と笑うウルフに

「だってあの子じゃないと記録できないでしょ?それに結構課金してやっと当てた駒なんだから。それにあの子なら変装うまいから伝達にも使えるし」と微笑みながら答える。

「まあ確かに駄作君姿変わり過ぎてどれが本当かわかりませんからね。正装あるらしいですけど馴染みなすぎて。」

と答える。

「まぁ駄作のサポートもよろしく。skgtと違って捨てる気はないから」

と表情一つ変えない彼女に

「目は笑ってませんけど?じゃあ私も小道具用意してきますね。残業代出るのかなこれ…w」

とユックリとした足取りで動き始める。


「いってらっしゃい」

誰もいない部屋に響く。その声は1人の娯楽のための残酷な宴の開始を告げたのだ。

 

それではまた次回!


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