コメント
2件
ぁぁぁぁ最高過ぎます👍👍👍 なんかお互いの気持ち すれ違ってるのっていいですよね✨ 酔ってる赤さんかわいいです♥️ 「汚い君が一番可愛い」 めっちゃいいですよね!! 百合最高💕
英検帰りにアニメイト寄って前からずっと欲しいなって思ってた「きたない君がいちばんかわいい」という百合漫画買ってきました。全5巻で、話が進んでいくごとにどろっどろのぐっちゃぐちゃに歪んでくのがもう最っ高にぶっ刺さりました。そして最後の衝撃的な結末に大号泣……メリバが大好きな皆様、是非読んでみてください!!
ビアンバーで元カノに会ってしまった白さん(︎︎♀)のお話
nmmn 女体化、百合
***
二年前、別れた彼女と____
「…は、なんでおんねん…」
「んぅ?…しょーちゃんだぁ」
ビアンバーで再会しました。
***
「有栖さん、こっちお願い!」
「はい!」
「ごめんこっち先頼む!」
「えっ…あ、はい」
「これもお願い、有栖さん!」
「……はい……」
先程出社したばかりなのにデスクトップには山積みの仕事。思わずため息をついた。
隣が心配そうにこちらを見ている。
「しょうちゃん、大丈夫?私手伝うよ」
「いや、ええよ…いむちゃんには残業して欲しくない」
「なんでよ、私だってしょうちゃんに残業して欲しくない!最近隈ひどいじゃん!」
「だっていむちゃん、彼女おるんやろ?」
「っへ!?…で、でもっ、それは関係ないでしょ!」
「はよ帰らんと彼女が寂しがるやろ。うち一人で大丈夫やから」
少しの沈黙の後、「分かったよ…」と渋々返事をするいむちゃん。
「…無理しないでね」
「ありがとう」
*
結局また今日も残業か。
とは言っても、やるべきことはあと二個くらいだし、一時間以内には帰れるだろう。うち優秀すぎ。
まあ、誰もいないオフィスが結構好きだったりするし。
「…ほんと、こんなに頑張ってんだからちょっとくらい給料上げてくれてもいいのに。」
ため息混じりにそう呟いて、Enterキーを押す。 秒針の音が静かなオフィスに響く。
すっかり暗くなった窓の外を見てまた気が追いやられるが、首を横に振って再びパソコンへ向き直った。
「……やっっと終わったぁぁ……」
時計を見ると、時刻は丁度22時だった。
「間に合うかな…」
うちには、行きつけのバー…というか、女性専用のお店がある。レズビアンが集う場所、所謂ビアンバーである。
いつもだったら一度家に帰って、女ウケするメイクと露出度が高いオフショルの服に着替えてから行くのだけれど、それでは一時間ほどかかってしまう。今日はこのまま参戦しよう。なんてったって、22時から0時にかけてがゴールデンタイムで、色っぽいお客さんがたくさん来る時間帯だから。
「しごでき系がタイプの女もおるやろ!」
なんてゴリ押しすぎる考えだったが、よくよく考えればそういうのって芋っぽい女が好むタイプで……
ああもう、どうでもいいわ。誰でもいいから彼女が欲しい。
カツカツとハイヒールの音を響かせながら店へと向かった。___まさか、あんなことになるとは知らずに。
*
カラン、と鈴の音が鳴る。
髪をかきあげながら店内に一歩踏み入れると、今日もまたママが「いらっしゃい、遅かったわね」なんて言って迎えてくれる___はずだった。
でも彼女は、ちらっとこちらを見て小さくため息をつくだけだった。
そしてカウンターに突っ伏して寝ている客が…見覚えのある姿だったんだ。
「うそ…りうちゃん…?」
「んぅ…?」と小さく唸ってゆっくりと顔を上げた彼女は、うちの顔を一瞥するとにっこりと微笑んだ。___あの頃のように。
「しょーちゃんだぁ…」
その声に、どくんと心臓が脈打った。
「は、なんでりうちゃんが…ここに?」
嬉しいような、気まずいような、複雑な気持ちになる。呆然と立ち尽くしていると、彼女は席を立ち、覚束無い足取りでこちらへ歩み寄ってくる。
いや、待って。ちょっと待って。
「誰やりうちゃんにお酒飲ませたやつは!?」
カウンターの向こう側でコップを拭いているママが知らんぷりをする。あんたやな。
「えへへ…しょーちゃん…」
「ちょ、ちょっとりうちゃ……っひ!」
ぎゅっとうちに全体重をかけて抱きついてくる。そしてうちの胸に顔を埋め…吸った。
「うわああ!?やめーや!?!?」
これだからりうちゃんにお酒飲ましたらあかんのよ!!
「ん〜…しょうちゃん、ちゅーして…」
「ちょ…!一旦落ち着こ、なっ??」
彼女の肩を掴んで一度椅子に座らせる。
ママから水を一杯貰って、彼女に飲ませる。
「んく……」
倒れるように机につっ伏すりうちゃん。 どうやら寝たみたい。
うちが羽織っていたジャケットをそっと肩にかけて、その隣に座る。
そしてすぐさまママに向かって口を開いた。
「なんでりうちゃんがここにおるん……なんで教えてくれへんかったんよ!?」
「知らないわよ。この子今日初めて来たお客さんだもの」
「それより…」と今度はママが口を開く。
「この子から全部聞いたわよ…あなた、最低ね。」
キッとこちらを睨むママ。
「はぁ!?!?」
「こんな可愛い子をふるなんて、どうしようもないクズ女よ」
「違うわ!だいたい、りうちゃんはうちなんかより……」
「そんなのじゃないわ。この子が全部言ってくれた」
「は?何が…」
「はぁ、本人の口から聞きなさい」
ちらりと隣ですよすよと寝息を立てる彼女の方を見る。
その寝顔が、なんだか懐かしくて。
「…今日はあなたたちのために、朝まで開けてるから」
うちは黙って、彼女の寝顔を見つめていた。
***
目を覚ますとそこはバーで、そういえば昨日深夜テンションで来たんだよなと二日酔いの頭で考える。
窓からはチカチカと点滅するネオンライトではなく、穏やかな朝の日光が漏れる。
伸びをしようと身体を起こすと、バサッと音がして何かが落ちる。スーツのジャケットだった。
誰かがかけてくれたのだろうか。 そしてふと隣を見て、息を飲んだ。
「しょう、ちゃん…?」
すよすよと可愛らしい寝息を立てるその姿は、あの頃と全く変わらない。
夢かと思って目をゴシゴシと擦ってみるけれど、彼女は視界から消えなかった。
それでも確信が持てなくて、そっと彼女の頬に触れてみる。温かくて、もちもちすべすべ。
あぁ、なんだ。何も変わってないじゃん。 ___まあでも、恋人は変わってるか。
そう思うと、手が届く距離にいるのになんだか寂しくて、鼻がツンとして目頭が熱くなってくる。
必死に涙を引っ込めようと下唇を噛んでいると、隣で背中がもぞりと動いた。
「ぁ……」
思わず小さな声が漏れてしまう。だって、まだ、心の準備が____でも現実は待ってくれなかった。ゆっくりと長いまつ毛が持ち上げられる。
そして、バチッと目が合った。
「…りうちゃん…?」
あの優しい声が、自分の名前を呼んでいる。
どういう顔したらいいんだろう、これ。初兎ちゃんは経験豊富だからこういうの分かるのかな?
「ぁ、えと…その…」
どうしたらいいのか分からずにおどおどしていると、しょうちゃんはにっこりと微笑んで、
「…久しぶりやね、りうちゃん」
と言った。
「あ、うん…久しぶり…」
なんとなく気まずい時間が流れる。そして今度はこちらが先に口を開く。
「…あのさ」
「うん?」
けれど、続きの文字が出てこなくて口篭ってしまう。
彼女と目線を合わせないように、自分の手を見つめながらゆっくりと言葉を紡ぐ。
「そっち、どんな感じ?」
「どんな感じって…まぁ、平凡って感じやな、人生。」
「そうなんだ。いい人見つからない感じ?」
そう言ってみただけなのに、しょうちゃんは俯いてしまった。
___じゃあ、本当に?あの頃と何も変わらないしょうちゃんなの?
「せやなぁ…りうちゃんと別れてからまたいつも通りの日々に戻ったっていうか…つまらんのよな。いや、より戻そうなんて言わへんけど…」
よそよそしく目線を泳がせながら、しょうちゃんはまたクサイことを言う。そういうとこ、何も変わってないくせに、じゃあなんであの時___
「なんなの、それ…そんなの、ただの早とちりじゃん」
「へ……?」
ようやく二人の目線が合う。しょうちゃんは驚いたように目を丸くさせていて、呆れてしまう。
「…なんであの時、振ったの」
「え、だって、りうちゃんうちのこと好きじゃないんやろ?」
「そんなことりうらがいつ言ったの?」
困惑しているしょうちゃんにムカついて、早口で捲したてる。
「りうらはずっと寂しかったよ、この二年間。ずっとずっと、何かが欠けててつまらなかった。」
「…じゃあ、なんで止めんかったん」
そう言われて、ハッとなる。
りうらも、一緒の気持ちだったんだ。しょうちゃんと。
体だけの関係なんじゃないかって思って、心配になって。しょうちゃんと距離を置くようになったから、勘違いさせてしまったんだ。
「ふっ…なんや、そんなおもんないことで二年間も空っぽでいたなんて…」
どうやら声に漏れていたその気持ちは、しょうちゃんの心にも伝わったようだ。
しょうちゃんはりうらをぎゅっと抱き寄せた。
「りうちゃん。まだうちのこと好き…?」
「ふふっ…当たり前じゃん」
そしてどこからともなく、甘いキスを交わした。