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omr side
蝉の声が木霊する、夏の喧騒を背に――
吹いたそよ風が 、 夏を揺らすの 。
「 ちょっと待って … !
帰宅部には 、 っ … きつぃ 、 ! 」
「 ほら早く - っ !
置いてっちゃうよ - ? ! 」
「 、 だめっ … ! 」
「 … ん 、 はぁっ … はぁ 、 …
若井 、 はやすぎなの … っ ! 」
「 元貴が遅いだけです - ! 」
棒アイスを一口 、 一口 、 口に運びながら僕は若井に文句をぶつける 。
夏に食べるアイスは絶品だ 。
「 … 若井のアイス 、 一口ちょ - だいっ ! ! 」
「 えぇ … じゃあ俺も元貴の貰うから 」
僕は大きい大きい一口で若井のアイスを一口食べる 。
… 間接キス … っ 、 ♪
「 ん - っ 、 ! おいしぃ … 」
アイスが美味しいのか …
若井が一度口を付けたから美味しいのか …
どっちでもい - やっ !
「 はぁ ? ! 一口じゃないだろそれ ! 」
「 一口です - ! 」
「 … なら俺だって … ! 」
若井は 、 僕より大きい一口で僕のアイスを食べる 。
「 えぇっ … 、 それこそ一口じゃない ! 」
「 … ん 、 … ひとくちで - すっ ! 」
「 … 若井の全部奪ぅからっ … ! ! 」
僕は若井のアイスを奪い 、 そっぽを向く 。
「 ぁっ 、 こら - ! 」
若井 × 大森
どちらも高校生設定です
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