第1章
あなたは一体何もの!?
私の学校には、変な噂がたくさん広まる。
クラスのみんなもいつもふざけてばかりでほんと嫌になっちゃうくらいだ。
今日は高校の始業式だ。学年が変わるからドキドキで夜は眠れなかった。
気がつけばもう朝になってしまっていたのだ。
顔を洗ってしぶしぶ支度を進めた。
「陽葵(ひまり)ご飯食べちゃいなさい」
お母さんの声が2階まで響き渡った。
「はーい。今行くよ」 私は曇った顔をしながらお母さんに返事をした。
等々、学校に行く時間が近ずいてきた。
外は大空で青く澄み渡って、太陽が輝いていた。
まるで、私を「応援してくれてるのかな」って 期待してしまったくらいだ。
キーンコーン カーンコーン。
「やばい。急がないと。」
息が荒くなるくらい走ってもう息が切れそうだった。やっと校門が見えてきてほっとした。
「はぁ、良かった。間に合った」
クタクタになりながら、ゆっくり昇降口に入ろうとした瞬間だった。
「おーい。お前2年の清水か?」
後ろからまるで微笑むような優しい声をした人が話かけてきた。
私はちょっと緊張した声で「はい、誰ですか?」と
答えた。
すると彼は、「俺だよ笑中学の時一緒のクラスだった恋(れん)だよ。」
「え!待って誰だか分からなかったよ。)
ちょっと照れながら目を逸らした。
そう。この人は私の初恋の人。
色んな人にアプローチされてモテまくってて、
私の出番なんかなかった。
優しくて、ムードメーカー的存在な人だった。
そんな人が私と同じ学校に居るなんて想像もつかなかった。
「陽葵(ひまり)がまさか同じ高校だったなんてな、笑)
恋(れん)は目を細くして優しい顔で笑ってくれた。
そんな姿を見てると、なんだか胸がドキドキして鼓動が早くなってるような気がした。
なんだかこんな気持ち。すごく幸せかもしれない。
「じゃあ、またな。お互い頑張ろうぜ!」
「恋(れん)くんありがとうね。またね!」
だんだん離れてく後ろ姿が、私の目から離れなかった。
この気持ちはなんなんだろうか。
コメント
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続ききになる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク