・これは私の完全な妄想になります
・ご本人様には関係ありません
・恋仲を表す表現あり
・口調違いあり
・お名前は伏せません
kyng「」
hsrb『』
VTA時代のkyng〘〙
「ほしるべのっ、ばかっ、…」
俺は今病室にいる。何故かというと、
任務中に俺が敵からの反撃を受けた時に
星導が庇ったせいで意識不明でずーーっと
目を覚ましていない。
星導が意識を落とす前に、
『おれ、…しぬかもしれません…
おれのぶんまでこやなぎくんはいきてくださいね… 』
と言っていたことが、一番の心残りだ。
もし、俺のせいで星導が目を覚まさなかったら?俺のせいで星導がしんじゃったら?
なんて事ばっかりが、脳裏を過ぎる。
そんなことを考えてると、涙が出そうに
なっちゃうから。
星導に話し掛けて気を紛らわす。
星導に話すことは今日あったこととか、
星導が覚えていないVTA時代のこととか。
「今日ディティカで集まって曲録った 」
「やっぱお前が居ないとなんか物足りないねぇわ」
「VTAんとき初めてコラボしたときさぁ、」
なんてことを話す。
話すことが無くなったら、スマホを弄ろうと思ったけど、スマホの後ろから綺麗な
髪の毛が目に入った。
普段惹き込まれそうな瞳が閉じているから
星導の顔の美しさが引き立っている気がする。
(やっぱり星導の顔って綺麗だよなぁ…)
星導と一緒にいるっていうことだけで
何だか安心して、眠くなってくる気がした。
だから、俺はそのまま眠ってしまうことにした。
「ここどこだ、…?」
目を開けるとそこは、
光が一切通っていないような暗闇が広がっていた。
(なにも見えないって事はそりゃぁピンチ
だよなぁ〜)
なんて呑気なことを考えていたら、
〘コツっ〙という音がした。
俺は驚きすぎて正直、正面見たくなかったけど、なんとなく正面を見ないといけない気がして
「はっ?」
思わず腑抜けた声がでてしまった。
いや、そりゃそうだろ。だって、過去の
自分と同じ姿のヤツがいるんだから。
俺の目に映ったのはバーチャルタレントとして配信活動をしていた時の俺だった 。
今のあり得ない状況を飲み込めないでいると、VTA時代の俺が口を開いた
〘お前さぁ、星導に想い伝えたときに
約束したこと覚えてる?〙
(俺…何か言ったっけ、?)
「ごめん、覚えてねぇわ」
〘好きって伝えるから、言ったら撫でてほしって 〙
「あ〜、…」
〘お前、星導に好きって言ってる?〙
「言ってないけど…」
〘何で?〙
「いや、何でって…」
「星導は俺が言ったこと覚えてないんだし、急に伝えたらヤバい奴じゃねぇか?」
〘星導さんは、月に1回言わないと恋人として認めませんよ?って言ってましたけどね〜 〙
〘お前、まだ星導のこと好きなの?〙
「好きだけどさぁ…」
「もっかい言って振られたら、元の関係には戻れないんだし、…」
〘でも、1回言った勇敢な小柳さんはどこに行ったんですかねぇ〜〙
「うるせぇな…」
〘他の人に星導取られてもいいの?〙
「それは、やだけど…」
〘じゃあどうすんの? 〙
「も〜…」
「分かったよ、行ってこりゃ良いんだろ…!」
〘そう、行ってこその俺だ〙
そう言うと俺は微かに微笑んで消えていった。
それから俺は目が覚めた。
目が覚めたは良いけど、心臓がヤバい。
心臓がバクバクして今にも破裂しそう。
でも、俺は昔の星導を想いだした。
俺が好きって言ったら、花が咲きそうなくらい笑ってくれた星導を。
いつもう1回その笑顔を見れるかは分からないけど、想いを伝えることは今できる。
だから、俺はちゃんと伝えるんだ。
「星導」
「お前は覚えてないかもだけど、
俺はちょっと前に好きって言ったの、」
「それでさ、あのっ… 」
言葉が詰まる。
でも、
【普段は言えないけど、今日だけは】
ちゃんと言わないと。
「俺、今も好きだから 」
『う〜ん、…』
『おはようございます、こやなぎくん…』
「ほしるべ、…?」
「お医者さん呼ばないとっ、… 」
『ちょっと待って下さい』
「なんで、?お医者さんが起きたら呼んでっていわれたし、…」
『一対一で言いたいことがあるんです』
「 なに…?」
『俺も、小柳君のこと好きですよ?』
「いやっ、何言ってんの…?」
「俺、星導に好きとか言ってないけど、…」
『小柳君、今さっき言ったじゃないですか!』
「ぇ…?」
「いまさっきのきこえてたの、、?」
『はい、結構 はっきりと』
小柳君を庇ったとき、結構敵の反撃が強くてそのまま気を失ったんです。
ずーーっと真っ暗なところに一人ぼっち
だったんですけど、急に足の骨が折れた
みたいに力が抜けて、また気を失いました。
目を開けると何か周りが虹色で、ふわふわした ところに居たんです。
何したらいいか分かんなかったから、
とりあえず歩くかって思って、歩きました。
それなりに進んで来たとき、何か人影が
見えたんです。
そこには、紫髪のかっこいい人が居ました。
その人は、
〘…、〜〜。〜〜るべ、…〙
正直なに言ってるか分かんなかったんですけど、何だか安心できる声だったんです。
見た目は違うけど、いつも俺に笑顔で
話し掛けてくれる大好きな人の声。
ずーーっとガン見してたら、何か全身が
ノイズみたいなやつに呑まれて
姿が変わったんです。
普段は冷たいけど、たま〜にとんでもない
優しさを魅せてくれる大好きな人。
良く耳を澄ませると、彼はこう言っていたんです。
「俺、今も好きだから」
って。
彼がその言葉を発した後に、回りが光に
包まれて、あまりの眩しさに目を閉じて、
もう一度目を開けると、真っ白な天井が
目に入って、少し横を見ると、
顔を真っ赤にした俺の大好きな人が居て。
と、星導は話してくれた。
「じゃ…ぁ、ほんとにおれのことすきなの、…?」
『何回も言ってるじゃないですか〜!』
『俺は、友達としても、同期としてもじゃなくて、』
【一人の男性として好きなんです。】
『ちょっとこっち来て下さい、』
彼はとても優しい手で俺の頭を撫でてくれた。
「ぁ、…」
『もぉ〜、何で泣いてるんですか?』
彼にもう一度撫でて貰えた。
彼にもう一度好きって言ってもらえた。
時間的にはそこまで長くはないけど、少しの間撫でて貰えなかっただけで、すごい
寂しかったし、悲しかった。
『落ち着きましたか?』
「うん、ごめん、…」
『それで、どうなんですか?』
『お返事』
「うん、俺で良ければ」
「お願いします、!」
『小柳君〜!!』
「ちょっ…と、くるし…ぃ、しぬ、…」
星導は、俺の首を絞める気なのかって位
俺を抱きしめてきた。
まぁ…べつにいいんだけど、
『もう一つ聞きたいことがあるんですけど、』
「なに〜?」
『俺、VTA時代のこと想い出した気がするんです、』
「…ほんとに、?」
『ホントかは、分かんないんですけど、』
『俺、VTAのときも小柳君と付き合ってたんじゃないかって、』
俺はやっと想い出したのかって、
驚いて、泣きそうになって、声が出なかったと思う。
「きづくの、おそ…ぃ、、ばかっ…」
「ほしるべは、…おれが、すきって、いったら…なででくれるって、いったのに…、!」
『すみません、…』
『でも、これから取り戻します』
『俺が覚えていなかった分、
小柳君を幸せにします。』
『だから、笑ってくれませんか?』
「分かった、…!」
「でも、やくそくやぶらないで」
『もちろんです。次は絶対守りますから』
どんなに辛いことがあっても大丈夫。
絶対に幸せにしてもらうから!
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