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とある日のこと

「あ、あのー…すいません、武装探偵社って、ここであってますか?」

「はい、合ってますよ」

ある女性が探偵社を訪れてきた

その女性は腕に血の着いていない絆創膏を大量に貼っていて、いかにも怪しい人だったが、敦は、依頼人だからそんなことも言わず話を進めた

「武装探偵社に何の用ですか?」

「あ、!えーっと、泉鏡花さんって、居ますかね 」

「あ、居ますよ…」

数時間後

「こんにちは、私になんの用ですか?」

「あー、えーっと、単刀直入に言いますけど〜、少し貴方がうざったいんですよ」

女性は、さっきまでとは雰囲気が代わり、かなり顔が強ばっている

「え?」

「だって、貴方が居なければ私は敦さんと結婚できたんです」

「いや..あの、言っている意味が」

「だぁ!かぁ!らぁ!貴方があの時『もうこれ以上殺したくない』と言って電車から落ちなければ私は敦さんと!」 

「….(夜叉白雪は今出しちゃダメ、依頼人だから、出しちゃダメ…)」

「ねぇ、鏡花さん..」

「は、はい?」

その瞬間、女はカッターナイフで自分の首を切った後、鏡花にそのカッターを渡した

「えっ..だ、大丈夫ですか?」

「うるさい!貴方なは黙ってこれを持ってたらいいのよ!!」

「は、はい..分かりました(依頼人さんの言う通りにしないと..!)」

その後女は叫んだ

「きゃあっ!この人、私の首を切ったの!」

「え…?」

その声につられて、今別の依頼で不在の賢治くんと乱歩さん以外の探偵社の皆が集まってきた

「どうしたんですか?!..って、え?!」

「どうした敦!…は?」

数時間後

「妾は依頼人の治療をするから!あとは頼んだ!」

与謝野先生に連れていかれた時、女は計画通りと言わんばかりに笑っていた

「鏡花ちゃん!なんで依頼人の人に手を出したの?!ねぇ!!」

谷崎さんが少し語彙を強めて問いただす

「…っ..ごめんなさい..」 

その時…

さっきまで怖い顔をしていた谷崎さんがいきなり笑いだした

「っ..あっ、ごめん..ちょっと笑いが堪えられッ..」

「おい谷崎!演技しろって言っただろ!..まぁあの女も行ったしまぁいいが….」

「え?、ど、どういう…」 

鏡花は困惑していた

「探偵社の皆があんな演技に騙されるとでも思ったかい?」

「もー!太宰さん!笑いをこらえるので必死だったんですよ〜?ごめんねぇ〜、鏡花ちゃん」

「え、あっ、うん、なんで謝るの?」

「実を言うと….」

「実はね!これは敦くんの考案でぇー!どんな時でも誰にでも優しい賢治君や頭のいい乱歩さんが居ない時にやってあのストーカーの女性のことを羽目て追い払おう押したんだよ!」

「え..分かった…つまり..アレ全部演技だったの?」

「鏡花ちゃん..お願いだからその後ろの夜叉白雪をおさめてくれない?」

「分かった、その代わりあそこの豆腐また食べさせて 」

「…うん、分かった…国木田さん後でお金貸してください」

「まぁ、良いだろう今回は迷惑かけたし」

「国木田くーん!私にもお金ー!」

「お前にはやらん」

「あ、あの..国木田さん、僕も」

「谷崎、お前もか..全く…なら今日だけだぞ太宰、谷崎!」

「「はーい!(分かりましたー!)」」

ちなみにその後、あの女は

与謝野先生に治療してもらったあと探偵社を出禁になったのでまた敦のストーカー始めたら軍警に捕まりました

社長は今までの事を全て知っているが乱歩や賢治君には教えていない、ちなみに乱歩さんには普通にバレているけど知らないフリしてる

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