テラーノベル
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ホウ酸
皆さん今回も開いてくださり、
誠にありがとうございます!!!!
完結がいつになるか分かりませんが、
これからも頑張ります!
曲の名前をいい塩梅に分かるようにしてるので、ぜひ調べて聞きながら読んでみてください!
今回、第8話「あなたの1番大切なもの」
楽しんでいただけたら、何よりです!
では、スタート!!
リアぺん「あなたの1番大切なもの」
河川敷の2人
リ「ぺいんと、お前はフォーグナー刑務所の時から、俺を困らせていたな。」
花火が上がり、照らされる
困ったような表情を浮かべているリアムの感情がよく見えた気がした
少し照れくささがある
ぺ「そうですね、リアムさんはいつも変わらず、僕達を追いかけてましたね。」花火が上がる。
リアムは、こうしてずっと側にいるのに何故か懐かしさすら感じる存在
この表情、この声、この性格全てが何よりも大切であることを昔から知っていたかのように思えてくる
リ「今はお前ばかりを追いかけてしまっている。これからも俺を困らせてはくれないか?」
感動的な曲が流れる中、気持ちも流されている気がする、お互いに火照り始める
この俺が看守という仕事を武器ではなく、口説き文句で利用する日が来るとは到底思えなかった
暑さとは違う火照り
こういうイベントはすごく厄介だ…
ぺ「リアムさん…。」見つめ合う
リアムの顔が近づいて、体温も少しずつ上がる
何をするのか結果は分かっているのに、分かりたくないような、規則なんて知らないふりをしたいといったような気分になる
リ「ぺいんと…」
リアムの手がぺいんとの髪に触れ、長い前髪を少しずつ手で避けていく
頬に手を当て、片方の手を長い前髪と頬の間に通す、頬にある手がしっかり顔を固定する
心拍数が上がり、体温も上がり、お互いに目をゆっくり閉じる
ぺ「んっ…」
花火の光によって鮮明に影が繋がる
優しくキスを交わす
リアム看守の浴衣を軽く引っ張る
目をゆっくりと開け、ぺいんとは頬にある手を片手で握って、この時間が終わることを惜しんでいるようだ
リ「中々、愛らしいことをするな。ぺいんと」
含みのある笑みを浮かべたその表情には、余裕がなくなりつつある雰囲気が感じ取れた
ぺ「初めてだから、よく分からなくて…」
リ「それは俺にとって嬉しいことだ。初めてが俺で良かった。」
ぺいんとの頭に手を置き、優しく撫でる
ゆっくりと顔を近づけ、額を合わせて、 リアムは目をゆっくりと閉じ、微笑んでいる
ぺ「良かった…。」
その言葉につい舞い上がってしまい、リアムを強く抱きしめる
影がより深く交わる
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スピーカーの近く
アナウンサー
「次の曲は、〇〇 la endの「名前は片思い」です。」
ステ「風鈴の音は風情があるな。」チリンチリン
ク「そうですね!花火も綺麗…」
花火に見とれているクロノアを見つめているステイサムは、クロノアの目にかかった髪を避ける
ク「あ、ありがとうございます」
ステ「あぁ、」髪を避けた手を動かせないでいる
ク「ん…ステイサムさん、?」視線を向ける
ステ「クロノア、」
どうして、こんなにも綺麗な瞳で、髪で、肌で、表情で、顔で、身体なんだろう
こう生まれてきた事と俺が今ここにいれる理由には意味があるのではないだろうかと考える
ク「どうしました?」
手を素早く離す
ステ「あぁ…」頭を手で抑える。
どうしたものか…クロノアに俺が必要でなければいけない道理と偶然起きた出来事を組み合わせて、どうにか、どうにか…ここにとどまりたい
だが、看守として過ごしてきた以上、
規則は守らなければいけない
ステ「いや、何でもない。」花火を再度見る
クロノアは、その様子を見ている
曲に惹かれ、自分が次に発する言葉の返しが良いものになるよう、神に願い始める
ステイサムと過ごせたら、どんなに素敵なことなのだろう
関係が進むだけでこんなに心音が高鳴るものなのだと実感させられた
ク「ステイサムさん…俺、」花火が上がる
ステ「どうしたんだ?よく聞こえない」
クロノアに耳を傾ける
顔を近づけ、芝生に片手を置く
ク「嫌だったら、ごめんなさい。」
クロノアは覚悟したような表情で突然、俺の浴衣の襟を身体に引き寄せる
ステ「なんだ、クロn…」
クロノアとの距離が近づく、唇に柔らかい感触がしている
脳や全身に強い衝撃が走った
整理が追いつかないため、身体が硬直している
ク「順序が狂っちゃいましたね。でも、振られる覚悟はできました。俺、ステイサムさんが大好きです。バッカニア刑務所の頃からずっとこの感情背負ってきました!」
襟から優しく手を離し、クロノアの目から花火でキラキラと光る涙が零れ落ちそうだ
バッカニア刑務所の頃から…?優秀な囚人だと思っていたが、まさか好意を抱かれていたとは…
だが、俺は看守だ
ステ「申し訳ないが、俺は看守だ。その気持ちには応えられない。」
クロノアは、納得したように感じられる
期待していた事があるだろう…俺は刑務所内での生活で仕事に張り付いてるのが似合う人間だ
ここで好きだと伝えてしまっては、クロノア自身にも叶わない期待と負担を持たせるに違いない
ク「返事ありがとうございます、それと突然すみませんでした。」
ステ「あぁ…大丈夫だ。」
クロノアは手洗いに行くと言い、立ち上がり歩いていった
答えは変わらない。
だが、気持ちはざわざわと動いて止まない
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テラス席の2人
「次の曲は、〇〇Number様の「君の恋人になったら」です。」
し「花火ほんと綺麗ですね!」
日々から輝く君が花火の光でもっと輝くなんて、レディ、君は一体何者なんだ…
今日の占いでラッキーカラーが紫だったり、レバーの色も最近紫色にしたばっかりだったりでしにがみちゃんが頭から離れないし、特別で可愛く見えて仕方がない
スティ「そうだね…」花火へ視線を移す
スティーブさんが浴衣なのやっぱり慣れないな…ビジュがいいし、かっこいい
それなのに、さっきから僕は手を繋ぐことに全力尽くしてるのが絶妙にキモい…
こんなで伝えられるかな、
し「髪飾りありがとうございます!」
スティ「いーえ、気に入ってもらってよかった」
髪飾りを触りながら、お礼を言う
スティーブさんは机に肘をつき、照れているのか指で髪をわしゃわしゃと崩す
し「スティーブさんは、恋人とかいますか?」
真剣な眼で手を握られる。
スティ「レ、レディ、?恋人いないよ…!」
しにがみちゃんは、安堵した表情を浮かべて笑顔でこちらを見つめる
し「良かった…!僕、スティーブさんが好きだからいなくて良かった!!」
スティ「レディ…?いや、しにがみちゃん!」
「それは、本当かい?」
手を強く握り返し、両手で手を覆う
し「本当ですよ、」照れた頬を人差し指で掻く
スティ「しにがみちゃん、俺すごく嬉しい」
その場で椅子から立ち上がり、しにがみちゃんの浴衣に気を遣いながら、腰を掴んで軽々と持ち上げる
し「うおっ…重くないですか?笑」
スティ「レディは軽いよ!ほんと綺麗だ」
持ち上げたまま、しにがみのひざ裏に腕を回して腰を後ろでささえる
しにがみがスティーブの首の後ろに腕を回す
顔を笑顔で近づけ、2人の額を合わせて幸せそうな様子だ
し「スティーブさんったら笑」
スティ「ふふ、君にだけだよ笑」
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スピーカーの近くの2人
ステ「くっ…追いかけるか、追いかけまいか…」
ステイサムは歩いていったクロノアの事で頭を抱えていた
それにしても遅い…きっと言い方が悪すぎたんだ
不器用にもほどがあるだろう
よし…とりあえず向かってみよう。
〇〇「〜〜…!」
ク「いや…ちょっと」
しつこい人達に対応をしていると、どんどん自分の行動に後悔が押し寄せる
さっき…ステイサムさんもこんな感覚だった、?俺なんてことをしたんだ…
あぁ…気分が悪くなってきた
〇〇「いいじゃないですか!一緒に話しましょ」
クロノアの腕を掴む
ク「やめっ…!?」
もう泣きそうだ、今日は最悪な日だったらしい…
真に受けずに押し殺しておけばよかった
ステイサムさんは看守だ
頑張ってる人に失礼な態度を取った俺も最悪だ…
ステ「クロノア!大丈夫か?」
〇〇「えー!お兄さんもかっこいい」
ステ「お前、その手を離してもらおう。」
「俺の連れなんでな。」
〇〇「え?いや、なんでそんなこと言われなきゃいけないんですか?笑」
より強く掴む、クロノアの表情が歪んでいく
ステ「もういい。」
腕を掴んでいる手を強引に離し、動けなくなっていたクロノアを持ち上げ、おんぶをして連れて行く
〇〇「は?!調子乗ってんなよ!?」
後ろから色んなことが聞こえるが、俺には背中から伝わってくるクロノアの温かさと傷ついた心しか頭になかった
ステ「すまないな。俺が情けないばかりに」
ク「いえ…俺が舞い上がったのが悪いんです。」
「好きでもない同性から告白だなんて」
「気持ち悪かったですよね、」
ステ「そんな風に伝えたかったんじゃないんだ、不器用にも程があるよな。俺は、看守として過ごしてきている。見本として生きなくてはいけない。同性との恋愛は想像も出来なかった。」
「つい最近までな。」
クロノアは、一言
ク「つい最近なんですね。お相手とか…?」
ステ「いや偶然にもな、俺もお前が好きなようだ。だが、看守であることに代わりはない。 」
クロノアは驚いたような素振りを見せる。
ク「すみません…ちょっと止まらない。」
肩が濡れる感覚があった、
素早くクロノアを降ろし、頬に手を当てる
クロノアの瞳から涙が零れ落ちている
手で抑えているが、隙間から溢れるほどだ
申し訳なさがこみ上げてきた
ステ「口下手でごめんな。」
ク「ほんとです…。」
涙を必死に止めようとする
ステ「そんなに擦ってやるな。」
腕を軽く掴み、両手で手を握る
自分を大切にしてほしい
髪を避けて、真剣に話し出す
ステ「もう俺も後遺症がある。年だって限界が来るのもすぐだろう。だから、俺から提案があるんだ。」
ク「はい、」
ステ「仕事を辞めたら、俺と結婚を前提に付き合ってくれないか?我儘がすぎる大人だが、どうか許してくれ。」
ク「喜んで…いつまでも待ちます。」
ステイサムは、しゃがんでいた腰を上げてクロノアを優しく抱きしめた
ステ「ありがとう。」
クロノアが肩に顎を乗せ、頷く
電源が着いたままのスマートフォンが見える
🔍️ 花火の意味
恋愛において、花火は「恋の始まり」や「情熱的な愛」、そして「儚い恋心」を象徴します。
「恋の始まり」… リアム ✕ ぺいんとペア
「情熱的な愛」…スティーブ ✕ しにがみペア
「儚い恋心」 …ステイサム ✕ クロノアペア
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トラゾー
上司「お前達、規則違反だ。」
ふざけんじゃないわよ!
規則なんていらないわ!!
クロノアさん思い伝わってよかった…
って、え!?
メデューサ号もう飛ばないの!?
次回「お前達、これからもよろしく頼む」
君の心も監禁しちゃうぞ★
コメント
1件
わああ第8話読み終わったよ〜!!😭💕💕 3組ともそれぞれの恋の進み方があってドキドキが止まらなかった!!特にステイサム×クロノアのシーン、告白からのおんぶからの「仕事辞めたら結婚して」は反則級のエモさ…!涙拭いてるクロノアちゃんに「擦るな」って手を包み込むの、尊すぎて画面にヒビ入るかと思った…😇💥 次回の「え!?」も気になりすぎるし、続きめっちゃ待ってます!!シルバーさん、今回も最高でした✨