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君はまた私を好きにさせる

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君はまた私を好きにさせる

1 - 君はまた私を好きにさせる

♥

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2025年01月28日

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わっ!という声と同時に君の背中をぽんと叩く

「なんだ ひな か」

「 ひな さんですよ~?w」

「なんだそれw」

そういい君は笑った。

「あ!そうだ! たいき !今回のテストやばくてさ~、ピクニックしないっ?」

「おい、文章が成り立ってないぞ、…行くのはいつ?」

「ん~、来週の土曜日!」

そういった後君はスマホを見た

「…分かった、部活もないわ!」

「ラッキー!なら夜まで遊べちゃうね?」

「そうだなw」

「じゃ!朝練頑張れ~!!」

「おう!」

そういい大きく手を振り逃げるように去っていく




廊下の隅のベンチに腰掛ける。

「あ~っ!!誘えた…やったぁー!」

「何かいい事でもあったの?」

前を見ると 千夏先輩 がいた。

「 千夏先輩 っ!どうも、」 「どうも~」

そういい互いに少しお辞儀をした。

「いや実はぁ!好きな人遊びに誘えちゃったんですよね」

「え!!すごいね!」

千夏先輩 もきっと たいき の事好きだよね、

「楽しんできてね!」

「はいっ!!」

この人無駄に優しいからちょっと嫌い。




「て訳だから、土曜部活休むわ」

「ん、」

匡 は相変わらず冷たいな…

「 ひな から誘ったの?」

「あ~、そうだな」

「ふ~ん」

「え!!なんで?なんでぇ!?」

「いや、なにも」


「…」




特に意味は無いがバド部を眺める。

たいき 君楽しそうだな…

きっと 蝶野 さんの好きな人って たいき 君だよね。

なのに私一緒に住んでるとか…立場最悪だよね…

「 千夏 ~!!」

「 渚 !!」

「ぼ~っとしてても時間は過ぎてくだけだよ?シュート練しよ!!」

やっぱり 渚 は優しい。

私が何かに悩んでるって気づいたから

「そうだね!」




《土曜日》

あぁ…何着たらいいんだ!!

あいつの好みの服はなんだ!?ガーリー?クール?スポーティー?

「嗚呼…づ が れ゛だ ぁ…」

結局ガーリー系のピンク色のワンピースにした。

てっ…!!今から遊ぶのに何疲れてるんだ私!!

これで用意も全部終わり!

「行ってきま~す!!」



数分後、待ち合わせ場所につく。

駅前の噴水近くのベンチに腰掛ける。

待ち合わせ時間は朝の10時半

少し人も賑わっている時刻だった。休日だからだろうか。

「ねぇ~、そこのピンクいお嬢さん!俺たちと遊ばない?」

な、なに…!?これは例のナンパか!?

「えっと、友達待っているので」

ふっ!!言ってやったぜ!!流石 蝶野雛 様だな!!

「その友達ほっといて俺たちといた方が楽しいよ?」

な…なぬ!!?完璧だと思ったのに

「いや、私友達と遊びたいんで…!」

「いいからさ~」

そういい私の手を掴み無理やり引っ張られる。

「ちょっ…!!」

立ち上がった時だった。ズキっと足首に痛みが走る。

「いっ…、」


「やめて貰えますか?」


その声と同時に掴まれた腕を離す。

「 たいき っ」

「え、これが友達~?」

「そうですけど、 ひな になにか用が?」

もうやめてよ…

「そんな友達置いといて、俺と遊ばない?」


「 ひな は友達でもあり、俺の 彼女 なんで」


こんな事されたら、

もっと好きになっちゃうじゃん…

その男はちっと舌打ちだけしてどこかへ消えてしまった。

「その…ありがとう、 たいき にしてはやるじゃん!!」

「なんだよ、それw」

「あと、その…勝手に彼女とか言っちゃってごめん」

「ぜ~んぜん!むしろ守ってくれてありがとう!!」

「そういえば、足大丈夫か?」

「ま~!これくらい大丈夫!!」

「無理すんなよ」「はぁ~い」

「なら、公園まで行くか」

「うん!!」




公園についた。

フリースペースの芝生だ、木陰にレジャーシートを引く。

「完璧!!」「だな」

そんな時私のお腹がぐぅ~っとなった。

「あっ…」

「あっははwお腹空いてるのか?」

「朝ごはん食べるの忘れてしまって…」

「ならちょっと早いけど食べるか」

「うん…!!」



「完食~!!流石食いしん坊 たいき !!」

「はぁ!? ひな の方が食いしん坊だろ!!」

「そ~かな?」


「あっ! たいき く~ん!! 蝶野 さ~ん!!」

少し奥にはラケットを持った 千夏先輩 がいた。

「千夏先輩!?どうしたんですか?」

「私たち今バドしてて、一緒にどうかなって」

「バドミントン!!?やります!!」

「あ~…」

私今ワンピースだしな、

それに…2人きりじゃなくなっちゃったし。

よし!なにか理由つけて帰ろう!!

「あ、私この後急遽予定入っちゃってぇ~!!」

「え、そうなのか?」

「そ~、ごめんね、!!」

無駄に早足になる。痛いはずの足がすらすら動く。

「それじゃ!ばいばい!!」


あぁ、なんで私いつもこう…

匡から全部聞いたよ、本当は部活あるって事…

「 ひな ~!!」

後ろから聞き覚えのある声がした。

「 たいき !?」

「ごめんな、俺がバドミントンって言葉に反応しちゃって…」

「全然!!」

「一緒にカフェとか行かない?」

「予定は?」

「今無くなった~」

「なら行くかw」

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