路地裏
出久「あー、死体ごっこ?」
死柄木「ちげぇ」
出久「………」すたすた
死柄木「おい」
死柄木「通りかかったなら助けろよ」
出久「はぁ、」
出久「変なヒーローに追われるわよく分からない死体を助けなきゃいけないわでなんなのさ」
死柄木「知らねぇよ」
出久「とりあえず歩ける?」
死柄木「歩けるわけねぇだろ」
出久「はぁ……」
出久「ここなの?BARって書いてあるけど」
黒霧「死柄木弔あなたどこに行ってたんで……」
出久「あ、こんばんは」
出久「これ(死柄木)どうすればいいですか」
黒霧「ソファにでも置いておいてください」
出久「ありがとうございます」
どさ
死柄木「おい」
出久「では僕はここら辺で」
死柄木「おい」
出久「なに?」
死柄木「お前うち(ヴィ連合)に入れよ」
出久「遠慮しときます」
黒霧「何故です?」
出久「僕にはヒーローもヴィランも似合わない、ただの一般人がちょうどいいんです」
黒霧「そうですか」
死柄木「絶対にお前をうちに入れる」
出久「どうぞご勝手に」
黒霧「シチュー作ったので、是非食べてください」
出久「ありがとうございます」
黒霧「あ、お名前は」
出久「緑谷出久です」
死柄木「出久な」
出久「でそっちの名前はなんなの」
死柄木「死柄木弔」
黒霧「私のことは黒霧と呼んでください」
黒霧「出久さん、パンとご飯どちらがいいですか?」
出久「パンですかねぇ」
黒霧「承知致しました、死柄木弔は」
死柄木「ご飯」
黒霧「では、持ってきますね」すたすた
出久「ありがとうございます」
死柄木「なあ」
出久「なに」
死柄木「お前あっち(ヒーロー)とこっち(ヴィラン)、どっちがいいんだよ」
出久「んー」
出久「強いて言うならヴィラン側かな」
死柄木「じゃあなんでこっち来ねぇんだよ」
出久「さっきも言ったけど僕にはヒーローもヴィランも似合わない一般人がちょうどいいの」
死柄木「………」
死柄木「ヒーローとヴィランに似合うも似合わないも関係なくね」
出久「……確かに」
黒霧「たまにはいい事言うんですね」
死柄木「おい「たまには」ってなんだよ「たまには」って」
出久「まぁまぁ、冷たくなる前に食べよ」
死柄木「はぁ、お前がワープじゃなかったら粉々にしてたからな」
出久「いただきます」もぐもぐ
出久「ん、おいひいれふ」もぐもぐ
死柄木「食べながら話すな」
出久「あい」もぐもぐ
死柄木「だーかーらー」
黒霧(親子のじゃれ合いみたいですね)
出久「黒霧さん、ありがとうございます」
黒霧「いえいえ、いつでも来てください」
出久「そっちに入るかはまた考えてみるよ」
死柄木「ん」
出久「それじゃ、またいつかー」
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