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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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TV音声_「速報です、〇〇県〇〇市、〇〇のマンションで、女性の飛び降り事故が起こりました____」



鷹嶺_🥀「….え…」





しばらく固まった。

まるで時が止まったかと思うぐらい。



ピコンッ…



鷹嶺_🥀「…!?」ビクッ

鷹嶺_🥀「….L…LINE…?」




LINE



沙花叉_🎣[ね、ねぇ!!ルイ姉!!今やってるニュースの飛び降り事故ってさ…]7:31




~ ~ ~




鷹嶺_🥀「…..、」

鷹嶺_🥀「そ…そんなはず…」

鷹嶺_🥀「何かの手違いじゃ…!!」

鷹嶺_🥀「そ…そうだよ..」

鷹嶺_🥀「あり得ない…から…」



LINE




鷹嶺_🥀[マリン先輩….?]7:32

鷹嶺_🥀[起きてますよね…?]7:32

鷹嶺_🥀[返事してくださいよ…]7:33

鷹嶺_🥀[お願いします…]7:33



~ ~ ~




鷹嶺_🥀「はッ…はッ…はッ…はッ」( 過呼吸

鷹嶺_🥀「嘘…嘘だ…そんなこと…!!」

鷹嶺_🥀「う”ッ…」( 口抑






鷹嶺_🥀「ッ…は~ッ…はッ、ゲホゲホッ」



…絶対私のせいだ…全部全部…私の….

マリン先輩に依存したから…

マリン先輩を好きになっちゃったから… ..

辛い思いをさせちゃったから…

信じちゃったから….

絶対そうだ…全部..全部私が…

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…



鷹嶺_🥀「マ…マリン先p…」グランッ..




バタッ…










































~ ~ ~


ヒュルルルルル…


…静かで..風の音がよく聞こえる。

そんな風が..優しく頬を撫でる…


鷹嶺_🥀(ん…?) ( 起

鷹嶺_🥀(あれ…?ここは…?)


高くて…風通しの良い屋上だ…


鷹嶺_🥀(てか…誰か…いる…?)


宝鐘_🏴‍☠️「….」


…そこには….

…“もう居ないはず”の彼女がいた。


鷹嶺_🥀(…!!マリン先輩…!!)


手を伸ばす。…なぜか..実態がない。

触れているのに、触れられない。

まるで幽霊のようだ。


鷹嶺_🥀(マ…リン先輩…、?)

鷹嶺_🥀(実態が…無いんですけど…)


タッ…タッ…タッ…


宝鐘_🏴‍☠️「….」


彼女はフェンスの後ろに行った。

…今にも落ちてしまいそうだ。


鷹嶺_🥀(….!!あ…危ないですよ!!)

鷹嶺_🥀(早くこっちに来てください!!)


…聞こえていないようだ。

そもそも…聞こえていないのではなく…

自分の声が出てないのかもしれない。


宝鐘_🏴‍☠️「….鷹嶺ルイ…」

鷹嶺_🥀(….!!はい…?って…)


彼女は私に喋りかけていたのではなく …

“写真の中の私”に喋りかけていた。


宝鐘_🏴‍☠️「今まで…ありがとうございました…そして…ごめんなさい…」ギュッ..( 写真抱


スッ….( 前倒…


鷹嶺_🥀(….!?!?マリン先輩…!!)


スッ….(手出


私は…手を握ろうとした____











































~ ~ ~


鷹嶺_🥀「…ん…?」パチッ…( 目開


次起きた場所は…病院のベッドだった。


鷹嶺_🥀「ここは…」

看護師_「…!!だ、大丈夫ですか…!?」

鷹嶺_🥀「病院…?」

看護師_「1週間も眠ってたんですよ..?」


1週間…か…そんなに寝てたんだ…

誰が通報してくれたのかな…


鷹嶺_🥀「あの…誰が通報してくれたんですか….?」

看護師_「えッ…あッ…確か…シャチのパーカーを着た子だったかしら…?」

鷹嶺_🥀「沙花叉か…」ボソッ


また今度お礼言わなきゃな~…

って…そうだ…!!!も…もしかしたら..!!


鷹嶺_🥀「あ…あのッ…!マリン先輩は. ..!!」

看護師_「マ…マリン先輩…???」

鷹嶺_🥀「私のッ…!!…友達…なんです…」

看護師_「ごめんなさい…私には…ちょっと…」

鷹嶺_🥀「そう…ですか…」


もしかしたら生きてる…

なんてね…そんな事ないか…


医者_「…すみません、遅れました…」

医者_「え~…鷹嶺ルイさん、気分はどうですか…?」

鷹嶺_🥀「あ…はい、大丈夫です… 」

医者_「では、今から色々質問をさせていただきますね、」

鷹嶺_🥀「はい…」

医者_「…先週、変な物でも食べましたかね、?」

鷹嶺_🥀「いいえ…特には…」

医者_「何か病気などはかかってましたでしょうか…?」

鷹嶺_🥀「いいえ…」

医者_「そうですか…じゃあ… 何か、精神に関わることが起こりましたかね…?」

鷹嶺_🥀「….!!」

医者_「その…悲しい事だとか..些細な事でも良いので…」

鷹嶺_🥀「….はい..ありました…」

医者_「ほう…、可能でしたら詳しく教えていただいても…?」

鷹嶺_🥀「友達…ですかね..、わかりませんが…“宝鐘マリン”という方が…」

医者_「宝鐘マリン…?」

鷹嶺_🥀「ご存知ですか…?」

医者_「えぇ、最近…というか先週…お亡くなりになられた….」

鷹嶺_🥀「…..ぅ…」


はは…だよね…生きてないよね…

….生きててほしかったな…


医者_「…ご愁傷さまです、」

鷹嶺_🥀「….マリン…先輩…、」


マリン先輩だけ…

私はマリン先輩だけだったのに…


医者_「…今日は…様子を見させていただきますので…病気で過ごしてくださいね、」

鷹嶺_🥀「…..」


どうして…裏切るんですか…?

どうして…約束を…破るんですか…?


医者_「ん…?ど…どうしましたか…?」

鷹嶺_🥀「……」


マリン先輩も…私を置いてくんですか…? 捨てないって…約束したのに…


医者_「だ…大丈夫ですか~…?」

鷹嶺_🥀「….」


マリン先輩がいないなら…こんな世界…

もう生きる価値がないですよ…


医者_「スゥ….すみません…看護師さん…連れて行ってあげて…」

鷹嶺_🥀「…..」




















































~ ~ ~


鷹嶺_🥀「…..」


マリン…先輩…


看護師_1「あの人…大丈夫かしらね..」

看護師_2「さっきから何も食べてない..」


鷹嶺_🥀「…..」


また…会いたい…な…






































~ ~ ~



現在…深夜23:00


鷹嶺_🥀「マリン…先輩…」


サッ….(立


鷹嶺_🥀「….今….行きますね…」


タッ….タッ….タッ…



































「全部私のせいだった。」

END

キミへの想いの治し方。

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