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181
先生と出会ったのは、
ジメジメとした天気の悪い雨の日だった。
私、真野結葉は子供の頃から頭痛持ちで
この日も低気圧で、頭が疼いた。
ズキズキズキズキズキズキズキズキ
「っっ……」
今は、国語の授業中だったが
あまりにも頭が痛く集中できなかったため、
授業を抜けて、保健室へと移動している。
ガラガラガラ
「失礼します…」
チラリ
保健室を覗くと、先客が居たみたいだ。
「あら、こんにちは。」
「こっちに来てー!」
保健室の桃井先生がこっちを見ながら、
にこりと微笑んで呼んだ。
ストン
保健室の椅子に座る。
「はい、じゃあクラス番号名前お願いね。」
「2年3組、22番、真野結葉です。」
「真野さんね!」
「あら?前も来たことがあるかしら?」
「聞いたことがあるわ。」
「たまに、ですかね…」
「今は授業中でしょう?」
「どーしたの?」
「低気圧で頭が痛くて…」
「そーなのね…!」
「辛かったわね…!」
「ベットが一つ空いててよかったわっ!」
「ちょっと、体温だけ測ってね…!!」
ピッ
「はい、どーぞ」
「ありがとうございます。」
私は体温計をもらうと、脇に挟む。
「ところでなんだけれど、今の状態をメモしなくてはいけないの」
「状態教えてもらってもいいかしら…?」
「あ、はい」
「ずっと、ズキズキと痛む感じです。」
「間隔としてはどうかしら?」
「ずっと、ですかね…」
「まぁ…、それはほんとに辛いわね…!」
「次の授業は休みなさい。」
「私から先生に言っておいてあげるわ……!!」
「ありがとうございます。」
ピピピッ
「測れました。」
「どれどれー?」
「37、4…、微熱ね」
「ベット案内するわ。」
「ついてきて。」
コツコツコツコツコツ
桃井先生のヒールがよく響く。
トコトコトコトコトコ
私も、ついていく。
「ここよ!」
「何かあったら教えてね。」
「ありがとうございます。」
「ちょっと、保健室から抜けることがあるけど」
「その時は、ごめんなさいね。」
ボフッ
「おやすみなさい、真野さん。」
そう言われて私は目を閉じた。
パチ
何時間経っただろうか。
頭は痛くなくなっていて、目はスッキリしていた。
ウーン
伸びをした。
ガサガサ
隣のベットから音がしたので、
びっくりして、カーテンをちらりと見てみた。
(※真似しないようにね)
顔の整った男の人が寝ていた。
制服を着ていなかったので、転校生なのか?と考えた。
パチ
男の人が目を開け、目があった。
「あっっ、すいません。」
限りなく小さい声でそう私は言った。
「ちょいちょい…」
隣から声がして、前を見ると
カーテンを開けていた。
「覗き見してたくせに、それはないんじゃない?」
透き通った声で私に言う。
「すみません……」
「音がしたもので…」
「ふっっ、なにそれっ。」
男の人が微笑む。
「あ、やっべ。」
「初日授業がないって言っても、流石に寝すぎたか…」
うん?何を言っているんだ?
「あ、俺ここの新任教師な?」
「はっっっ????」
こんなところで寝ている人が、教師?
「驚きすぎだろ。」
「星河瑞希、覚えておけよ。」
星河瑞希。先生ぽくない人だなー
「おい、いま変なこと考えてただろ?」
「考えてませんよ。」
「教師なんだなって思って。」
「あ、そーいえば」
「何年?」
「えっと、2年です。」
「あ、まじかっ」
「俺、2年担当何だけど。」
「ぐーぜんだな?」
笑いながら言った先生に、少し胸が高鳴ったような気がした。
「じゃあ、またな。」
ポンッ
頭に手を置く。
「ちょ……」
雨の日、保健室で奇跡のような出会いをしました。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。
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教師✕生徒の禁断な恋が始まります。
奇跡的な出会いを果たした、二人はどうなるのか?!
ぜひ最後まで閲覧してくれると嬉しいです!
今回は、読み切りではなく♡の数で
投稿が決まる形になります ^ > < ^ ♪
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コメント
5件
先生すごくメロい……✨ 新作良すぎるよっ😖 そして名前が可愛い‼︎
「教師なんだなって」って、そう見えませんでしたってほぼ言っちゃってる(ˆωˆ )
雨の日の保健室っていう、ひそやかな空気感がすごく素敵でした。まさか隣のベッドにいた人が新任教師だなんて……「ぐーぜんだな?」って笑う先生に、結葉ちゃんの胸が高鳴る気持ち、すごくわかります。最後の頭ポンポンも反則級にときめきました。二人の距離がどう変わっていくのか、楽しみです🌷