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猫。

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猫。

1 - 猫。

♥

51

2025年03月21日

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猫。


赤桃


nmmn注意.ᐟ.ᐟ


R要素‪✕‬


地雷さんは回れ右.ᐟ.ᐟ


赤→(元)彼氏

桃→(元)彼女



(🌸)ごめん、もう別れよ、笑

(🍍)えっ、なんで、、?

(🌸)…じゃあね、笑






(🍍)おはよ、、

リビングでまるで1人事のようにつぶやく。

前までは返事があり、俺たちの会話で賑やかだったのに今ではもったいないほど広いリビングにぽつんと1人。


朝食を済ませ、パッと皿を洗い、ソファに座り、スマホを触る。

俺のホーム画面は君と付き合って一年記念日の写真。

俺の予定が合わず、なかなか1年記念デートに行けなかった。

やっと休みがとれたのが今日。君とのデートの日だった。

そのために張り切ってプレゼントを買ってサプライズも用意して。。

だけどあの日、君を俺の元から離してしまったから、俺のデートプランは全て壊れて、今日も何気ない1日を過ごすことになった。

今君はどこで何をしているのだろう。

誰と出会って、誰とすごしているのだろう。

君のことが気になって仕方がない。

(🍍)また1から出会うことはできるのかな、笑

願うだけ無駄ならもうダメだ、笑

(🍍)もう明日なんて来なければいいのに。



君のことを考えていると、あっという間に1日が終わった。










仕事終わり、いつもの様に電車に乗って家へ帰る。

君と同棲していた時は俺が仕事が終わるといつも駅まで迎えに来てくれてたよな。

その時の君の『お疲れ様』という何気ない言葉と笑顔が仕事終わり、唯一の癒しだった。

理不尽に上司にキレられたり、会議に遅れたり、ミスをしてしまって後輩に迷惑をかけてその場から逃げ出したくなったりした時もあったけど、君の笑顔を見ると辛いことを全て忘れられた。



そんな過去のことを考えながら暗い夜道を歩く。

この時間が俺にとって1番辛い。

君がいた時の道に慣れてしまっていて、どうしても同棲していた君のことを思い出して、忘れたくても忘れられない。

(🍍)馬鹿ッ、なんであの時俺は引き留めなかったんだよッ、

今更俺は恋人のありがたさに気づいた。

仕事終わりの迎え、料理や掃除、毎日の癒し、記念日のプレゼント。幸せな生活を送れていたのは君のおかげだったという事。

もっと早く気づいていればずっと幸せだったのかもしれない。

君のために買った自分が薬指に嵌めている指輪を街灯が照らす。

そんな街灯の明かりはまるで君からのメッセージのようで。

『今更気づいたってもう遅いよ、笑』

多分君はそう言うんだろう。

(🍍)はぁ、、(溜息






どうしたってこんな毎日の気だるさは1人では治せない。

君がいなければ俺は何も出来ないままで。

今までのように楽しい訳ではなく、逆に面白いくらいにつまらない。

全力で忘れようとしてるけど全身で君を求めてる。

なのにもう一度やり直そうと考えている心を体が引き止めて。

今までのことは見て見ぬふりして猫のようにフラッと現れてよ。

何気ない毎日を1人で過ごすのはこんなに退屈なんだな。

そんな毎日も君がいれば楽しかったのにな。

君がもし捨て猫だったら腕の中で抱きしめて、怪我してるならすぐに手当するし、精一杯の温もりをあげる。

でも君を手放してしまった僕も君を捨て猫にした張本人。

そんなことには気づかず、自分勝手な言い訳を並び立ててよりを戻そうとする。

でもどうしても会いたい。忘れられない。

猫になってでも現れて欲しい。

いつか君がフラッと現れたら、俺はまた、幸せで居られる。


(🍍)なぁ、戻ってきてよ、、











おしまい( ᐙ )

「猫」という曲の歌詞を参考にしました.ᐟ.ᐟ

続きも出す予定なので待っててください.ᐟ.ᐟ

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