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レアすぎる俺のノベルストーリー( )
【母の日に最大の嫌味を込めて】
一次創作
虐待表現アリ
花言葉系の話です
地雷っぽい人はブラウザバックおねしゃす
てかなんで俺こんな時期に母の日の話書いてんの()
まぁいっか⭐︎
それではすたーと
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先生) 今日は母の日だからな〜、みんなちゃんと感謝を伝えるように!
感謝、ねぇ•••
母の日。母が生きているうちに、母に感謝を伝えるための日
俺には未だ母の日に良い思い出がない
大体、感謝もクソもない
母親) あんたなんて!あんたなんて、
ロクな飯だって貰えなかった
お小遣いなんてもってのほか。お年玉でさえも9割は親に行く
それでも産んでくれたから
お金をかけてくれたから
なけなしのお年玉でカーネーションをあげた1年生
要らないと言って捨てられた
諦めなかった2年生
カーネーション嫌いだったのかと思い、花以外にいいものを探した
ぎりぎり買えた安物のネックレス
それも要らないと売られてしまった。売れた分、親にとって得になったんじゃないかとは思うけど、当時利益のことも何もわからない自分は、捨てられたのと同じ認識だった
3年生では流石に学んだ
実用性のある物を、と母にリップをあげた
結果は変わらなかった
4年生になると、もうなにもあげなくなった
でも感謝の意がないのか、と怒られた
5年生ではお金をそのままあげた
少ないと言われたけど、今までで1番マシな反応だった
だから6年生になっても、中学生になっても、お金をあげることにした
育ち盛りになっても、相変わらず家で“普通のご飯”が出ることはなかったけど、それでも学校に行かせてくれるから、と理由を後付けして必死に感謝した
でも高校生にもなると流石にわかってくる
自分の家はおかしいと
必死にバイトして、お金を貯めて準備してきた
高校の友達が居候させてくれるから、ようやく実行できる
「この家から逃げる、壊れる前に」
実行する前日、ふと帰り道で顔を上げると花屋が目に入る
母の日に、カーネーションを買った店
なんとなく入った
明日は母の日
なんたる皮肉、と友達に実行日を聞いて思ったけど
むしろ良かったのかもしれない
「黄色のカーネーションとかってありますか?」
店員のおどろいた顔を見て、自分の記憶に間違いがないことが分かり安堵する
黄色のカーネーションの花言葉は、軽蔑や拒絶
それを母の日の前日に買っていく高校生なんてそういないだろう
店員は驚きつつ、花言葉の説明をする
店)黄色のカーネーション、誰かへのプレゼントとするのはおすすめできかねますが、、、
店)綺麗な花ではありますよね
店員のおかげで無事に買うことができた
むやみに否定してくるわけではない、いや商品だから買って欲しいのは当たり前だけど
そんな人がいるなんて、前は知らなかった
だからこそ、逃げるなんて考えられなかった
考えることから目を逸らして、自分を騙してきた
そんな自分とも、この花でケジメをつけることができたなら__
淡い期待を胸に、家に帰り準備する
今日も母は遅くまで男遊びでもしているはずだ
そんなことしてるんだったらせめてマトモな再婚相手を見つけて欲しかった
ちょっと身勝手な願いは、届くはずもなくため息となって落ちていく
日付が変わる。もう母の日だ
補導されたら、なんて考えても無駄か
その時考えよう
貯金と学校の教科書ノート、冷蔵庫にある申し訳程度の消費 期限怪しげな食料を詰め
もうずいぶん使い古したパーカーを羽織って、駅へ向かっていく
家族で囲んだこともないテーブルに、嫌なくらい綺麗な黄色のカーネーションを置いて。
さようなら、大嫌いな母
さようなら、大嫌いだった自分
母の日に最大の嫌味を込めて
ー黄色のカーネーションー
完
なんだこれ٩( ᐛ )و