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どかん!!
「いてて…」
くそが…!!女子のくせして力がありやがる。
とりま、尻もちだけで済んだが、まぁ、眼鏡は無事だしいいとするか…!
「だっさ!!!」
「だせぇ」
「マジ陰キャ」
「行こう、こんなやつ。起こす必要性もないわ」
かわい子ちゃんとその仲間たちは捨てセリフを吐いて
屋上から姿を消したのだった。
ひゅうっっと冷たい風が吹いて、俺のみじめさに拍車をかけた。
風が、彼女たちのスカートのすそを揺らしたが、パンツを見せるわけでもなく。
つうか、見たくもないがね。
俺は、よいしょと掛け声をかけて起き上がった。
「今日も、陰キャと罵倒されたぜ…」
「はぁ」
陰キャだと言われ続けて、もう耐性ができてきていた。
「さ、帰るか」
俺は屋上を後にした。