テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

『硝子の蓋の中で』



「……また、見てたでしょ。まーくん。」




「見てないですよ。」




「嘘つけ。お前、いつも目線逸らすの遅いんだよ。」




タクヤの声が、夕暮れの交差点に紛れて少し掠れていた。


それでもマサヒロは笑ってごまかす。


笑うしか、できないから。




「見てたら、なんですか。」




「なんでもない。ただ……いつまで黙ってんのかなって。」




沈黙が落ちる。


信号が赤から青に変わる音がして、遠くで誰かの笑い声がした。




「言えないっすよ、そんなの。俺が言ったら……全部、壊れる。」




「壊していいって言ったら?」




「タクヤくん…」




「だって、……俺は今、こうしてまーくんの横にいるくせに、まーくんの“好き”にはなれない。友達って言葉で、何回も心に蓋して、それでもまーくんが溢れてくんだよ。」




タクヤの声が、苦しそうに震えた。




「俺、お前に ……」




「……知ってる。」




「え?」




「ずっと前から気づいてました。タクヤくんが俺を見てることも、その目がまっすぐすぎて……俺の中で何かが切れそうなのも。」




マサヒロがふっと笑う。




「でもさ、俺、臆病なんですよ。タクヤくんに触れたら、今のままじゃいられないって分かってたんで、何度も気づかないふりしてたんです。」




「それ、……本気で言ってんのか?」




タクヤの足が、信号の先を踏み出すことを拒むように止まった。


その隣で、マサヒロが静かに呟く。




「俺も蓋してたんだ。……ずっと。タクヤくんが好きになってくれる前から、ずっと。」




静かな交差点。


人波が途切れ、二人だけの時間が流れる。




「なあ、まーくん……今、この蓋、開けてもいい?」




「……怖いけど。もう、閉じ込めるの限界です。」




「…もう隠さない。俺らのスタート地点はここからだ。」




ℯ𝓃𝒹☕︎︎𓂃 𓈒𓏸


───────

歌詞パロになっていました!

何の歌か当ててみて〜🎶


次回…『♡の数逝かないと出られない部屋』

『○○しないと出られない部屋』part3!


この投稿の♡次第で次回逝く回数が決まります✨

♡じゃんじゃん押していっぱいイかせましょーね!!


リクエストあれば、3P、4P、総受けどれでも受け付けます🙌🏻

好きなcpで妄想💭

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

316

コメント

1

ユーザー

難しいぞ、?? わかんないなぁ

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚