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コメント
1件
難しいぞ、?? わかんないなぁ
『硝子の蓋の中で』
「……また、見てたでしょ。まーくん。」
「見てないですよ。」
「嘘つけ。お前、いつも目線逸らすの遅いんだよ。」
タクヤの声が、夕暮れの交差点に紛れて少し掠れていた。
それでもマサヒロは笑ってごまかす。
笑うしか、できないから。
「見てたら、なんですか。」
「なんでもない。ただ……いつまで黙ってんのかなって。」
沈黙が落ちる。
信号が赤から青に変わる音がして、遠くで誰かの笑い声がした。
「言えないっすよ、そんなの。俺が言ったら……全部、壊れる。」
「壊していいって言ったら?」
「タクヤくん…」
「だって、……俺は今、こうしてまーくんの横にいるくせに、まーくんの“好き”にはなれない。友達って言葉で、何回も心に蓋して、それでもまーくんが溢れてくんだよ。」
タクヤの声が、苦しそうに震えた。
「俺、お前に ……」
「……知ってる。」
「え?」
「ずっと前から気づいてました。タクヤくんが俺を見てることも、その目がまっすぐすぎて……俺の中で何かが切れそうなのも。」
マサヒロがふっと笑う。
「でもさ、俺、臆病なんですよ。タクヤくんに触れたら、今のままじゃいられないって分かってたんで、何度も気づかないふりしてたんです。」
「それ、……本気で言ってんのか?」
タクヤの足が、信号の先を踏み出すことを拒むように止まった。
その隣で、マサヒロが静かに呟く。
「俺も蓋してたんだ。……ずっと。タクヤくんが好きになってくれる前から、ずっと。」
静かな交差点。
人波が途切れ、二人だけの時間が流れる。
「なあ、まーくん……今、この蓋、開けてもいい?」
「……怖いけど。もう、閉じ込めるの限界です。」
「…もう隠さない。俺らのスタート地点はここからだ。」
ℯ𝓃𝒹☕︎︎𓂃 𓈒𓏸
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歌詞パロになっていました!
何の歌か当ててみて〜🎶
次回…『♡の数逝かないと出られない部屋』
『○○しないと出られない部屋』part3!
この投稿の♡次第で次回逝く回数が決まります✨
♡じゃんじゃん押していっぱいイかせましょーね!!
リクエストあれば、3P、4P、総受けどれでも受け付けます🙌🏻