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🐼さんメインの短編集

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🐼さんメインの短編集

5 - (続くかも分からん)

♥

338

2023年03月03日

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これ結構前に書いた話

続き気になる人はコメントしてな~


_Attention

-無断転載・コピー禁止。

-この話は二次創作です。

-現実とは全く関係ありません。

-二次創作をご存じない一般の方や、関係者様の目に触れぬようご配慮お願いします。

-公共の場での閲覧はご遠慮ください。

-腐向けではありません。

_________________

大きな欠伸をし、時計を見ると5時半

もうすぐ、朝ごはんの準備をしなければ…


「ふぁ~もうこんな時間か、」


自分の部屋から出てキッチンで料理する

自分の身のことなど後だ

いつものようにさっさと行動しないと

あの人が、起きてしまう…


「あら、まだできてないのね」


「あっ、母さんごめんなさい」


「母さんなんて気安く呼ばないで、あんたなんか私の子供にふさわしくないのよ」


「はい、すいませんでした」


最悪だ…もうなんで起きてきちゃうかな…


「まだなのか」


「すいません、今、運びます」


ほら、奴も起きてきた…


「あ、おはようあなた」


「おはよう」


朝からイチャイチャしやがって…そんなことを思いながら自分の分を運ぶ


「は?誰が食っていいなんて言ったんだよッ」


「ッ、ご、ごめん、なさい」


俺は、自分の分を運んでいたらお父さん…に蹴られ腹に直撃する


「あー!!ちょっと、何お皿割ってるのよ!」


「あ、」


「『あ、』じゃないわよ!食材も無駄にして…さっさと片付けなさいよッ!」


「ッ、ウッ、ごめんなさいッ、」


「うるさい出来損ない!!片付けてさっさと消えろ!」


「…はい」


腹を蹴られて、皿を割ったのに俺のせいだって

理不尽だ…それに殴られるし、ご飯だってた食べられないし…


それから、片付けて自分の身支度をし時間を見れば学校が始まる時間の3分前…もう遅刻する!


「間に合わない!」


部屋から出て急いで玄関へ向かう途中、突然、体が冷たくなった…水をかけられた、


「急いで出てくんなよ、ビックリして水溢しちまったじゃねぇか、」


「あ、すいません…」


「これ拭いておけよ」


「え、でも、学校が…」


「チッ、うっせぇ!俺の指示が聞こえなかったのかッ!?」


「ウッ、ッ、イッ、ッ…」


「分かったか?やっとけよ」


「は、はい…」


また、殴られて、蹴られて…でも、学校の方が俺にとっては大事だ…だから、


「逃げるしかない…」


そして、俺は濡れたまま学校へ向かった





「なかむ、遅くね?」


「ぶるーくが遅刻して来なかったのにね」


「えー、僕?なんか酷くない?」


「何がだよ、遅刻常習犯が」


「えぇ~ん、みんながいじめる~」


「はいはい」


何気なく話していたら、先生が来て席に着く

そして、ぼーっとすること5分後…



ガラガラッ


「おはようございます、」


「中村~遅刻…ってなんで濡れてんだ?」


「あ、それがですね…寝坊して、学校に来る途中に水を飲もうとしたら寝ぼけてたのか全部溢しましたw」


「なんだそれwまぁ、ジャージに着替えておけ遅刻は遅刻だがな」


「はーい、すいませーん」


先生に偽りのテンションであやまり席に着く


「なかむー、おはよう」


「ん、おはよう」


「朝からやらかしとは…もはや才能だよ、」


「それほどでも…」


「褒めてねぇよ」


「www」


はぁ…どうしよう…

_________________

「なかむー!お昼だよ!」


「分かってるよ、」


「って、あれ?なかむお弁当は?」


「あー、寝坊して忘れたw」


「購買行かないの?」


「お金も持ってきてなくてさー、まぁ、そんなにお腹空いてないけど」


「えー、じゃあ、はい俺のパン半分やるよ」


「マジで?シャークん優しーありがとう」


シャークんは俺のためにパンを半分くれたけど、正直、食べる気がしない…


「おいしー」


でも、食べなきゃ、嘘を言っても…食べなきゃ


「スマイル、めっちゃお弁当少ないねー」


「いや、きりやんのがデカイんだよ」


「それなーw」


ヤバイ、食べ終わったけど、吐きそう…


「俺、ちょっとトイレ」


「ん、いてら」





教室から出てトイレの個室に駆け込んだ


「ウッ、オェッ、オェェ、ッ、オェェェッ、」


さっき、食べたばかりなのに…

最近は、食べても吐くことが多くて全然食べられていない…食べられてスープやおにぎりだけ


「ッ、」


泣きそうだけど、こんな俺が泣くなんて許されない、だから、だから…

いつものようにカッターを取り出し、

抑えられない衝動に従う


「泣いちゃだめ…」


シュッ、シュッ、シュッ


「こんなにもつらいのに、なんで?」


シュッ、シュッ、


「どうしてッ!?」


ザシュッ


「あ、ちょっとやりすぎたかな…」


いつも持っていたガーゼなので応急措置をする


「よし、みんなのところに戻ろ」




「あ、なかむー遅いじゃん」


「うん、トイレの後に知り合いに会って話してただけだから」


「それならよかった」


「次って、なんだっけ?」


「あれ…次ってテストじゃなかったけ?」


「そうだよ」


「ヤベッ、俺勉強してない」


「俺もだ、ヤバイ」


「あれ?いつものなかむさんは?」


「え?勉強してるよ?」


「えー!あの、なかむが!?」


「何々、驚きすぎだってなんとなーく勉強する気があってやっただけだし」


「なら、セーフか」


「何がだよwww」


俺って何だろう?何やってもダメなのかな…?





「あ、そうだ!ごめーん、先生に呼ばれてたんだ!だから、一緒に帰れないや」


「えー、せっかく遊びに行こうと思ったのに」


「いいよ、5人で行ってきて」


「でも、」


「朝、寝坊した俺が悪いし、遊びたいけど多分間に合わないだろうから」


「分かったよ、じゃあねなかむ」


「うん!じゃあね、」


みんなを見送って先生のところではなく、普段は鍵がかかっている屋上へ向かった


「おっ、来たな」


「マジで?wいつもこんな感じなの?」


「あいつらがいないと根が陰キャだから、コイツも大人しく来るんだわw」


「ヤバーwキモすぎw」


「で、今日は何の用?」


「あ?お前が勝手にしゃべってんじゃねぇよ」


ドスッ


「ッ、」


「何?その目、殴られたぐらいで」


「別にいつものことだからいいよ好きにして」


「マジで?wwwおもろ」


何が気に食わないのか、クラスの奴らやその先輩が俺を呼び出していつもこうして殴ったりしてくる


ドスッ ゲシッ ゴズッ


「ゲホッ、ッ、オェ、」


「ねぇー、聞いてるの?w」


ゲシッ ゴズッ


「ヴッ…」


「あーそーだ!最後にさ___」


「それいいねー」


アイツらが帰ったと思って体を起こそうとした

すると、そのときに


ザバー


「ッ、オェッ、イッ、…」


「あっ!おはよー!起こしてあげたよw」


「お前、本当にサイテーだなww」


「www」


真水をかけられた、真冬のこの1月の夕方の気温に加えジャージということもあり、寒くて、傷口が痛くて、感情がぐちゃぐちゃになるのを感じた、アイツらの声ももう聞こえない…





どれくらい、寒さと痛さに耐えたのだろうか、空には星が輝いていて、そろそろ帰らないとヤバイと思い体を起こした


「つめた、イ、?イ、タい?」


感覚が麻痺している体を無理やり動かし屋上から出て自分のカバンを取り学校から出る

財布の中身はもちろん0いつも全て盗まれる


「た、だいま、」


小さな声で玄関の扉を開ける

その時間は21時を過ぎていた


「あぁん?何だよテメェ!逃げてたのかよ」


「ッ!」


「命令したよな!」


「ごめ、ッ、」


バァリン


その瞬間右にスゴい衝撃を食らった

そして、そのまま倒れてしまった


「ッ、」


「次はどうなるか分かってるんだろうなックソガキがッ!次こそここを片付けとけッ」


「あ、いんの?なら、そこら辺片付けといてね、あの人が可哀想」


「は、ぃ」


目の前を見るとガラスで床がキラキラしていた

酒の匂いがあちこちからするからビールビンで殴られたのだと悟った…


それにしても忘れてた…朝のことなんて、

俺は、クラクラする視界に耐えながらさっきのビールビンの破片を片付け、あの人たちが食べた弁当の余りや酒の缶、ビンを片付けてなんとか風呂に向かった


そこからは記憶にない…

次に目の前に見えたのは暗い自分の部屋のドア


「あ、れ…」


あちこちが痛む体を起こし机の電気を付け時計を見ると時刻は3時過ぎだった

そして、なんとなく頭の片隅にある記憶から怪我の状況が気になり、静かに洗面台に向かった


「ッ、酷いな、これ」


鏡に映ったのは、目元が腫れ破片で頬を怪我をした自分…その顔に触れようとすると映る手は傷だらけになっていた…


自分の部屋に戻り、全身の処置をした後、スマホを手に取る

電源をつけるとあの5人からの通知がいっぱい表示されていた


[明日、遊べる?]


[遊べるんだったら、遊ぼうよ]


[先生にまだ、説教されてんのか?]


[さすがにそれはなくねw]


遊べるなら、遊びたいけど…


[ごめん、用事があるんだ]


と、送信予約をし時間的には早いが5時になっていたため朝ごはんを作るためにキッチンへ向かった…

__________________

「おはよー」


「おはよーなかむ、」


「最近、遊べなくてごめんねー」


「いいよ、忙しそうだし」


「そうそう、ってその顔の傷どうしたの?」


「あー、これ?実は金曜日に猫にひっかかれてさー野良猫ではなかったんだけどねーw」


「アレルギー大丈夫だったの?」


「うん、可愛いから近づいちゃうけど、アレルギーって結構悲しいよなーw」


なんか、俺がいなくてもみんな良いのかな?

ビールビンの傷は上手く隠したと思ってもやっぱり見えてるし…


ヤバイ…どうしよう…くるしい、


「なかむ?」


「あ、ちょっと、トイレ」


みんなが何かを言っているが、今はそれどころではない…


「ウッ、オェッ、オェェ、ッ、ゲホッ、ゲホッ」


朝に飲んだ薬のせいか吐いてしまった…と言っても最近は固形物を食べていないし、朝から何も食べていないので胃液しか出てこない


「くるし、イ…」


左腕を切ろうとしたが、右腕を確認する…

そこには何本かの赤い線

これもアイツらが、リスカに見せかけてやったやつだ…左腕は全力で否定して右腕にやらせた


キーンコーンカーンコーン


「もどらないと……」





「あ、なかむ、大丈夫?」


「ごめん、朝の牛乳が当たったのかもw」


「消費期限確認したかw」


「してないから、怪しいわw」


「おーい、HR始めるぞ」





「今日、お弁当は?」


「お腹空いてないから持ってきてないや」


「えー、大丈夫なの?」


「うん、しかも太ってきたし」


「女子かよw甘いものの食べ過ぎじゃね?」


「多分ねー」


「まぁ、無理やり食べてもだもんな」


「てか、スマイルも食わなすぎ」


「俺は、少食なんだよ」


お腹空いた感じがしなくて、お弁当なんて作れる余裕もなくて、辛い、つらい、…

_________________

「なかむー今日は?」


「ごめん!用事があるんだ」


「今日もかー、まぁ仕方がないよね」


「そうだねー帰ろっか…」


「じゃあね、」


「うん」


これでいい、うん、

おれがいなくなるのがいいんだ




「あ、」


「おい、今日も来いよ?」


「…」


「返事は?」


「…」


「チッ、テメェッ!」


俺は、廊下でアイツにあったけど、逃げた

学校から家まで走った、何も考えずに

_________________

そして、家に帰って部屋に引きこもった


なにもかんがえたくなくて、


なにもかんじたくなくて


何時かも分からないけど、外が暗くなり部屋も暗くなり始めた頃奴らの声が聞こえた


「ねぇ、ご飯は?まだ、作ってないの?」


「おいッ、早く出てきて作れ!俺たちは忙しいんだよ」


何が忙しいだ、今日は何もしたくないんだよ


しばらく、イヤホンで好きな音楽をただ流していると突然、明かりが部屋に入ってきた


「おいッ、命令だって、いつも言ってるだろ!」


めんどくさくなって、イヤホンを外しゆっくり明るい方を見るとゴミがいた


「聞いてんのか?」


「…いな」


「あぁ?」


「うっさいんだよ」


「チッ、」


「…ぁ!」


俺は、後悔した…けど、遅かった


「親に向かってなんて口聞いてんだよッ」


ドスッ ゲシッ


「ご、ッ、め、ゲホッ」


ドスッ ドスッ ボコッ ゲシッ ゲシッ


「ッ…ァ、ウッ…」


殴られ、蹴られ…

俺は、とっさにカッターを取りだした


「ッ…」


「なんだッ、それで殺されたいのかッ」


「イ゙ッ…!!!!」


ガンッ ガンッ ゴヅン


「ァ、ガッ」


ゴヅン ゴンッ ガンッ


「…」


もう…ダメだ…


「ハァッ…ハァッ…ッ…」


バタンッ





どれくらい経ったのだろうか…


意識がふわふわとしてる…


もう、いやだ…しにたい


手の届く範囲にカッターがあり、いつも切っている左腕を切ろうと思ったが、フラフラしながらキッチンへ向かい包丁を手に取り部屋に戻る


これで切ったらしねる、?


左腕をいつものように切るが痛みが少なく、何回も切っていると左腕が真っ赤だった…が、


「しなない…」


じゃあ、薬をいつものように飲めばしねる?


そう思い机の上の水を取り、

ビンに入った薬や箱の薬…自分が持っている薬を飲めるだけ飲んだ…


すると、めのまえがくらくなりはじめた

_________________

「ねぇ、なかむ遅くない?」


「きんときも遅いよね…」


「あ、先生だ」


「あれ?早くない?」


「えー、みんな、突然なんだが今日は休校だ」


「えっ、」


教室がざわざわし始める

なかむもきんときも学校に来ていない…


「ね、ねぇ、こ、これ!」


先生の発言を理解できないでいるときりやんがスマホの画面を見せてくる


[なかむの家の前にきゅえきゅうしゃがとまってていえかからはこばれていて、]


きんときがグループに送った文章は慌てて打ったがよく分かる…って、なかむが運ばれた?


「これってまさか?」


「分からないけど、きんときに連絡!」


[きんとき、学校は休校になった、それで?]


[わかんないけど、なかむが運ばれた]


[なに病院かわかる?]


[ねぇどうしよう]


[きんとき、落ち着いて]


[おちついてなんかいられないよ]


[今、どこにいる?]


[なかむのいえのまえ、]


[今すぐ行くから待ってて]

_________________

きんときの連絡でなかむの家に向かった


「あ、きんとき!!」


「あ、みんな!なかむが、なかむが!」


「わかった、落ち着いて話してくれる?」


「なかむ最近、様子が可笑しかったから、一緒に学校に行こうと思って家に行ったら、いったらね、なかむが、なかむが、ッ!」


「きんとき、病院ならきっと一番大きい白尾病院かも知れない…だから、行こう!!」


「ほんとう、?」


「確信はないが、行ってみる価値ならある、」


「よし、行こう!!」

_________________

「あの、」


「はい、どうされましたか?」


「ここに、なかむ、じゃなくて、えーと、」


「茶髪で小柄な人が運ばれてきてませんか?」


「もしかして、その人の関係者ですか?」


「友達なんです!!」


「今、緊急治療室で治療中です!こちらに」


そう言って、受付の人に連れてこられたのは緊急治療室前だった


「あ、…」


治療のランプは未だに光っていた


「なんで、?」


「ねぇ、どうして」


そのとき、俺たちは絶望した












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nakamu…

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