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「お前はいつからたばこ吸うようになったんだ?」友達とそんな話をしながらクラスの飲み会に合流する「待ってたよ、もうほとんど集まってるよ笑」そう言われ隣に腰掛ける「そういえば今日あの子来るんだってよ」「誰?」「ほらあの人だよ笑、普段ずっとマスクつけてるけど可愛いって言われてる人」「あの人来るのか?!笑__顔見れるの初めてじゃない?」「そうだな、どんな顔してるんだろうな」そんな会話をしているうちに頼んでいたレモンサワーが届く__普段クラスの集まりにあまり参加しない私は緊張のせいか酔いが回るのが少し早い気がした__「ごめんちょっと外の空気吸ってくるわ」そう言い捨てて私は外に出る
__涼しい風に当たっていると酔いも少し覚めてきたため、タバコに手をつけようとしたとき1人の女性が近づいてきた「○○くん?」私の名前を呼んだその女性はとてもアンニュイな人だった__「もしかして○○さん?」「うんそうだよ笑」「○○くんは何で外にいるの?」「はじめてこの集まりに参加したから緊張のせいか酔いの回りが早くてね笑」「そうなんだ私も今日はじめて来たから不安だったんだよね笑」彼女とは、はじめて話すのに何故か緊張しないむしろ心地良いくらいだった__「○○くんが良ければなんだけど、別のところで2人で飲まない??」いきなりの誘いに一瞬驚きはしたが私は了承した__少し離れた居酒屋に足を運ぶ___
初めて話した割には、友達からのLINEを無視して飲み放題の時間を延長してしまうほどに会話が弾んだ_別れ際に彼女とインスタを交換した、共通の友達はおらず私は少しにやけてしまった__帰り道私は以前彼女の顔を見たことがあることを思い出した、その時はじめて異性を綺麗だと感じたんだった__それからは何度か仲良くなれる機会を伺ったりした時もあったっけな、結局話せる機会がなくてたばこを吸うようになったんだっけか、、__2年前の記憶に浸っていると私のスマホにインスタの通知が一件届いた__「また遊ぼうね」___その文章を見て私は頭の中で誓いを立てた
「たばこはもうやめるか」