夜飴で〜す
今回はずっと書こうと思っていた雪このの馴れ初め(?)話です
本編へ〜れでぃご!!((
✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥
木葉side.
最近、どうもGlareを当てられている気がしてならない。例えば授業中、ふと体育中のクラスを窓から見下ろした時。例えば休み時間廊下に出て友達と話している時。割とよく話す赤葦に聞いてみたところ特に異常は感じないと言われ、俺だけがそのglareに狙われていると分かった時は背筋が凍った。全くそんな心当たりもなく、意識しないようにと意識すればするだけ、精神は擦り減っていった。
「木葉、最近調子悪い?」
「え、嘘。…大丈夫、!」
「……そっか、」
そうクラスメイトにも心配されるくらいには、酷い顔をしていたらしい。本当に心当たりがなかった。確認していない可能性と言えばマネージャー2人だが、Normalの雀田を除外すれば残るのは白福だけだ。
「……」
「……木葉さん、?」
「あ、赤葦、…………俺、もうやだ」
意味が分からない。一体、何の目的があって俺だけにGlareを当て続けているのか。何かしただろうか。何かまずいものを見たり見られたりしただろうか。悪い想像は容易にどこまでも広がって、涙が零れた。
「ちょ、木葉さん!?」
「も…むり……っ」
「……俺も、真面目に取り合えなくてすみませんでした。一緒に探しましょ?」
「っ、うん…」
唯一、現時点で想定される可能性。俺と“雇用主”の姿を見られたという、唯一最悪の可能性。正直最近の相手は適当な奴が多かったから、その可能性は大いにあり得る。でもそれは赤葦に背負わせてはいけないものだ。だから、俺が、俺が全部やらなきゃ……。そんなことばっかり考えてたから、食われたんだろうなと思う。無意識にセーフルームの前を歩き回っていたらふいに肩が重くなって、振り向こうとした瞬間耳元で甘い声が囁いた。
「ねぇ木葉〜、……Subなのだだ漏れだよ、?」
「っ、!な、んで…」
「……あれ、淫売でしょ。それもダイナミクスの」
完全にフラグ回収してしまったらしい。振りほどこうとすると力が入らなくなって、くたりと座り込んでしまう。そのままセーフールームに連れ込まれ、鍵を閉められた。
「…木葉」
「……なに」
「……“Safeword”」
「っ……あか、」
「ふふ、可愛い」
「触らないでっ…!」
あいつが一言発するごとに、身体から力が抜けていく。どうしようもなく、ただこの快感に身を任せてしまいたいと思考を放棄してしまうほどの快楽が脳を焼いた。
「ねえ…もう楽になりなよ」
「…っそれ、どういう、」
白くて細い手が俺を押し倒して、片手は俺の手を封じもう片方の手は俺の首筋をなぞっていた。Domの下にいるという事実に、身体が熱くなる。
「……わかんないんだ、可愛いね」
「なに、言ってっ…!」
教えてあげる、と耳元で甘い声が言った。ぅあ、と変な声を漏らした俺を、白福が嬉しそうに見つめているのが恥ずかしくて、顔を手で覆ってしまう。
「こ〜ら、木葉、“look”」
「ぅ、…っ」
ねっとりと、全身に纏わりつくようなGlareが俺を包んだ。不思議とDropしそうにはならなくて、頭が真っ白になっていく。ただ、きもちい、もっと、なんて、そんなことしか考えられなくなる。
「…Goodboy、よく頑張ったね、木葉」
「……ぁ、…っなん、でっ…」
今まで、何度も希ったreward。視界が滲んで、細い身体を押し返していた腕に力が入らなくなる。重量のあるバレー部の面々に比べればほとんどないに等しいような体重が俺の上に乗って、生き物の生々しい温度が伝わってくる。不思議と、気持ち悪いとは思わなかった。白福は、なんで、なんでと馬鹿の一つ覚えみたいにそればっかり繰り返す俺の頭を撫でて、小さく笑った。
「…ふふっ。だって木葉、さっきDropしなかったじゃん。相性いいね、私と」
「俺、が…?」
言葉を覚えたてのガキみたいなたどたどしい話し方でも、白福はキレることも急かすこともなく、どちらかといえば心底嬉しそうな顔で俺を見ていた。ふいに、俺の上に乗っていた白福がころりと俺の横に転がって、おもむろに立ち上がる。
「…木葉、……私と、パートナーになって」
ほんの少しだけ震えた声が白福の緊張を雄弁に語っていて、思わず笑みが零れた。つと顔を上げた俺に、断るという選択肢はなかった。
「…もちろん。というか、俺からも……俺のこと、ずっと見てて」
白福はちょっと笑って、もう一度俺の頭を撫でた。
「当たり前じゃん。…ちょっとPlayしてから戻る?」
「うん」
「りょ〜かい。それじゃ木葉、…んー、秋?」
「なにそれ。俺も呼んでいい、?」
「勿論。んー、じゃあ秋からは、雪って呼んでもらおうかな」
「……ゆ、ゅき…?//」
「…可愛い〜!ほんとにもう…秋ぃ〜」
「え?えぇ…?」
…俺は、幸せ、だな。
✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥
「へえ、で結局付き合ったんですね」
「赤葦なんでお前そんな平然としてんの…??//」
木葉の照れ屋が発覚するのは、もう少し先のお話。
✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥
終わりです!
「なんか投稿頻度遅くね?」
と思ったそこのあなた、正しいです((
最近うらつくを始めて、システム覚えたりなんだりで忙しくて…
というかそれ以前にテスト1ヶ月切ってます☆(((殴
しばらく浮上すらしない日もあるかと思いますが、何卒よろしくお願いします
よかったら、♡、フォロー、コメントよろしくお願いします
それじゃ〜おつかれ〜
コメント
4件
て、天才だぁ←何かに目覚めた人