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3年のセンパイに左手首を、強くつかまれている 杏葉(あずは)。
男の力の強さを過去にも感じたことのある杏葉は、混乱しながらも、抵抗はしない。
いや、できないと言ったほうが正しいのかもしれない。
(どうしよう……! どうすればいい……!?)
落ち着いていれば、いくつか案は出てくるだろう。
しかし、今は、真っ先に出てくるだろう逃げるという選択肢すら浮かばない。
「ふ~ん……よく見たら、結構かわいいじゃんか。そうだ。俺と仲良くならねぇか?」
杏葉の顔を、覗きこんでくるセンパイ。
「そこで、なにやってるの?」
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第9話 意味深長
「空太(くうた)……!」
振り返ると、空太が無表情で杏葉たちを見ていた。
その視線はセンパイにだけ向かっている。
「その手、放したらどうですか?」
「なんだ、オマエは?」
「彼女のク***************************
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