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「新庄ッて女性みたいな肌してるよな」
「は?」
藤井が新庄に言う。
「いや、肌綺麗だしまつ毛も長いし…
あと髪も少し長いじゃないか」
「…そうか?」
「うん。今度切りに行くか?僕とお揃いの髪型にするか?」
「それだけはやだわ」
藤井が問い掛けると
新庄が笑いながらそういう。
「えぇ…似合いそうだけどな」
藤井は新庄の頭をそッと撫でる。
新庄も目を閉じ嬉しそうに。
「…」
「なんだよ」
「煙草臭いぞ新庄…」
「蹴られてぇみたいだな」
「あはは、ごめんごめん」
そう口に手を当て笑う藤井。
新庄は何か考え込むように藤井の顔を見る。
(女っぽいっつえばどっちかと言えばこいつだろ…?)
「…??どうした?」
「なんでもねぇよ。
俺にくっ付いてんだからお前も煙草の匂いすんだろ」
「ええ…すぐに洗わないとな…。」
「俺と同じ匂いって事だから洗わなくていいじゃねぇか」
「…そうだな。新庄、今腕掴んだって事は新庄も同じ匂いがいいってことか?」
と、言われると
新庄が目を見開き顔を赤くして
「…ぁぁぁ゛。そうだよ」
「ぁはは…かわいいな。」
「うるせぇ」