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おお…第29話、めっちゃ重い展開きたな。エリスが父親♡♡♡の真相を知るシーン、読んでてこっちまで息苦しくなったわ。アフロディーテとエルロットの裏切りのデカさよ…「愛してる」って顔してた人間にこんなことされてたら、そりゃエリスも言葉失うよな。ギルバートが隣で抱きしめて落ち着かせるシーン、優しさが沁みる。続きめっちゃ気になる!🔥
「話しておきたい、こと?」
「ああ。まずはそこに座ってくれ」
「……分かり、ました」
話があると深刻そうな表情で言われたエリスはただならぬ予感を感じつつもベッドに腰掛けると、ギルバートはエリスの正面に椅子を持って来て座りこう前置きをした。
「――これから話すことは、昨日シューベルトとアフロディーテの二人の会話から読み取ったもので全てを知ることは出来なかったんだが、そこから俺が推測した部分もある。恐らくお前にとっては辛い内容になるかもしれないが聞いて欲しい」
そんな風に言われたエリスは戸惑いの色を浮かべたものの、小さな深呼吸をしてから真っ直ぐギルバートを見据え、
「分かりました、話してください。どんな内容でも、最後まで聞きます」
覚悟を決めてギルバートの話を聞くことにした。
「――まず初めに、お前の父親についてだ」
「お父様の?」
「ああ。お前の父――ルビナ国王は流行り病で亡くなったのでは無い」
「……え?」
「……国王は、殺されたんだ。後妻であるアフロディーテとその恋人関係にある宰相のエルロットによってな」
ギルバートの話は開始から衝撃的なものだった。
まさか父親であるタリムの死が病では無く、彼を愛していると思っていたアフロディーテの手によって行われたものだったということに。
「……そんな……っ、どうして……っ」
父親の死の真相を知ったエリスは深く動揺し、怒りと悲しみから身体が震えだしていた。
「エリス、お前の気持ちは分かるが今は落ち着いてくれ。悪いな、本当は迷ったんだ。この話を聞いた時お前に話すかどうか。話せば苦しめることになると分かっていたけれど、やはり知る権利があると思ったから話したんだ」
「……っ」
向かいに座っていたギルバートはエリスの隣に座り直すと彼女の身体を抱き締めながら落ち着かせるように言い聞かせた。
「……理由については分からないが俺の推測としては元々アフロディーテはエルロットによって後妻になるよう仕組まれたのでは無いかと思っている。お前の母が亡くなったのは流行り病で間違い無いとは思うが、それをきっかけにエルロットは自分と繋がりのある女を王族に引き入れることで自分の地位を何とか出来ると考えたのでは無いだろうか」
「…………っ」
エルロットはタリムが一番の信頼を置いていてとにかく優秀な人材だった。
それは城の者なら誰でも分かっていてエリス自身もそう思っていた。
ただ、思い返してみればタリムが存命の頃は優しかったエルロットも亡くなった途端に人が変わったかのように冷たくなり、アフロディーテの忠実な下僕のように尽くしていたのも今となっては二人が元から親密な関係だったからだということなのだろう。
彼らの私利私欲の為に国王である父親が殺されただけでは無く居場所までも奪われ、更には利益の為に嫁がされた挙句にそれすらも裏があったことを知ったエリスはもはや言葉にならず込み上げる怒りを抑えるのに必死だった。
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