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d社
3!
kmor
某🍓内の話を元としておりますが、
”ご本人様には一切関係ありません”
♡
「もうおらふくんのまた後では聞かない」
少し強めにそう言うと、彼は小さく肩をすくめて、でも不満そうではなく、ただ甘えているだけの顔をこちらに向ける。その瞳に、思わずこちらも微笑んでしまう。
「やだもっと聞いてよ」
小さな声で抗議するその仕草が、なんだか胸をくすぐる。頬に触れたくなるほどの柔らかさ、体の温もり、そして小さな手の力が腕にじんわり伝わってくる。
「…ほんと、甘え上手だよね」
思わず呟いた言葉に、彼はちょっとだけ照れたように、でも嬉しそうに目を細める。こちらの手をぎゅっと握るようにして、さらに体を寄せてくるその姿に、胸の奥が熱くなる。
「……このまま、ぎゅってして寝ていい?」
声は小さく、でも真剣そのもの。首元に顔を埋めたまま、体全体で甘えるその姿を見ていると、断る理由なんてひとつも思い浮かばない。そっと抱き返し、もう少しだけこの温もりを閉じ込めるように腕を回した。
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