1作目:ひまわり
塩素で淡くなった君色の髪
麦わら帽子を被って見上げる空
美しいひまわりに負けないくらい、君の笑顔は綺麗だった
その気持ちを絵にしようとなんとかキャンバスに収めた
でも記憶は薄れていくもので
あの日の眩しい君の笑顔を完璧には描けちゃいないこの絵を見ようとも心が揺れることはない
あの笑顔をもう一度見られたなら。
今度こそ
この絵は綺麗に花咲くのであろう
たとえ未完成でもこの絵は僕の宝物
僕はまだ。
あの日あの夏あの青空と
君の笑顔を超える景色をみれていないのだ。
超えることなんて、、二度とない
額縁の奥から聞こえる囁きはなんとも不気味
ふふ…とても懐かしいお話ね
忘れてないのなら良かった
忘れないでね
その言葉を述べた少女の手にはもう枯れてしまったひまわり
おひさまの届かない場所では輝けない
お月さまとは仲良くなれない
そんなお花が向日葵
悲しいけれど…
どんなに美しい花もいずれは枯れる運命にあるの
咲き誇るシーンを見たのなら
最後まで、、枯れるまでご覧なさい






