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※続きです
さら「よく耐えたね」
髙地の涙が溢れ出てきた
さら「辛かったよね?」
髙地「うん」
「死にたいくらいだった」
さら「他はどう思った?」
髙地「辛かった」
「いつか倍返ししたいって思った」
さらは相槌をうちながらずっと聞いてくれる
自分からは話さなかった
北斗side
「お母さん! でかけてくる」
「いってらっしゃい」
家では笑顔で振るまっているが
普通にいじめを受けている
気晴らしにカフェに行こうと思い
フィーネというところに行くことにした
髙地side
カランカラン
さら「お客さん来たからちょっとまってね」
優吾「うん」
「あっ 同じ学校の人」
さら「そうなの?」
優吾「うん」
「一緒の席にできるかな?」
さら「あっちがいいって言ったらね」
北斗side
カランカラン
さら「いらっしゃいませ」
「こちらへ」
案内されたのはほかのクラスの子がいる席だった
少し戸惑いもありながら席に着いた
さら「ドリンクはどうしますか?」
北斗「大丈夫です」
さら「かしこまりました」
北斗「ここって店員さんと話せるんですか?」
さら「はい」
「なにか悩みでも?」
北斗「はい」
「あっ 松村北斗です」
「高校生です」
さら「わたしも高校生です」
「さらっていうの」
北斗「さらに相談」
さら「いいよ」
「優吾もいるけど」
北斗「いいよ 逆にきいてほしい」
優吾「分かった」
北斗「いじめられてるんだ」
さら「そうなんだね」
優吾「そうなんだ」
「俺は家庭内暴力を受けてるの」
さら「そう さっき聞いた」
北斗「なんか辛くて」
さら「優吾、さっきすごい泣いてたよ」
優吾「言うなって」
さら「で?他にいじめられてどうおもった?」
北斗「殺したいと思った」
さら「そうだよねー」
北斗「さらもいじめられてたの?」
さら「いや、違う」
さら「いじめてた側」
北斗の目からハイライトが完全に消えた
北斗「敵じゃん」
さら「もとだから」
優吾「今はめっちゃ性格いいし」
北斗「すこし警戒するわ」
さら「お好きに(笑)」
「他に思ったことはない?」
北斗「いじめる側の人たちの思いを知りたい」
さら「そうだなー」
「私はそっちタイプじゃないからな」
さらは日頃のストレスの発散が
(友達に愚痴を言うのが本人に悪口言ってた)
いつのまにかいじめになっていた
さら「悪口言われる?暴力振られる?」
北斗「どっちも」
さら「そっかなら、、」
「相手は北斗のことを羨ましがってるんじゃないかな?」
「あとは期待外れだったとか」
「北斗が気にすることはないと思う」
「相手のおもいこみでそうなっているだけ」
北斗「なんか説得力あるね(笑)」
さら「ふふっ」
北斗「いじめはなくならない?」
さら「なくなるよ」
北斗「なんでいいきれるの?」
さら「考えてみな」
北斗「分かった」
さらはこれだけはなしても北斗の様子がおかしいと思っていた
こーちとちがって「辛かった」が軽かった
重みがなかった