古代中国 オニヒメ生き地獄
悪行の限りを尽くし、多くの人々の恨みを買った悪名高き人物、黄樱花。名前の由来は黄色い桜という意味だがそんな華々しい人物ではなかった。
神様の位に居たが、人間界へと足を踏み入れてしまってから位を落とされたのが時の始まりだった。黄樱花が幼い頃、両親が生け贄となった。家で両親の首が吊り下げられていた所を目の辺りにし、黄樱花はその時既に人間不信と化していたが、再び人間を信頼しようと手を伸ばした。
次は黄樱花の愛されていた弟子が殺された。それでもまた人を信頼し、人を殺されの繰り返しで生きていたがある日を境に黄樱花は、理性を保てずに自分の力で人々を皆殺しにし町を破壊した。人々はその姿を鬼のようだったが、非常に綺麗に舞っていた為鬼姫と名付け鬼姫は恐れられていた。正気を保てないまま1000年。三度処刑された後に息を引き取ったとされた。処刑された後の死体は、誰の物か言われなければ分からない程の悲惨な物だったと言われている。
彼自身の問題か、それとも町の人達の問題か…
其れについては事件から300年経ったが、一切触れられてこなかったーー
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