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チカチカと繁華街特有の下品なネオンライトが光っている。そんな中、白い雪国を象徴する彼をおぶりホテルへと歩く俺。なんて格好がつかない。
「…ロシア?」
すうすうと寝息をたてて寝ている。ついさっきまで酔っぱらって楽しそうにぺらぺらと話していたのに。最初は天文学の話で最後には考古学の話を多分していた。昔に聞いた見解をまた話してたしもう飽き飽きだ。
「はぁ…グチャグチャに酔って寝るなんてステレオタイプロシア人だな!君ってば全く!!」
「うるさいなあ、…」
「oh Sigma!起きてたのかい!?」
「ん…うるさ……ねえ、どこに向かってるの」
「ホテルだけど……どこか寄りたいところでもあるのかい?俺は付き合わないけどな!」
数分するも返答がない
「……ロシア?」
彼の顔を首を少し捻って覗き込む。
また寝やがった。全く彼は…
ロシアの介抱を押し付けてきた日本の顔面を思い出し、二度殴る。
ドアの前でロシアの胸ポケットを弄りカードキーを探す。胸をまさぐってるみたいで、なんだか居た堪れない。こっちは介抱してやってる身なのに。全体重を預けていてさすがに重いロシアを抱えながら部屋に入る。
ロシアをベッドに放り投げ上着を脱いでロシアの介抱にとりかかる。
ロシアを放った後適当に靴下とネクタイを脱ぎ捨て、冷蔵庫にあるペットボトルの水を飲み、本格的に介抱しようとベッドに向かう
スラッとした足が無気力にベッドに落ちている。
あ、まずい、ちょっとムラっとした。いや、これは…滅多にみない隙をみて興奮しちゃったというか、、……前見たイギリスが見せてきたAVの女優思い出しただけで………あぁ!なんて変態チックなんだい!…ロシアに興奮するなんてそんな…
「んぅ……あつ……い…」
喘ぐな!!
「……脱がしてあげようか?」
「ん……、うん、……、おねがい、あめりか、く……」
ジャケットを脱がし、首元のボタンを外す。
段々あらわになる肌に何故か心拍数が早くなる。落ち着いてくれ!あー!ジーザス!俺がまるで欲情してるみたいじゃないか!
「あ、きみ介抱したことないの…?」
「…は?」
「普通、ボタン外すの首元だけだよ?」
無意識にボタンを7つも外していた、胸元と腹があらわになっている。電気を適当につけただけの薄暗い部屋に白い肌が目立っている。
「なっな、そそそんなつもりじゃなくてだなっ!」
「あははっ、酔っ払いアメリカくんっ」
「違う!酔っ払いは君さ!」
「僕は酔っ払わないよ。だってロシアだよ?」
少し腹が立つ。………くすぐってやろうかな。というか効くのだろうか。好奇心に駆られ脇に手を伸ばす。
「あっ、なに」
手を適当に動かしてみる
「あはっや、やめてっアメリカくっ」
…
意外だ…効く訳ないでしょなんて冷たく言い放つロシアみながら苛立つ覚悟は出来ていたのに。oh…
「んっあ、はぁっやだっあははっやっやぁっ、」
止め時が分かんないんだぞ。
「あはっはっやめっいやだぁっはっやだぁっ」
「……」
「やだッあっん、あめりかくッ……んっふ、」
「……」
「あぁぁっひっ、あ……やだあっあっああっ」
冷や汗がとまらない
俺…はそんな…つもりじゃなかったんだけど…
次、セックス。