奇病すき
。
黄 「 殺人 、 病 … ッ 、 ? 」
好きな人を 殺さないと 、 治らない 。
今日から 好きな人を 避ける事にした 。
ザシュッ゛
避けつつ 、 いろんな人を殺めた 。
きっともう 、 俺は 天国には 行けない 。
だから 、 意地でも 生きてやろうって 、
見せかけだけでも 、 幸せになってやろうと 思った 。
翠 「 みこッ 、 ちゃ … ッ 、 ? ( 泣 」
黄 「 ぁ … 、 え 、 」
最愛の 彼に 、 殺人現場を見られた その時まで は 。
翠 「 なに 、 してるの … 、 っ ? 」
翠 「 あれ … ッ 、 夢かなぁ … ッ 、 ( 泣 」
翠 「 みこちゃんの目 、 赤いや … ッ 、 ( 泣 」
俺の目を見て 、
いやってぐらい 望んでた 、
綺麗な 涙を こぼす 。
ゆっくり近づいて それを 拭った 。
君に見えないように 、 そっと 舐めると 、
噂の通り 、 殺人衝動 は 収まった 。
だけど 、 君の 顔を 見ると 、
やっぱり また 殺人衝動に 駆られる 。
どうしようもなく 、 蹲る 。
翠 「 … みこちゃん ッ 、 」
黄 「 ぁえ 、 ? 」
翠 「 … 」
翠 「 俺 、 殺していいよ 。 」
君が あまりにも 落ち着いているから 、
本当に 殺してしまいそうに なった 。
翠 「 ねぇ 、 ほら 、 」
黄 「 ほ 、 ほらって … 、 ! 」
翠 「 大丈夫 、 俺も 楽になりたいよ 、 笑 」
そう言って 、 刃物を 持った 俺の手を 握る 。
まるで 、 俺を 殺してくれ 、 死にたいんだ って 言ってるみたいだった 。
自分の欲に負けて 、
そっと すち 君 の 胸 に 刃を 突き立てる 。
ぐしゃっ という 、
ぐろい 音と 共に 、
君の目の 光が 消えていく 。
翠 「 ありがとう 」
笑顔で 言った彼を みて 、
黄 「 こちらこそ 、 ( 泣 」
って 、 号泣しながら 返した 。
俺は その場で 、
自分のお腹に 刃を 突き刺した 。
その 刃物は 、 まだ すちくん と 一緒に 握ってた 。
一緒に いなくなれて 、
罪滅ぼしのつもり だけど 、
半分以上 おれのため 。
コメント
1件
解説 「好きな人を避けていた」んですよ。みこちゃんは。 例えば2人が両思いだったら、 すちくんは好きな人に避けられていたということになる。 少なからず、みこちゃんは苦しそうな顔で日常をすごしてたでしょう。 それが、みこちゃんが殺人病だとしったすちくん。 避けられていた理由が少しは察しがつきます。 嬉しい反面、自分のせいで好きな人を苦しめていたという現実も突きつけられる。 みこちゃんの予想通り、すちくんは「死にたかった」 好きな人に避けられてて生きる希望を失ってたから。 どっちにしろ、死にたくなる現実ばかり。 せっかくなら好きな人を楽にして、尚且つ自分の望みも叶えたい。 みたいな意味でした、 すち君を追いかけない方が良かったのかもね、みこと君♡♡